2.2.1 スタブベースのWebサービスクライアントの開発の流れ

スタブベースのWebサービスクライアントの開発の流れを次の図に示します。

図2-6 Webサービスクライアントの開発の流れ(スタブベース)

[図データ]

  1. WSDLファイルを入手する(または,公開されているWSDLのURLを取得する)
    呼び出そうとしているWebサービスのメタ情報が記述されたWSDLファイルを入手します。または,呼び出そうとしているWebサービスがWSDLファイルのURLを公開している場合,URLを取得します。
  2. cjwsimportコマンドを実行する(Javaソースの生成)
    cjwsimportコマンドを実行して,入手したWSDLファイル,または取得したWSDLファイルのURLから,サービスクラスやSEIなど,Webサービスクライアントの開発・実行に必要なJavaソースを生成します。cjwsimportコマンドは,-generateServiceオプションを指定しないで実行します。cjwsimportコマンドについては,「14.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。
  3. Webサービスクライアントを実装する
    生成されたJavaソースを利用して,Webサービスクライアントを実装します。実装したWebサービスクライアントは,javacコマンドでコンパイルします。Webサービスクライアントの実装については,「3.6 Webサービスクライアントの実装」を参照してください。
  4. Webサービスを呼び出す
    作成したWebサービスクライアントを実行して,Webサービスを呼び出します。

WSDLを起点に開発する場合のスタブベースのWebサービスクライアントの開発例については,「4.5 Webサービスクライアントの開発例(WSDL起点)」を参照してください。

SEIを起点に開発する場合のスタブベースのWebサービスクライアントの開発例については,次に示す個所を参照してください。