6.3.2 Javaソースを生成する

cjwsgenコマンドを実行して,Webサービスの開発に必要なJavaコードを追加し,任意でWebサービスのメタ情報を示すリソースファイル(WSDLおよびXML Schema定義)を生成します。

リソースファイルも生成する場合のcjwsgenコマンドの実行例を次に示します。

> cd c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥server¥
> "%COSMINEXUS_HOME%¥jaxws¥bin¥cjwsgen.bat" -r WEB-INF¥wsdl -d WEB-INF¥classes -cp WEB-INF¥classes com.sample.AddNumbersImpl

cjwsgenコマンドが正常に終了すると,c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥server¥WEB-INF¥classes¥com¥sample¥ディレクトリに,Javaソースが生成されます。なお,com¥sample¥(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。

生成物の一覧を次の表に示します。

表6-3 Javaソース生成時の生成物(SEI起点・cjwsgenコマンド)

ファイル名説明
Add.javaWSDL定義の「オペレーション」の要求メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
AddResponse.javaWSDL定義の「オペレーション」の応答メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
AddNumbersFaultBean.java例外クラスのAddNumbersFaultに対応するJavaBeanクラスです。

ファイル名のAddおよびAddNumbersFaultは,Webサービス実装クラスで公開するメソッド名,ポートタイプのローカル名,およびWebサービス実装クラスでスローする例外のクラス名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名のマッピングについては,「15.1.3 オペレーションからメソッド名へのマッピング」を参照してください。

なお,リソースファイルはc:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥WEB-INF¥wsdl¥ディレクトリに生成されます。