WSDL作成時の注意事項について説明します。
Application ServerのJAX-WS機能では,XML Schema仕様のxsd:NCName型の制限に違反しないかぎり,半角英数字(0~9,A~Z,a~z)およびアンダースコア(_)を使用できます。半角英数字およびアンダースコア以外の文字を使用した場合,動作は保証されません。
wsdl:input要素とwsdl:output要素の子要素として記述するSOAPボディおよびSOAPヘッダの記述と,SOAPボディおよびSOAPヘッダから参照されるwsdl:part要素の記述について説明します。
以降では,SOAP 1.1仕様の場合を例に説明します。SOAP 1.2仕様の場合は,名前空間や要素名,属性値などを読み替えてください。
soap:body要素にparts属性を記述する場合でも,記述しない場合でも,親要素となるwsdl:input要素またはwsdl:output要素から参照されるwsdl:message要素の子要素には,wsdl:part要素を1個だけ記述してください。
soap:header要素を記述しない場合の記述例を次の図に示します。
図20-3 soap:header要素を記述しない場合の記述例
soap:header要素を記述する場合,次に示す内容に従って定義してください。
soap:header要素を記述する場合の記述例を次の図に示します。
図20-4 soap:header要素を記述する場合の記述例
soap:address要素またはsoap12:address要素のlocation属性には,次に示す形式のURLを指定できます。