2.7 デバッグ環境の設定変更

開発環境インスタントセットアップ機能で構築したデバッグ環境の設定内容は,開発環境インスタントセットアップ機能を使用して変更できます。

開発環境インスタントセットアップ機能でデバッグ環境の設定内容を変更する手順を次に説明します。

  1. スタートメニューから,[すべてのプログラム]-[Cosminexus]-[環境構築]-[デバッグ環境設定変更]を選択します。
    開発環境インスタントセットアップ機能が起動して,[設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログ[Management Server 管理ユーザの設定変更]ページが表示されます。

    [図データ]

  2. 管理ユーザの設定を変更して,[次へ]ボタンをクリックします。
    管理ユーザの設定変更が不要な場合は,[次へ]ボタンをクリックして次ページへ進みます。
    管理ユーザの設定内容については,「2.3.5 デバッグ環境のカスタムセットアップ」を参照してください。
    [ポート番号の設定変更]ページが表示されます。

    [図データ]

    ポート番号の設定変更が不要な場合は,手順4.へ移ります。
  3. J2EEサーバまたはManagement Serverのポート番号を変更します。
    [∧]および[∨]ボタン,[↑]および[↓]キー,または直接数値を入力して指定してください。
    項目名指定値
    J2EE サーバのポート番号デバッグ接続のためのポート番号J2EEサーバにデバッグ接続するために使用するポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は0~65535です。
    HTTP のポート番号J2EEサーバが利用するHTTPのポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    簡易 Web サーバのポート番号J2EEサーバが利用する簡易Webサーバのポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    RMI レジストリのポート番号J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    ネーミングサービスのポート番号J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    Management Server のポート番号リモート管理機能の接続ポート番号Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    終了要求受信ポート番号Management Server終了要求受信ポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
    内部通信用ポート番号Management Server内部通信用ポート番号を半角数字で指定します。
    指定できる範囲は1~65535です。
  4. [次へ]ボタンをクリックします。
    [設定変更の確認]ページが表示されます。

    [図データ]

  5. [設定変更の内容]エリアに表示された設定値を確認します。
  6. [実行]ボタンをクリックします。
    [進行状況]ページが表示されます。
    設定変更が終了すると,[設定変更の完了]ページが表示されます。

    [図データ]

  7. [終了]ボタンをクリックします。
    [設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログが閉じます。

 

注意
エラーが発生した場合の対処
エラーが発生した場合はの対処については,「2.3.4 デバッグ環境の標準セットアップ」の注意事項にある処理が中断された場合の対処の説明を参照してください。
開発環境インスタントセットアップ機能以外から環境を変更する場合
開発環境インスタントセットアップ機能で構築したJ2EEサーバの設定は,運用管理ポータルでも変更できます。
ただし,運用管理ポータルで設定変更したJ2EEサーバに対して,再度開発環境インスタントセットアップ機能で設定を変更しようとすると,エラーが発生するおそれがあります。
[設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログ以外で環境を変更したあとに,[設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログで設定を変更すると,[設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログ以外で変更した設定が,デバッグ環境から削除されます。[設定変更 - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログ以外で変更した設定が,デバッグ環境から削除された場合,削除された設定を再度設定してください。

 

参考
設定変更後の各サーバの状態
開発環境インスタントセットアップ機能を使用して設定を変更すると,各サーバは次の状態になります。

表2-4 設定変更後の各サーバの状態

サーバ名状態
運用管理エージェント
Management Server
J2EE サーバ×
パフォーマンストレーサ
組み込みデータベース
(凡例)
○:開始 ×:停止 △:設定変更前と同じ状態
注※
J2EEサーバが開始されたときに,変更した内容が有効になります。

セットアップログの確認方法
開発環境インスタントセットアップ機能を実行したときのログは,デバッグ環境のセットアップログで確認できます。セットアップログの確認方法は「付録E.4 開発環境インスタントセットアップ機能およびEclipseセットアップ機能実行時の情報の採取」を参照してください。