Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)

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5.1.1 C4Faultクラスによって出力されるメッセージ(KDCCP)の形式

C4Faultクラスによって出力されるメッセージの形式を次に示します。なお,KDCCPで始まるメッセージのうち,KDCCP30で始まるメッセージはDII使用時に出力されます。DII使用時に出力されるメッセージの形式については,「5.1.10 DII使用時に出力されるメッセージ(KDCCP30)の形式」を参照してください。

FaultCode:Faultコード

FaultString:メッセージ本文

FaultActor:Fault生成者

FaultDetail:Fault詳細

次に,各項目について説明します。

FaultCode:Faultコード
Faultコードは接頭辞とローカル部で構成されます。Faultコードの形式を次に示します。
{接頭辞}ローカル部
  • 接頭辞
    「{http://c4web.cosminexus.com}」が出力されます。
  • ローカル部
    「Server.」または「Client.」で始まる文字列が出力されます。
Faultコードの値は,C4FaultクラスのgetFaultCodeメソッドで取得できます。

FaultString:メッセージ本文
メッセージ本文を表します。メッセージ本文は,メッセージID,メッセージの種別およびメッセージテキストで構成されます。
メッセージ本文の形式を次に示します。
KDCCPnnnn-Yメッセージテキスト
次に各項目について説明します。
KDCCPnnnn
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
  • KDCCP
    C4Faultクラスで出力されるメッセージのプリフィックスを示します。
  • nnnn
    C4Faultクラスで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには4けたの固有の番号が付いています。
Y
メッセージの種別を表します。C4Faultクラスのメッセージ種別を次に示します。
E(ERROR):障害が発生したことを通知するメッセージです。
メッセージテキスト
メッセージの内容を表します。
なお,メッセージ本文の値はC4FaultクラスのgetFaultStringメソッドで取得できます。

FaultActor:Fault生成者
C4FaultクラスのgetFaultActorメソッドでFault生成者を取得できます。

FaultDetail:Fault詳細
C4FaultクラスのgetFaultDetailsメソッドでFault詳細を取得できます。