3.9.1 互換オプション機能の概要

XML Processorの互換オプション機能では,XMLスキーマを使った検証パースの互換機能を使用できます。検証パースの互換機能では次に示す項目に対して,06-00の動作と07-00以降の動作とを切り替えられます。

表3-24 検証パースの互換機能で切り替えられる動作

項目XML Processor 06-00の動作XML Processor 07-00以降の動作
スキーマ文書やインスタンス文書が不正な構文のURIを参照した場合例外はスローされません。次の例外がスローされます。
  • JDK5で動作する場合
    IllegalArgumentException
  • JDK6で動作する場合
    NullPointerException またはIllegalArgumentException
存在しないスキーマ文書を参照した場合KECX06069-Eエラー(warningイベント)は通知されません。KECX06069-Eエラー(warningイベント)が通知されます。