次の図に示すRESTful Webサービス(Webリソース)の構成を基に,JAX-RSエンジンの機能について説明します。
図1-4 RESTful Webサービスの構成
![[図データ]](figure/zu010600.gif)
- JAX-RSエンジン
RESTful Webサービス(Webリソース)の通信基盤となるエンジンです。
- Webリソースクライアント側のJAX-RSエンジン
WebリソースクライアントからRESTful Webサービス用クライアントAPIを介してJavaオブジェクトを受け取り,HTTPリクエストを生成します。生成したHTTPリクエストは呼び出し先のWebリソースに送信します。
また,WebリソースからHTTPレスポンスを受け取り,Javaオブジェクトを生成します。生成したJavaオブジェクトはWebリソースクライアントに返します。
- Webリソース側のJAX-RSエンジン
クライアントからHTTPリクエストを受け取り,対象となるリソースクラスを見つけ出し(ディスカバリ),要求に対応するメソッドを呼び出します(ディスパッチ)。また,対象となるリソースクラスからHTTPレスポンスを生成し,呼び出し元に返します。JAX-RSエンジンはディスパッチの際,リソースクラスに含まれるアノテーションに基づき,必要なインジェクションを行います。
- RESTful Webサービス用クライアント API
RESTful Webサービス(Webリソース) を呼び出すクライアントで使用できるAPIです。