39.3.3 ログの出力先

利用する場面ごとに,ログの出力先について説明します。

<この項の構成>
(1) J2EEサーバ上のWebサービス,およびWebサービスクライアントを利用する場合
(2) コマンドラインインタフェースでWebサービスクライアントを利用する場合
(3) コマンドを実行する場合
(4) J2EEサーバ上のWebリソース,およびWebリソースクライアントを利用する場合
(5) コマンドラインインタフェースでWebリソースを利用する場合

(1) J2EEサーバ上のWebサービス,およびWebサービスクライアントを利用する場合

J2EEサーバ上で動作するWebサービス,およびWebサービスクライアント(サーブレットやEJBなど)のログの出力先を次の表に示します。

表39-4 ログの出力先(J2EEサーバ上で動作するWebサービスやWebサービスクライアントの場合)

項番ログの種類出力先ディレクトリファイル名
1稼働ログ<ejb.server.log.directory>/CJW
ラウンドアップ方式の場合
cjwmessage?.log
シフト方式の場合
カレントログファイル:cjwmessage.log
バックアップファイル:cjwmessage?.log
2例外ログ<ejb.server.log.directory>/CJWcjwexception?_?.log
3保守ログ<ejb.server.log.directory>/CJW/maintenance
ラウンドアップ方式の場合
cjwmessage?.log
シフト方式の場合
カレントログファイル:cjwmessage.log
バックアップファイル:cjwmessage?.log
4通信ログ<ejb.server.log.directory>/CJWcjwtransport?_?.log
注意事項
  • <ejb.server.log.directory>は,J2EEサーバのログの出力先になります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3.3.6 J2EEサーバのログ取得の設定」を参照してください。
  • ファイル名の「?」は面数を表します。
  • ログ初期化処理前に問題が発生した場合は,Component Containerの稼働ログ(cjmessage?.log)にログが出力されます。
  • カレントログファイルとは,出力先のログファイルを示します。
  • バックアップファイルとは,ローテーションによってバックアップされるログファイルを示します。

(2) コマンドラインインタフェースでWebサービスクライアントを利用する場合

Javaアプリケーションの開始コマンド(cjclstartap)で,Webサービスクライアントを起動する場合のログの出力先を次の表に示します。

表39-5 ログの出力先(コマンドラインインタフェースでWebサービスを利用する場合)

項番ログの種類出力先ディレクトリファイル名
1稼働ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJW
cjwmessage?.log
2例外ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJW
cjwexception?_?.log
3保守ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJW/maintenance
cjwmessage?.log
4通信ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJW
cjwtransport?_?.log
注意事項
  • <ejbserver.client.log.directory>,<ejbserver.client.ejb.log>,および<ejbserver.client.log.appid>は,EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先になります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「4.5.2 EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先」を参照してください。
  • ファイル名の「?」は面数を表します。
  • ログ初期化処理前に問題が発生した場合は,Component Containerの稼働ログ(cjclmessage?.log)にログが出力されます

(3) コマンドを実行する場合

コマンドを実行する場合のログの出力先を次の表に示します。

表39-6 ログの出力先(コマンドを実行する場合)

項番ログの種類出力先ディレクトリファイル名
1稼働ログ<コマンドログ出力先ディレクトリ(com.cosminexus.jaxws.tool.log.directory)>cjwsimportコマンドの場合:cjwsimport?.log
cjaptコマンドの場合:cjwapt?.log
cjwsgenコマンドの場合:cjwsgen?.log
2例外ログ<コマンドログ出力先ディレクトリ(com.cosminexus.jaxws.tool.log.directory)>cjwsimportコマンドの場合:cjwsimportex?_?.log
cjaptコマンドの場合:cjwaptex?_?.log
cjwsgenコマンドの場合:cjwsgenex?_?.log
3保守ログ<コマンドログ出力先ディレクトリ(com.cosminexus.jaxws.tool.log.directory)>/maintenancecjwsimportコマンドの場合:cjwsimport?.log
cjaptコマンドの場合:cjwapt?.log
cjwsgenコマンドの場合:cjwsgen?.log
注意事項
  • <コマンドログ出力先ディレクトリ(com.cosminexus.jaxws.tool.log.directory)>は動作定義ファイルのプロパティで設定します。デフォルトの出力先は,<Application Serverのインストールディレクトリ>/jaxws/logsになります。
    プロパティについては,「10.1.2 共通定義ファイルの設定項目」を参照してください。
  • ファイル名の「?」は面数を表します。

(4) J2EEサーバ上のWebリソース,およびWebリソースクライアントを利用する場合

J2EEサーバ上で動作するWebリソース,およびWebリソースクライアント(サーブレットやEJBなど)のログの出力先を次の表に示します。

表39-7 ログの出力先(J2EEサーバ上で動作するWebリソースやWebリソースクライアントの場合)

項番ログの種類出力先ディレクトリファイル名
1稼働ログ<ejb.server.log.directory>/CJR
ラウンドアップ方式の場合
cjrmessage?.log
シフト方式の場合
カレントログファイル:
cjrmessage.log
バックアップファイル:
cjrmessage?.log
2例外ログ<ejb.server.log.directory>/CJRcjrexception?_?.log
3保守ログ<ejb.server.log.directory>/CJR/maintenance
ラウンドアップ方式の場合
cjrmessage?.log
シフト方式の場合
カレントログファイル:
cjrmessage.log
バックアップファイル:
cjrmessage?.log
4通信ログ<ejb.server.log.directory>/CJRcjrtransport?_?.log
注意事項
  • <ejb.server.log.directory>は,J2EEサーバのログの出力先になります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3.3.6 J2EEサーバのログ取得の設定」を参照してください。
  • ファイル名の「?」は面数を表します。
  • ログ初期化処理前に問題が発生した場合は,Component Containerの稼働ログ(cjrmessage?.log)にログが出力されます。
  • カレントログファイルとは,出力先のログファイルを示します。
  • バックアップファイルとは,ローテーションによってバックアップされるログファイルを示します。

(5) コマンドラインインタフェースでWebリソースを利用する場合

Javaアプリケーションの開始コマンド(cjclstartap)で,Webリソースクライアントを起動する場合のログの出力先を次の表に示します。

表39-8 ログの出力先(コマンドラインインタフェースでWebリソースを利用する場合)

項番ログの種類出力先ディレクトリファイル名
1稼働ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJR
cjrmessage?.log
2例外ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJR
cjrexception?_?.log
3保守ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJR/maintenance
cjrmessage?.log
4通信ログ<ejbserver.client.log.directory>/
<ejbserver.client.ejb.log>/
<ejbserver.client.log.appid>/CJR
cjrtransport?_?.log
注意事項
  • <ejbserver.client.log.directory>,<ejbserver.client.ejb.log>,および<ejbserver.client.log.appid>は,EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先になります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「4.5.2 EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先」を参照してください。
  • ファイル名の「?」は面数を表します。
  • ログ初期化処理前に問題が発生した場合は,Component Containerの稼働ログ(cjclmessage?.log)にログが出力されます