Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)

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3.1 メッセージの記述形式

この章でのメッセージの記述形式を次に示します。


KDALnnnnn-Y

メッセージテキスト

可変値に関する説明
説明
メッセージテキストに対する補足説明
対処
ユーザが実施する対処

なお,「可変値に関する説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。

次に,各項目について説明します。

KDALnnnnn
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
KDAL
監査ログライブラリ機能で出力されるメッセージのプリフィックスを示します。
nnnnn
監査ログライブラリ機能で管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。

Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージテキスト
監査ログライブラリ機能で出力されるメッセージテキストを示します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は,「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。

可変値に関する説明
メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名

説明
メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。

対処
ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。