Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus XML Security - Core ユーザーズガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

付録A.1 トレースの設定項目

トレース情報を出力するためには,システムプロパティまたは設定ファイルでトレースの情報を設定する必要があります。システムプロパティと設定ファイルとの両方でトレースの情報を設定した場合は,システムプロパティの設定が優先されます。ここでは,トレースに設定できる内容,および設定値について説明します。

<この項の構成>
(1) 設定内容
(2) 設定値

(1) 設定内容

トレースに設定できるトレースの情報は,次の五つです。

注※
XML Security - Coreのバージョン06-50からは,推奨する出力レベルをWARNに変更(以前のバージョンはERROR)しました。

(2) 設定値

トレースファイルの設定項目とデフォルト値を次の表に示します。なお,システムプロパティや設定ファイルに記述するときのプロパティ名は,「com.cosminexus.xml.security.logging.設定名」とします。

表A-1 トレースの設定項目に設定する値

設定項目 設定名 デフォルト値
出力レベル trace_level OFF
出力先 trace_dir ${user.dir}※1
出力先ファイル名のプレフィックス trace_fileprefix csmxsec_trace※2
出力サイズ trace_filesize 1048576
出力面数 trace_filenum 4

注※1
システムプロパティで設定されるカレントディレクトリです。

注※2
同じプロセスの中,または同時に実行される可能性があるプロセスの間で同じ名称を使用した場合,動作は保証されません。

注意
XML Security - Coreを使用してアプリケーションを実行する場合は,トレースファイルおよびトレースファイルが出力されるディレクトリに対するアクセス権が必要です。トレースファイルまたはトレースファイルが出力されるディレクトリに対してアクセス権がない場合,エラーが発生してアプリケーションを実行できません。