Webサービスクライアントの形態に制限はありません。例えば,次に示すようなWebサービスクライアントを開発できます。なお,J2EEコンテナ上で動作するWebサービスクライアントを開発する場合の条件は,EJBのときはEJB 3.0以降,JSPやサーブレットなどのWebアプリケーションのときはServlet 2.5以降となります。例えば,Webアプリケーションでweb.xmlをWARファイルに含める場合は,web.xmlのバージョンを2.5以上にしてください。
- Javaアプリケーション(JavaアプリケーションからWebサービスを呼び出す)
- JSP(JSPからWebサービスを呼び出す)
- サーブレット(サーブレットからWebサービスを呼び出す)
- EJB(EJBからWebサービスを呼び出す)
- Webサービス(Webサービス実装クラスから別のWebサービスをさらに呼び出す)
Application ServerのJAX-WS機能では,次のどれかの方法でWebサービスクライアントを実装できます。
- サービスクラスとスタブを使用する(スタブベースのWebサービスクライアントの開発)
- javax.xml.ws.Dispatchインタフェースを利用する(ディスパッチベースのWebサービスクライアントの開発)
- その他のJAX-WS APIを利用する(APIベースのWebサービスクライアントの開発)
ここでは,Webサービスクライアントの実装例について説明します。また,サービスクラスやポートを使用する上での注意事項についても説明します。
- <この節の構成>
- 3.6.1 スタブベースの実装例
- 3.6.2 ディスパッチベースの実装例
- 3.6.3 JAX-WS APIを使用する場合の実装例
- 3.6.4 注意事項
- 3.6.5 アドレッシング機能を使用したWebサービスにアクセスする場合の注意事項