Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド
トレースの重要度を変更することで,出力するトレースの情報量を変更できます。出力する情報量を多くすることで,障害発生の要因を特定しやすくなります。ただし,出力する情報量を多くすると,プログラムの処理性能への影響が大きくなります。
トレースの重要度には次のレベルがあります。
Webサービスセキュリティ機能で出力するトレースの重要度は,SOAP通信基盤またはJAX-WS機能の設定に従います。JAX-WS機能の場合の詳細を次の表に示します。
表6-4 JAX-WS機能を利用している場合のトレースの重要度
トレースの種類 | 出力内容 | 有効となる重要度 |
---|---|---|
サーバトレース | メッセージ | J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度 |
スタックトレース | J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度 | |
保守情報 | J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度 | |
クライアントトレース | メッセージ | J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度 |
スタックトレース | J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度 | |
保守情報 | J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度 |
JAX-WS機能のログの重要度の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。また,SOAP通信基盤を利用している場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
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