2.1.4 javax.interceptorパッケージに含まれるアノテーションのサポート一覧

javax.interceptorパッケージのアノテーションの適用範囲を説明します。ここでは,コンポーネントごとに記述できるアノテーションを説明します。

javax.interceptorパッケージのアノテーションは,CDIアプリケーションでも利用できます。ただし,EJBと組み合わせて利用する場合は注意が必要です。注意事項の詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「9. アプリケーションサーバでのCDIの利用」を参照してください。

<この項の構成>
(1) WARファイル(Servlet 3.0/Servlet 2.5対応)
(2) EJB-JARファイル(EJB3.1/EJB3.0対応)
(3) ライブラリJAR(サーブレット/JSP)
(4) ライブラリJAR(Enterprise Bean/例外クラス/その他のクラス)

(1) WARファイル(Servlet 3.0/Servlet 2.5対応)

WARファイルに記述できるアノテーションはありません。

(2) EJB-JARファイル(EJB3.1/EJB3.0対応)

EJB-JARファイルに記述できるアノテーションの一覧を示します。

表2-16 EJB-JARファイル(EJB3.1/EJB3.0対応)に記述できるアノテーション(javax.interceptorパッケージ)

アノテーション名Enterprise Bean例外クラスその他のクラス
インタフェースSession BeanEntity BeanMessage-driven Beanインターセプタ
デフォルトインターセプタ以外デフォルトインターセプタ
@AroundInvoke×
@ExcludeClassInterceptors×
@ExcludeDefaultInterceptors×
@Interceptors×
(凡例)
○:対応する。
×:アプリケーションサーバでは対応しない。
-:標準仕様で対応していない。

(3) ライブラリJAR(サーブレット/JSP)

ライブラリJARのサーブレットまたはJSPに記述できるアノテーションはありません。

(4) ライブラリJAR(Enterprise Bean/例外クラス/その他のクラス)

ライブラリJARのEnterprise Bean,例外クラス,およびその他のクラスに記述できるアノテーションの一覧を示します。

表2-17 ライブラリJAR(Enterprise Bean/例外クラス/その他のクラス)に記述できるアノテーション(javax.interceptorパッケージ)

アノテーション名Enterprise Bean例外クラス
インタフェースSession BeanEntity BeanMessage-driven Beanインターセプタ
@AroundInvoke×
(凡例)
○:対応する。
×:アプリケーションサーバでは対応しない。
-:標準仕様で対応していない。