19.3.1 javax.xml.ws.WebServiceRefアノテーション

javax.xml.ws.WebServiceRefアノテーション要素とサポート範囲を次の表に示します。

表19-33 JAX-WSのアノテーションの要素の一覧

項番アノテーションサポート
アノテーション名要素名
1javax.xml.ws.WebServiceReflookup×
2mappedName×
3name×
4type×
5value
6wsdlLocation
(凡例)
○:アノテーションおよび要素が指定できることを示します。
×:アノテーションおよび要素が指定できないことを示します(非サポート)。

要素ごとのサポート範囲について説明します。

<この項の構成>
(1) value要素(javax.xml.ws.WebServiceRef)
(2) wsdlLocation要素(javax.xml.ws.WebServiceRef)

(1) value要素(javax.xml.ws.WebServiceRef)

value要素は,javax.xml.ws.Serviceを継承するサービスクラスを指定します。

サービスクラス型のフィールドまたはメソッドに対してjavax.xml.ws.WebServiceRefアノテーションを指定した場合は,value要素を指定できません。指定した場合の動作は保証されません。

ポート型のフィールドまたはメソッドに対してjavax.xml.ws.WebServiceRefアノテーションを指定した場合は,必ず指定します。指定しない場合の動作は保証されません。

(2) wsdlLocation要素(javax.xml.ws.WebServiceRef)

wsdlLocation要素は,WebサービスのWSDL文書の位置を指定します。

指定できる方法を次に示します。

wsdlLocation要素を指定するときの注意事項について説明します。