cjwsimportコマンドを実行すると,SEIなど,Webサービスの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「14.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。
cjwsimportコマンドの実行例を次に示します。
> cd c:¥temp¥jaxws¥works¥wsrm¥server¥ |
cjwsimportコマンドが正常に終了すると,c:¥temp¥jaxws¥works¥wsrm¥server¥src¥com¥example¥sample¥ディレクトリに,Javaソースが生成されます。com¥example¥sample¥(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。
生成物の一覧を次の表に示します。
表35-3 SEI生成時の生成物(WSDL起点)
ファイル名 | 説明 |
---|---|
JaxWsTest1.java | WSDL定義の「要求メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
JaxWsTest1Response.java | WSDL定義の「応答メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
ObjectFactory.java | JAXB 2.2仕様のObjectFactoryクラスです。 |
package-info.java | package-info.javaファイルです。 |
TestJaxWs.java | TestJaxWsポートタイプに対応するSEIです。 |
TestJaxWsImpl.java | TestJaxWsポートタイプに対応するスケルトンクラスです。 |
UserDefinedFault.java | WSDL定義の「フォルトメッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラス(フォルトbean)です。 |
UserDefinedException.java | フォルトbeanのラッパ例外クラスです。 |
ファイル名のJaxWsTest1,TestJaxWs,およびTestJaxWsImplは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名とJavaソースとのマッピングについては,「15. WSDLからJavaへのマッピング」を参照してください。