クライアント定義ファイルは,「c4webcl.properties」というファイル名称で利用者が作成します。作成したクライアント定義ファイルは,クラスパス上に配置してください。
配置例を次に示します。
cjclstartap -classpath C:¥temp¥ <クライアントのJavaクラス名>
RPCSampleClient.war/
getUserData.html
META-INF/
MANIFEST.MF
WEB-INF/
web.xml
classes/
c4webcl.properties
localhost/
RPCSampleClient.class
:
RPCSampleClient-ejb.jar/
c4webcl.properties
META-INF/
ejb-jar.xml
MANIFEST.MF
localhost/
RPCSampleClient.class
RPCSampleClientBean.class
RPCSampleClientHome.class
:
次の表に設定するキー名称と値の一覧について示します。
表10-2 クライアント定義ファイルの設定項目
設定項目 | キー名称 | 値 | デフォルト値 (値省略時の仮定値) |
---|---|---|---|
トレースファイル,アプリケーションログのプレフィクス | c4web.logger.log_file_prefix | 任意の文字列を設定します。 「<log_file_prefix>-j2ee-<J2EEサーバのサーバ名>※1-<log_file_num>.log」がトレースファイルの名称となります。「<log_file_prefix>-j2ee-<J2EEサーバのサーバ名>※1-aplog-<log_file_num>.log」がアプリケーションログの名称となります。 | c4webcl |
多重参照(実行時オプション) | c4web.common.do_multirefs | 多重参照を有効にするかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | false |
データ型定義(実行時オプション) | c4web.common.send_xsi_types | データ型情報を送信するかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | true |
未宣言要素の無視※4 | c4web.common.ignore_undeclared_elements | XMLスキーマ(DOCUMENTスタイルのwrapped形式で引数および戻り値をラップした要素を除く)で要素宣言していないXMLインスタンスを含むSOAPメッセージを受信した場合,このXMLインスタンスを無視するかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | false |
未宣言パラメタの無視※5 | c4web.common.ignore_undeclared_parts | WSDL(RPCスタイルのwsdl:part要素,およびDOCUMENTスタイルのwrapped形式で引数および戻り値をラップした要素)で宣言していないパラメタを含むSOAPメッセージを受信した場合,このパラメタを無視するかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | false |
SOAPヘッダの名前修飾チェックオプション(実行時オプション) | c4web.common.enable_soapheader_check | SOAPヘッダの子エレメントの名前修飾をチェックするかどうかを指定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | true |
性能解析トレース出力オプション | c4web.common.prf_trace_level | ALL,NONHANDLERのどちらかを指定します。
| ALL |
文字参照形式オプション | c4web.common.character_reference | 送信メッセージ中の文字を文字参照形式にエンコードするかどうかを指定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | false |
送信できるSOAPEnvelopeの最大バイト数 | c4web.common.send_max_soap_envelope_size | 送信できるSOAPEnvelopeの最大バイト数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を指定した場合は無制限となります。 | 0 |
受信できるSOAPEnvelopeの最大バイト数 | c4web.common.receive_max_soap_envelope_size | 受信できるSOAPEnvelopeの最大バイト数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を設定した場合は無制限となります。 | 0 |
HTTPセッションの維持(実行時オプション) | c4web.application.app_maintainsession | HTTPセッションを維持するかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | false |
プロキシサーバのホスト名またはIPアドレス(実行時オプション) | c4web.application.proxy_host | プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。ホスト名またはIPアドレスを示す文字列を設定します。 | - |
プロキシサーバを使用しないホスト名またはIPアドレス群(実行時オプション) | c4web.application.non_proxy_hosts | プロキシサーバを使用しないホスト名またはIPアドレス群を設定します。ホスト名またはIPアドレスを示す文字列を設定します。複数のホスト名またはIPアドレスを指定する場合「|」で区切って設定します。※3 | - |
プロキシサーバのポート番号(実行時オプション) | c4web.application.proxy_port | ポート番号を示す文字列を設定します。 | - |
プロキシサーバの認証ユーザID(実行時オプション) | c4web.application.proxy_user | プロキシサーバの認証ユーザIDを設定します。任意の文字列を設定します。※3 | - |
プロキシサーバの認証ユーザIDに対応するパスワード(実行時オプション) | c4web.application.proxy_password | 認証ユーザIDに対応するパスワードを設定します。任意の文字列を設定します。※3 | - |
クライアントのソケットの書き込みタイムアウト値 | c4web.application.socket_write_timeout | クライアントのソケットの書き込みタイムアウト値を秒単位で設定します。0~86,400の数値を設定します。0を指定した場合はタイムアウト監視をしません。 | 60 |
クライアントのソケットの読み込みタイムアウト値 | c4web.application.socket_read_timeout | クライアントのソケットの読み込みタイムアウト値を秒単位で設定します。0~86,400の数値を設定します。0を指定した場合はタイムアウト監視をしません。 | 300 |
クライアントのソケットの接続タイムアウト値 | c4web.application.socket_connect_timeout | クライアントのソケットの接続タイムアウト値を秒単位で設定します。0~86,400の数値を設定します。0を指定した場合はタイムアウト監視をしません。 | 60 |
Javaソースファイルおよびクラスファイルの出力ディレクトリ | c4web.application.dii_temp_directory | DIIでユーザ定義のデータ型クラスを使用する場合に,WSDL定義から動的に出力されるJavaソースファイルおよびクラスファイルの出力先ディレクトリを,ローカルディレクトリ上の絶対パスで設定します。設定値は1~128文字の範囲で設定します。なお,ディレクトリ名に指定できる文字は,使用しているOSに依存します。また,ディレクトリ名のパスの区切りには,次の文字を使用してください。
| <Application Serverのインストールディレクトリ>/c4web/dii/temp |
WSDL解析およびJavaソース生成のタイムアウト値 | c4web.application.dii_wsdl_parse_timeout | DIIを使用する場合に,WSDL解析およびJavaソース生成のタイムアウト値を秒単位で設定します。0~3,600の範囲で数値を設定します。0を指定した場合はタイムアウト監視をしません。 | 45 |
ホスト名の検証 | c4web.application.hostname_verification.enable | ホスト名の検証を有効にするかどうかを設定します。trueまたはfalseを設定します。※2 | true |
送信できる添付データの最大個数 | c4web.attachment.send_max_attachment_count | 送信できる添付データの最大個数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を設定した場合は無制限となります。 | 100 |
受信できる添付データの最大個数 | c4web.attachment.receive_max_attachment_count | 受信できる添付データの最大個数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を設定した場合は無制限となります。 | 0 |
送信できる各添付データの最大バイト数 | c4web.attachment.send_max_attachment_size | 送信できる各添付データの最大バイト数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を設定した場合は無制限となります。 | 104,857,600 |
受信できる各添付データの最大バイト数 | c4web.attachment.receive_max_attachment_size | 受信できる各添付データの最大バイト数を設定します。設定値は0~2,147,483,647の数値を設定します。0を設定した場合は無制限となります。 | 0 |
退避ファイルの格納ディレクトリ名 | c4web.attachment.attachment_temp_directory | 添付ファイル付きSOAPメッセージを受信したときに生成される退避ファイルの出力先ディレクトリを,ローカルディレクトリ上の絶対パスで設定します。設定値は1~128文字の範囲で指定してください。なお,ディレクトリ名に指定できる文字は,OSに依存します。また,ディレクトリ名のパスの区切りには,次の文字を使用してください。
|
|
# TO BE REPLACED: "<cosminexus.home>",
# "<proxy-host>","<nonproxy-host1>"," <nonproxy-host2>",
# "<proxy-port>","<proxy-user>","<proxy-password>"
#c4web.logger.log_file_prefix=c4webcl
#c4web.common.do_multirefs=false
#c4web.common.send_xsi_types=true
#c4web.common.ignore_undeclared_elements=false
#c4web.common.ignore_undeclared_parts=false
#c4web.common.enable_soapheader_check=true
#c4web.common.prf_trace_level=ALL
#c4web.common.character_reference=false
#c4web.common.send_max_soap_envelope_size=0
#c4web.common.receive_max_soap_envelope_size=0
#c4web.application.app_maintainsession=false
#c4web.application.proxy_host=<proxy-host>
#c4web.application.non_proxy_hosts=<nonproxy-host1>|<nonproxy-host2>
#c4web.application.proxy_port=<proxy-port>
#c4web.application.proxy_user=<proxy-user>
#c4web.application.proxy_password=<proxy-password>
#c4web.application.socket_write_timeout=60
#c4web.application.socket_read_timeout=300
#c4web.application.socket_connect_timeout=60
#c4web.application.dii_temp_directory=<cosminexus.home>/c4web/dii/temp
#c4web.application.dii_wsdl_parse_timeout=45
#c4web.application.hostname_verification.enable=true
#c4web.attachment.attachment_temp_directory=<cosminexus.home>/c4web/attachments
#c4web.attachment.send_max_attachment_count=100
#c4web.attachment.receive_max_attachment_count=0
#c4web.attachment.send_max_attachment_size=104857600
#c4web.attachment.receive_max_attachment_size=0