Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.1.3 トレースの重要度

トレースの重要度を変更することで,出力するトレースの情報量を変更できます。出力する情報量を多くすることで,障害発生の要因を特定しやすくなります。ただし,出力する情報量を多くすると,プログラムの処理性能への影響が大きくなります。

トレースの重要度には次のレベルがあります。

Webサービスセキュリティ機能で出力するトレースの重要度は,SOAP通信基盤またはJAX-WS機能の設定に従います。JAX-WS機能の場合の詳細を次の表に示します。

表6-4 JAX-WS機能を利用している場合のトレースの重要度

トレースの種類 出力内容 有効となる重要度
サーバトレース メッセージ J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度
スタックトレース J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度
保守情報 J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度
クライアントトレース メッセージ J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度
スタックトレース J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度
保守情報 J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度

JAX-WS機能のログの重要度の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。また,SOAP通信基盤を利用している場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。