3.4.11 チューニング詳細ファイルの詳細

チューニング詳細ファイルのファイル名,出力形式,およびファイルサイズの上限値を次に示します。

<この項の構成>
(1) ファイル名(チューニング詳細ファイル)
(2) 出力形式(チューニング詳細ファイル)
(3) 合計ファイルサイズの上限値

(1) ファイル名(チューニング詳細ファイル)

csmjaxp_ppxml_{事前解析用XML文書を表す文字列}_{解析対象のXML文書を表す文字列}_{連番}.txt

事前解析用XML文書を表す文字列
事前解析用XML文書の絶対パスの末尾部分から,最後に出現するピリオド(.)以降を除いたものです。
例:事前解析用XML文書の絶対パスが「D:¥home¥xml¥training¥tr1.xml」の場合
事前解析用XML文書を表す文字列は,「tr1」となります。
解析対象のXML文書を表す文字列
解析対象となるXML文書のシステム識別子の末尾部分から,最後に出現するピリオド以降を除いたものです。
例:解析対象のXML文書のシステムIDが「file:/home/xml/data/novelA.xml」の場合
解析対象のXML文書を表す文字列は,「novelA」となります。
連番
00~99の連番です。解析ごとに増加します。
なお,J2EEサーバまたはWebコンテナを再起動すると「00」にリセットされます。また,「99」の次は「00」となります。

(2) 出力形式(チューニング詳細ファイル)

出力行出力内容
1行目チューニング詳細ファイルであることを示すヘッダ

Cosminexus XML Processor Fast Parse Function Tuning Detail Information

2行目チューニング詳細ファイルが作成された日時
3行目事前解析用XML文書のファイル名
4行目解析対象のXML文書のシステム識別子
システム識別子が設定されていない場合は,nullが出力されます。
5行目マッチング情報の開始を示すヘッダ

Matching Information start

6行目以降マッチング情報(マッチング処理の履歴)
マッチング処理に成功している場合
o:{マッチング処理の対象とした要素・属性}
マッチング処理に失敗している場合
x:expected {マッチングを試みたパターン} but {解析対象XML文書中に出現したパターン}
最終行から2行目マッチング情報の終了を示すフッタ

Matching Information end

最終行マッチング処理の成功率
成功回数÷マッチング処理の実行回数×100(%)
ただし,マッチング処理が1回も実行されなかった場合は,0.0%と出力されます
注※
要素または属性の一部だけが出力されることがあります。また,要素または属性の前後の文字が出力されることがあります。具体例は出力例を参照してください。

出力例
[図データ]

(3) 合計ファイルサイズの上限値

32MB

注※
出力済みのチューニング詳細ファイルの合計ファイルサイズが32MBを超えた場合,それ以降はチューニング詳細ファイルが生成されません。
例えば,次の1~5の順にチューニング詳細ファイルが生成される場合,4のファイルが生成された時点で1~4の合計ファイルサイズが40MBとなり,32MBを超えているため,5のファイルは生成されません。
  1. csmjaxp_ppxml_trl_novelistA_00.txt(10MB)
  2. csmjaxp_ppxml_trl_novelistB_00.txt(10MB)
  3. csmjaxp_ppxml_trl_novelistC_00.txt(10MB)
  4. csmjaxp_ppxml_trl_novelistD_00.txt(10MB)
  5. csmjaxp_ppxml_trl_novelistE_00.txt(10MB)
なお,合計ファイルサイズの上限値は,次のシステムプロパティで変更できます。
システムプロパティ名
com.cosminexus.jaxp.preparsedxml.tuning.detailfile_totalmaxsize
0以上の整数を指定します。単位はMBです。
このプロパティを設定していない場合,および範囲外の値が指定された場合は,32が設定されます。