Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.3.3 セットアップする環境の設定内容

開発環境インスタントセットアップ機能を使用すると,次の図に示すような環境をセットアップできます。

図2-3 開発環境インスタントセットアップ機能でセットアップするシステム

[図データ]

開発環境インスタントセットアップ機能でセットアップできる環境は次のとおりです。

セットアップの実行方法は,標準セットアップとカスタムセットアップのどちらかを選択できます。標準セットアップを実行した場合は,表2-2に示す値で環境が構築されます。カスタムセットアップを実行した場合は,次の内容を任意の値に変更できます。

開発環境インスタントセットアップ機能がセットアップする環境の設定値を次の表に示します。構築したい環境に合わせて,標準セットアップまたはカスタムセットアップを選択してください。

表2-2 開発環境インスタントセットアップ機能でセットアップする環境の設定値

環境 設定項目 標準セットアップで設定される値 カスタムセットアップでの変更
J2EEサーバ ホスト名 InstantHost ×
J2EE サーバ名(表示名) InstantJ2EEServer ×
デバッグ接続のためのポート番号 3999※1
HTTP のポート番号 80
簡易 Web サーバのポート番号 8080
RMIレジストリのポート番号 23152
ネーミングサービスのポート番号(インプロセスネーミングサービスのポート番号) 900
構築できるサーバの数 1 ×
論理サーバ名 Smart Composer機能が生成する論理サーバ名 ×
インプロセスHTTPサーバ 使用する ×
アクセスを許可するホストの定義 すべてのホストからのアクセスを許可する ×
ライトトランザクション 有効 ×
JTAリカバリの固定ポート番号 20302 ×
リロード機能 リロード対象と設定されるファイルは次のとおりです。
  • EJB-JAR
  • サーブレット
  • JSP
×
リロードの更新検知のインターバル 1秒 ×
セキュリティマネージャ 使用しない※2 ×
クラスパス add.class.path=<Developerのインストールディレクトリ>\DB\CLIENT\UTL\<HiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイル> ×
JSPデバッグ 有効 ×
例外発生時のデフォルトエラーページへのスタックトレース出力 有効 ×
Management Server サーバ名 cosmi_m ×
Eclipseコンソール出力の連携 連携する ×
コンソールへの情報出力 出力する ×
運用管理エージェントの起動 自動 ×
Management Serverの起動 自動 ×
リモート管理機能の接続ポート番号 28099※3
終了要求受信ポート番号 28005
内部通信用ポート番号 28009
接続HTTPポート番号 28080
運用管理エージェントのポート番号 20295
管理ユーザの設定 認証なし
管理ユーザID※4
パスワード※4
Management Serverへの接続を許可するホスト localhost ×※5
組み込みデータベース 組み込みデータベース構築ディレクトリ(設定ファイルおよびRDエリアのファイル用ディレクトリ) <Developerのインストールディレクトリ>\ADP\DB\ ×
データベースサイズ Small(100MB) ×
認可識別子 USER1※6 ×
パスワード ※6 ×
ポート番号 22200
開始・停止 ユーザの操作※7 ×
ホスト 構築できるホストの数 1 ×
ホスト名 Smart Composer機能が生成するホスト名 ×
表示名 InstantHost ×
パフォーマンストレーサ 構築できるサーバの数 1 ×
論理サーバ名 Smart Composer機能が生成する論理サーバ名 ×
表示名 InstantPRF ×
リソースアダプタ インポート DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarをインポートする ×
表示名※8 DB_Connector_for_Cosminexus_Driver ×
ユーザID※8 USER1※9 ×
パスワード※8 ※9 ×
description(コンフィグレーションプロパティ)※8 22200※9 ×
DBHostName(コンフィグレーションプロパティ)※8 localhost ×
コネクション・プールの最小値※8 1 ×
コネクション・プールの最大値※8 8 ×
デプロイ デプロイする ×

(凡例)
○:カスタムセットアップで変更できます。
×:カスタムセットアップで変更できません。標準セットアップと同じ値が設定されます。
−:値は設定されません。空欄の状態です。

注※1
Eclipseのデバッグ構成で使用します。
開発環境インスタントセットアップ機能の標準セットアップでは,デバッグ接続のためのポート番号として3999を設定します。

注※2
J2EEサーバの起動オプションに「-nosecurity」を指定します。

注※3
EclipseからManagement Serverに接続するために使用します。

注※4
開発環境インスタントセットアップ機能の設定変更以外での変更はしないでください。開発環境インスタントセットアップ機能の設定変更以外で変更すると,開発環境インスタントセットアップ機能の設定変更およびアンセットアップが実行できなくなります。

注※5
カスタムセットアップ時にManagement Server 管理ユーザの設定を「認証あり」とした場合には「*」が設定され,すべてのホストからのアクセスが許可されます。

注※6
標準セットアップでも値を変更できます。

注※7
スタートメニューのショートカットまたはコマンドを使用して,組み込みデータベースの開始および停止ができます。詳しい手順については,「6.2 組み込みデータベースの開始および停止」を参照してください。

注※8
インポートしたリソースアダプタのConnector属性として設定されます。

注※9
組み込みデータベースの設定値と同じ値が設定されます。