デバッグ環境としてバッチサーバの起動構成を作成します。起動構成では,バッチアプリケーションについて次の内容を指定します。
起動構成は,[デバッグ構成]ダイアログで作成します。[デバッグ構成]ダイアログで起動構成を作成する手順を次に示します。
バッチアプリケーションの起動構成に必要な内容は,右ペインに表示されるタブで指定します。
デバッグするために必要なバッチアプリケーションのメインクラスや実行するバッチサーバ,およびバッチサーバを指定するために必要なManagement Serverリモート管理機能への接続は,[デバッグ構成]ダイアログの[メイン]タブで指定します。
[メイン]タブでは,次の項目を指定します。
項目名 | 指定値 |
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名前 | 起動構成の名前を指定します。 |
プロジェクト | デバッグするバッチアプリケーションを開発しているJavaプロジェクトを指定します。 |
メイン・クラス | デバッグするバッチアプリケーションのメインクラスを指定します。 |
ホスト名または IP アドレス※1 | Management Serverリモート管理機能の接続先のホスト名として「localhost」を指定します。 |
ポート番号※1 | Management Serverリモート管理機能の接続先のポート番号を指定します。 |
リモート管理機能に接続する | リモート管理機能に接続します。接続すると,バッチサーバを指定※2できます。 Management Serverの管理ユーザの設定で管理ユーザの認証を[認証あり]に設定している場合は, [ログイン - リモート管理]ダイアログが表示されます。 |
バッチ・サーバー※3 | バッチアプリケーションを実行するサーバを選択します。 |
必要に応じて,次の項目を指定してください。
項目名 | 指定値 |
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メイン・クラスの検索時にシステム・ライブラリーを組み込む | [メイン・クラス]の[検索]ボタンをクリックしてメインクラスを検索する場合で,システムライブラリも検索範囲に含めるときにチェックします。 |
メイン・クラスの検索時に継承されたメインを組み込む | [メイン・クラス]の[検索]ボタンをクリックしてメインクラスを検索する場合で,メインクラスを継承したクラスも検索範囲に含めるときにチェックします。 |
メインで停止 | デバッグ時,mainメソッドにブレークポイントを設定していなくても,自動的にメインで中断するときにチェックします。 |
リモート管理機能から切断する | リモート管理機能から切断します。切断すると,バッチサーバを選択できません。Management Serverの管理ユーザの設定で管理ユーザの認証を[認証あり]に設定している場合は,[ログイン - リモート管理]ダイアログが表示されます。 |
セキュリティー・マネージャーを使用しない | バッチサーバを起動するときに,セキュリティマネージャを使用するかどうかを指定します。
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デバッグするバッチアプリケーションの起動時の引数,およびJava VMの起動オプションは,[デバッグ構成]ダイアログの[引数]タブで指定します。
[引数]タブでは,次の項目を指定します。
項目名 | 指定値 |
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プログラムの引数 | バッチアプリケーションの起動時の引数を指定します。 |
VM 引数 | バッチアプリケーションを実行するJava VMの起動オプション,およびシステムプロパティを指定します。 |
作業ディレクトリー | バッチアプリケーションを実行するフォルダを指定します。 |
デバッグするバッチアプリケーションのクラスパスは,[デバッグ構成]ダイアログの[クラスパス]タブで指定します。通常,プロジェクトのビルドパスに必要なライブラリを設定しておけば,クラスパスの指定は不要です。実行時にだけ参照するクラスパスがあれば,そのクラスパスを追加します。
[クラスパス]タブでは,次の項目を指定します。
項目名 | 指定値 |
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クラスパス | バッチアプリケーションを実行するときに参照するクラスパスを指定します。 |
デバッグで中断した場合,中断個所のソースを検索するパスは,[デバッグ構成]ダイアログの[ソース]タブで指定します。通常,プロジェクト内にソースが存在するため,指定する必要はありませんが,外部ライブラリを使用する場合などに,そのライブラリのソースコードが存在するパスを指定します。
起動構成のファイルへの保存,起動構成のメニューバーへの表示,起動構成のコンソール出力のファイルへの出力など,すべての起動構成で共通に設定できるオプションは,[デバッグ構成]ダイアログの[共通]タブで指定します。