2.3 SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤の設定

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤を利用する場合の設定について説明します。

バージョンアップインストールする場合は,「付録A SOAPアプリケーションの移行」を参照してください。

<この節の構成>
(1) J2EEサーバ用オプション定義ファイルの定義内容
(2) 直接編集する場合
(3) Management Serverの運用管理ポータルを利用する場合
(4) Smart Composer機能を利用する場合

(1) J2EEサーバ用オプション定義ファイルの定義内容

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤を利用するには,J2EEサーバ用オプション定義ファイルで定義します。

J2EEサーバ用オプション定義ファイルのadd.class.pathの「hitsaaj.jar」の行を有効にし,「cjjaxws.jar」と「cjjaxrs.jar」の行を無効にします。次の例に従って定義してください。

...
add.class.path=<cosminexus.home>¥c4web¥lib¥hitsaaj.jar
#add.class.path=<cosminexus.home>¥jaxws¥lib¥cjjaxws.jar
#add.class.path=<cosminexus.home>¥jaxrs¥lib¥cjjaxrs.jar
...

J2EEサーバ用オプション定義ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

注意事項
「hitsaaj.jar」,「cjjaxws.jar」,および「cjjaxrs.jar」のすべてのコメントを外した場合,またはすべてにコメントを付けた場合の動作は保証されません。

以降では,J2EEサーバ用オプション定義ファイルの編集方法を説明します。

ここで説明するどの方法でも,J2EEサーバ用オプション定義ファイルを編集(保存)したあとに,J2EEサーバを再起動してください。J2EEサーバを再起動しない場合は,編集内容が反映されません。

(2) 直接編集する場合

直接編集する場合,次の場所に格納されたJ2EEサーバ用オプション定義ファイルをテキストエディタで開き,内容を変更します。

<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/usrconf/ejb/<J2EEサーバ名>/usrconf.cfg

(3) Management Serverの運用管理ポータルを利用する場合

Management Serverの運用管理ポータルを利用する場合,[J2EEコンテナの設定]画面の「拡張パラメタ」で設定します。

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤を利用する場合の設定例を次に示します。

図2-6 運用管理ポータルによるSOAPアプリケーション開発支援機能/SOAP通信基盤の設定例

[図データ]

運用管理ポータルの[J2EEコンテナの設定]画面については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」を参照してください。

(4) Smart Composer機能を利用する場合

Smart Composer機能を利用する場合は,簡易構築定義ファイルに,J2EEの拡張パラメタとして追加します。Smart Composer機能および簡易構築定義ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤を利用する場合の設定例を次に示します。

<param>
<param-name>add.class.path</param-name>
<param-value>&lt;cosminexus.home&gt;¥c4web¥lib¥hitsaaj.jar</param-value>
</param>