インポート対象のWSDL定義の条件,およびインポート時の留意点について説明します。
インポート対象のWSDL定義は,次の条件を満たしている必要があります。
インポート対象のWSDL定義の拡張子は任意です。
複数のWSDL定義を組み合わせてインポートできます。ただし,最初の開始点となるインポート元のWSDL定義に,wsdl:service要素を定義する必要があります。以降の階層では,wsdl:service要素以外の要素を組み合わせて,WSDL定義をインポートできます。wsdl:service要素が定義されていない場合の動作については,「20.1.16 wsdl:service要素」を参照してください。
WSDL定義の階層的なインポートの方法を,正しい場合の例および誤っている場合の例に分けて図に示します。
図26-2 WSDL定義の階層的なインポート(正しい場合の例)
図26-3 WSDL定義の階層的なインポート(誤っている場合の例)
WSDLインポート機能では,WSDL定義を再帰的にインポートできません。再帰的にインポートしようとしても,WSDL定義を読み込まないため,wsdl:import要素が無視されます。
WSDL定義の再帰的なインポートの例を次の図に示します。
図26-4 WSDL定義の再帰的なインポートの例