39.3.2 ログファイルのローテーション

Application ServerのJAX-WS機能とJAX-RS機能では,ログを複数のファイルへローテーションして出力します。ここでは,ログファイルのローテーションについて説明します。

<この項の構成>
(1) ローテーションの方式

(1) ローテーションの方式

Application ServerのJAX-WS機能とJAX-RS機能では,WebサービスまたはWebリソースがJ2EEサーバ上で動作する場合に,出力するログの種類ごとにローテーションの切り替え方式を設定できます。ログの種類とローテーションの切り替えの設定可否を次の表に示します。

表39-3 ログの種類とローテーションの切り替えの設定可否

項番ログの種類ローテーションの切り替えの設定可否
1稼働ログ
2例外ログ×
3保守ログ
4通信ログ×
(凡例)
○:ローテーションの切り替え方式を設定できます。
×:ローテーションの切り替え方式を設定できません。
デフォルトでは,出力先ファイルが指定したファイルサイズになると,出力先を次のファイルに切り替えます(ラップアラウンドモード)。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3. トラブルシューティングのための準備」を参照してください。

Javaアプリケーションの開始コマンド(cjclstartapコマンド)で起動するWebサービスクライアントのログ,またはコマンドラインインタフェースを実行する場合のログでは,ローテーションの切り替え方式を設定できません。