javax.jws.WebParamアノテーションは,引数のマッピングをカスタマイズするときに使用できます。
javax.jws.WebParamアノテーションを使用したカスタマイズ例を次の図に示します。
図16-15 javax.jws.WebParamアノテーションを使用したカスタマイズ例
引数をヘッダパラメタとしてマッピングする場合,header要素の要素値に"true"を指定します。
header要素は,non-wrapperスタイルで指定できます。wrapperスタイルで指定した場合,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力されます(KDJW61037-E)。
name要素は,wrapperスタイルの場合,引数からマッピングするwrapper要素の子要素の名前をカスタマイズするときに使用します。non-wrapperスタイルの場合,引数からマッピングするグローバル要素のローカル名をカスタマイズするときに使用します。non-wrapperスタイルでpartName要素を指定していない場合,name要素の要素値を指定することで,パート名もカスタマイズできます。
name要素を指定するときの注意事項について説明します。
partName要素は,パート名のマッピングをカスタマイズするときに指定します。
partName要素を指定するときの注意事項について説明します。
mode要素では,パラメタの流れる方向を表す値を指定します。指定できる値を次に示します。
targetNamespace要素は,引数からマッピングするグローバル要素の名前空間をカスタマイズするときに使用します。
targetNamespace要素には,http://またはurn:のプロトコルを名前空間として指定します。指定できる名前空間の形式および文字列を示します。
表16-14 名前空間に記述できる文字列の条件(javax.jws.WebParam)
項番 | 条件 | 不正な文字列の例 | 不正な文字列を指定した場合の動作 |
---|---|---|---|
1 | 半角英数字(0~9,A~Z,a~z)だけを使用した文字列 | http://鈴木.com http://133.145.224.19/ http://[1080:2C14;D30:BA04:275:806:270C:418A]/ | 動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。 |
2 | Javaの予約語以外の文字列 | http://xxx.com/abstract | 動作は保証されません。 |
3 | 先頭が数字でない文字列 | http://1xxx.com |