9.4 開発支援コマンドに関する注意事項

開発支援コマンドに関する注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) バッチファイル実行時の注意
(2) 環境変数CLASSPATHについて
(3) 開発支援コマンドの最大入力文字数について
(4) Windows Vista使用時の注意
(5) トレースとコンソール画面の出力内容に関する注意
(6) INFORMATIONメッセージおよびWARNメッセージの出力について

(1) バッチファイル実行時の注意

各バッチファイルは,インストールされたディレクトリから,ほかのディレクトリへはコピーしないで,セットアップ後の状態で使用してください。KDCCC0012-Eのメッセージが出力され,コマンドが正常に実行されない場合があります。

(2) 環境変数CLASSPATHについて

Java2WSDLコマンドおよびJava2WSDDコマンドを実行する場合,環境変数CLASSPATHを設定しているかどうかでカレントディレクトリの扱いが異なります。

(3) 開発支援コマンドの最大入力文字数について

開発支援コマンドで入力できる文字数は,8,190バイトまでです。8,190バイトを超えて入力した場合,コマンドが正常に実行されません。

(4) Windows Vista使用時の注意

開発支援コマンドは,管理者特権で実行する必要があります。開発支援コマンドは,「管理者:コマンドプロンプト」で実行してください。

「管理者:コマンドプロンプト」は,Windows Vistaで提供されている機能を使用して起動してください。起動方法の例を次に示します。

  1. [スタート]ボタンをクリックします。
  2. [プログラム]-[アクセサリ]を選択します。
  3. [コマンド プロンプト]を右クリックして,[管理者として実行]をクリックします。
    管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は,画面の指示に従って,パスワードを入力するか,または確認情報を提供してください。

(5) トレースとコンソール画面の出力内容に関する注意

開発コマンドを実行した場合に,コンソール画面に出力されている内容がトレースに出力されない,またはトレースに出力されている内容がコンソール画面に出力されないことがあります。

障害発生時には,コンソール画面とトレースに出力された内容を参照してください。

(6) INFORMATIONメッセージおよびWARNメッセージの出力について

トレースファイル出力の重要度をERRORまたはWARNに設定しても,KDCCC0222-IのINFORMATIONメッセージがトレースファイルに出力されることがあります。

また,トレースファイル出力の重要度をERRORに設定しても,KDCCC0202-W,KDCCC0211-W,およびKDCCC0221-WのINFORMATIONメッセージがトレースファイルに出力されることがあります。次の場合に出力されます。