javax.xml.ws.WebServiceProviderアノテーションは,javax.xml.ws.providerインタフェースを実装するクラスに指定し,プロバイダの要件を満たすクラスがWebサービスのエンドポイントを定義していることを宣言します。
javax.xml.ws.WebServiceProviderアノテーションとjavax.jws.WebServiceアノテーションは,どちらか一方しか指定できません。javax.xml.ws.WebServiceProviderアノテーションとjavax.jws.WebServiceアノテーションを同時に指定した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力されます(KDJW61098-E)。
javax.xml.ws.WebServiceProviderアノテーションは,Webサービス開始時に参照されるだけです。cjaptコマンドまたはcjwsgenコマンドの実行時には解釈されません。
targetNamespace要素には,http://またはurn:のプロトコルを名前空間として指定します。指定できる名前空間の形式および文字列を示します。
表16-26 名前空間に記述できる文字列の条件(javax.xml.ws.WebServiceProvider)
項番 | 条件 | 不正な文字列の例 | 不正な文字列を指定した場合の動作 |
---|---|---|---|
1 | 半角英数字(0~9,A~Z,a~z)だけを使用した文字列 | http://鈴木.com/ http://133.145.224.19/ http://[1080:2C14;D30:BA04:275:806:270C:418A]/ | 動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。 |
2 | Javaの予約語でない文字列 | http://xxx.com/abstract | 動作は保証されません。 |
3 | 先頭が数字でない文字列 | http://1xxx.com/ |
serviceName要素は半角英数字とアンダースコア(_)で指定します。それ以外の文字を指定した場合の動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。
portName要素は半角英数字とアンダースコア(_)で指定します。それ以外の文字を指定した場合,動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。
wsdlLocation要素については,「10.6 メタデータの発行」を参照してください。