cjwsimportコマンドを実行すると,サービスクラスなど,Webサービスクライアントの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「14.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。
cjwsimportコマンドの実行例を次に示します。
> cd c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥client¥ |
cjwsimportコマンドが正常に終了すると,c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥client¥src¥com¥sample¥ディレクトリに,Javaソースが生成されます。なお,com¥sample¥(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。
生成物の一覧を次の表に示します。
表6-4 サービスクラス生成時の生成物(SEI起点・cjwsgenコマンド)
ファイル名 | 説明 |
---|---|
Add.java | WSDL定義の「オペレーション」の要求メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。 |
AddResponse.java | WSDL定義の「オペレーション」の応答メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。 |
ObjectFactory.java | JAXB 2.2仕様のObjectFactoryクラスです。 |
package-info.java | package-info.javaファイルです。 |
AddNumbersImpl.java | WSDL定義の「サービス」に対応するSEIです。 |
AddNumbersImplService.java | サービスクラスです。 |
AddNumbersFault.java | AddNumbersFaultに対応するJavaBeanクラスです。 |
AddNumbersFault_Exception.java | フォルトbeanのラッパ例外クラスです。 |
ファイル名のAdd,AddNumbersImpl,およびAddNumbersImplServiceは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名のマッピングについては,次の個所を参照してください。