AttachmentPartクラスのメソッドを使用する場合の注意事項を示します。
- addMimeHeader(String name, String value)メソッドまたはsetMimeHeader(String name, String value)メソッドでMIMEヘッダを設定しても,送受信時のSOAPメッセージ上にMIMEヘッダは現れません。
- addMimeHeader(String name, String value)メソッドまたはsetMimeHeader(String name, String value)メソッドのvalue引数に指定した値は,MIMEヘッダの値に設定されます。
- getAllMimeHeaders()メソッドではContent-Transfer-Encodingヘッダを取得できません。Application ServerのJAX-WS機能では,添付ファイルは常にバイナリ形式で送信されるため,AttachmentPartのContent-Transfer-Encodingヘッダの値はbinaryになります。
- getContentLocation()メソッドを使用した場合の動作は保証されません。
- setContentLocation(String contentLocation)メソッドを使用した場合の動作は保証されません。Content-Locationヘッダの代わりにAttachmentPart#setContentIdメソッドで設定したContent-Idヘッダを使用する必要があります。
- 次に示すメソッドのcontentType引数に指定した値がContent-Typeヘッダの値に設定されます。そのため,添付ファイルの型に適合するMIMEタイプを指定する必要があります。不正なMIMEタイプを指定した場合の動作は保証されません。
- setBase64Content(InputStream content, String contentType)
- setContentType(String contentType)
- setRawContent(InputStream content, String contentType)
- setRawContentBytes(byte[] content, int offset, int len, String contentType)
- setContent(Object object, String contentType)メソッドのcontentType引数にnullまたは標準仕様で定義されていないMIMEタイプを指定しないでください。指定した場合の動作は保証されません。
- setContent(Object object, String contentType)メソッドの第1引数には,第2引数に指定したMIMEタイプに適合するオブジェクトを指定してください。適合しないオブジェクトを指定した場合の動作は保証されません。また,nullを指定した場合の動作も保証されません。
- setContentId(String contentId)メソッドのcontentId引数にnullまたは空文字を指定した場合は,その値がContent-Idヘッダの値に設定されます。
- setRawContentBytes(byte[] content, int offset, int len, String contentType)メソッドのoffset引数には正しいオフセットを,len引数には正しいサイズを指定してください。不正な値を指定した場合の動作は保証されません。