cjwsgenコマンドを実行して,Webサービスの開発に必要なJavaコードを追加し,任意でWebサービスのメタ情報を示すリソースファイル(WSDLおよびXML Schema定義)を生成します。
リソースファイルも生成する場合のcjwsgenコマンドの実行例を次に示します。
> cd c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥server¥ |
cjwsgenコマンドが正常に終了すると,c:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥server¥WEB-INF¥classes¥com¥sample¥ディレクトリに,Javaソースが生成されます。なお,com¥sample¥(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。
生成物の一覧を次の表に示します。
表6-3 Javaソース生成時の生成物(SEI起点・cjwsgenコマンド)
ファイル名 | 説明 |
---|---|
Add.java | WSDL定義の「オペレーション」の要求メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。 |
AddResponse.java | WSDL定義の「オペレーション」の応答メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。 |
AddNumbersFaultBean.java | 例外クラスのAddNumbersFaultに対応するJavaBeanクラスです。 |
ファイル名のAddおよびAddNumbersFaultは,Webサービス実装クラスで公開するメソッド名,ポートタイプのローカル名,およびWebサービス実装クラスでスローする例外のクラス名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名のマッピングについては,「15.1.3 オペレーションからメソッド名へのマッピング」を参照してください。
なお,リソースファイルはc:¥temp¥jaxws¥works¥wsgen¥WEB-INF¥wsdl¥ディレクトリに生成されます。