20.1.11 wsdl:binding要素
wsdl:binding要素のサポート範囲を説明します。
- wsdl:definitions要素の子要素として,1個から255個まで記述できます。省略できません※。省略または256個以上記述した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51100-E)。
- 注※
- WSDLのインポート機能を使用する場合は,インポート関係にあるすべてのWSDL内で1個あれば足りるので,この場合は省略できます。また,インポート関係にあるすべてのWSDL内での合計が上限になります。
- 子要素として次に示す要素を指定できます。次に示すWSDL要素以外の要素を指定した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。cjwsimportコマンドで無視しない拡張要素のうち,次に示す要素以外の拡張要素を指定した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51102-E)。
- wsdl:documentation要素
- soap:binding要素(SOAP 1.1仕様のSOAPバインディングのための拡張要素)※
- soap12:binding要素(SOAP 1.2仕様のSOAPバインディングのための拡張要素)※
- jaxws:bindings要素(JAX-WS 2.2仕様のバインディング宣言)
- wsaw:UsingAddressing要素(WS-Addressing 1.0仕様の拡張要素)
- wsdl:operation要素
- 注※
- soap:binding要素とsoap12:binding要素は,どちらかを選択して指定してください。両方の要素を指定することはできません。
- wsdl:binding要素の子要素は,上記の順序で指定してください。指定順序を誤った場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。ただし,次に示す要素の順序は入れ替わってもかまいません。
- soap:binding要素またはsoap12:binding要素
- jaxws:bindings要素
- wsaw:UsingAddressing要素
- 次の属性を指定できます。次の属性以外を指定した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。
- <この項の構成>
- (1) name属性(wsdl:binding要素)
- (2) type属性(wsdl:binding要素)
(1) name属性(wsdl:binding要素)
wsdl:binding要素に含まれるname属性のサポート範囲を説明します。
- 1個だけ記述できます。省略できません。省略した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。2個以上記述した場合は,XML Processorのエラーになります。
- 指定できる値については,「20.2(1) NCName型に指定できる値」を参照してください。
(2) type属性(wsdl:binding要素)
wsdl:binding要素に含まれるtype属性のサポート範囲を説明します。
- 1個だけ記述できます。省略できません。省略した場合は,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。2個以上記述した場合は,XML Processorのエラーになります。
- 参照できるwsdl:definitions要素以下に宣言されているwsdl:messageをQNameで指定します。