スキーマキャッシュ機能には,スキーマキャッシュを操作する次の機能があります。
スキーマキャッシュ機能の処理の流れを次に示します。
図3-1 スキーマキャッシュ機能の処理の流れ
従来のスキーマ検証は,同じスキーマを使う場合でも,検証のたびにスキーマ文書そのものをパースしてgrammarオブジェクトを作成します。一方,スキーマキャッシュ機能を使用すると,あらかじめ作成されたgrammarオブジェクトを再利用するため,スキーマ文書解析のオーバーヘッドを軽減できます。
1つのスキーマ文書を使用して複数のインスタンス文書をスキーマ検証する場合の,キャッシュを利用するスキーマキャッシュ機能を使用したスキーマ検証と,キャッシュを利用しない従来のスキーマ検証の処理の例を次に示します。
図3-2 スキーマキャッシュ機能を使用したスキーマ検証と従来のスキーマ検証の処理の違い