2.8.1 デバッグ環境のアンセットアップ
開発環境インスタントセットアップ機能で構築したデバッグ環境をアンセットアップする手順を次に説明します。
なお,開発環境インスタントセットアップ機能で構築した環境をアンセットアップする前に,Developerをアンインストールおよび再インストールした場合は,「(2) 手動でアンセットアップする場合」を参照してください。
- 注意
- 開発環境インスタントセットアップ機能で構築したデバッグ環境に手動で論理サーバを追加した場合
- 開発環境インスタントセットアップ機能で構築したデバッグ環境に手動で論理サーバを追加した場合は,アンセットアップの前に手動で追加した論理サーバを削除してください。
- 削除しないでアンセットアップすると,手動で追加した論理サーバが残るため,アンセットアップ後に開発環境インスタントセットアップ機能のセットアップを実行する際,エラーが発生するおそれがあります。
- エラーが発生した場合は,手動で追加した論理サーバ,およびホスト(InstantHost)を削除して,開発環境インスタントセットアップ機能のアンセットアップを実行してから,再度セットアップを実行してください。
- <この項の構成>
- (1) 開発環境インスタントセットアップ機能を使用する場合
- (2) 手動でアンセットアップする場合
(1) 開発環境インスタントセットアップ機能を使用する場合
開発環境インスタントセットアップ機能を使用したアンセットアップの手順を次に示します。
- スタートメニューから,[すべてのプログラム]-[Cosminexus]-[環境構築]-[デバッグ環境アンセットアップ]を選択します。
- 開発環境インスタントセットアップ機能が起動して,[アンセットアップ - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログの[アンセットアップの確認]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu022700.gif)
- [アンセットアップの内容]エリアに表示された内容を確認して,[実行]ボタンをクリックします。
[進行状況]ページが表示されます。
アンセットアップが終了すると,[アンセットアップの完了]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu022800.gif)
- [終了]ボタンをクリックします。
[アンセットアップ - 開発環境インスタントセットアップ]ダイアログが閉じます。
- 参考
- アンセットアップの処理内容の確認方法
- アンセットアップの処理内容は,セットアップログで確認できます。セットアップログの確認方法は,「付録E.4 開発環境インスタントセットアップ機能およびEclipseセットアップ機能実行時の情報の採取」を参照してください。
- アンセットアップ後の各サーバの状態
- 開発環境インスタントセットアップ機能を使用してアンセットアップすると,各サーバは次の状態になります。
表2-5 アンセットアップ後の各サーバの状態
サーバ名 | 状態 |
---|
運用管理エージェント | × |
Management Server | × |
J2EE サーバ | - |
パフォーマンストレーサ | - |
組み込みデータベース | - |
- (凡例)
- ×:停止 -:削除されたため,該当しない。
(2) 手動でアンセットアップする場合
開発環境インスタントセットアップ機能で構築した環境をアンセットアップする前に,Developerをアンインストールおよび再インストールした場合は,次の手順で構築した環境を手動でアンセットアップしてください。
- J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサをアンセットアップします。
次に示すSmart Composer機能のコマンドおよびサーバ管理コマンド(CUI)を実行して,J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサをアンセットアップしてください。
- Webシステムの停止(cmx_stop_targetコマンド)
<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_stop_target -m localhost:<開発環境インスタントセットアップ機能で指定した接続HTTPポート番号※> -u <開発環境インスタントセットアップ機能で指定したManagement Server管理ユーザのID> -p <開発環境インスタントセットアップ機能で指定したManagement Server管理ユーザのパスワード> -mode ALL -s InstantWebSystem |
- 注※
- 標準セットアップの場合は,28080です。
- J2EEサーバのアンセットアップ(cjsetupコマンド)
<Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥bin¥cjsetup -d cmx_InstantWebSystem_unit1_J2EE_01 |
- Webシステムの削除(cmx_delete_systemコマンド)
<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_delete_system -m localhost:<開発環境インスタントセットアップ機能で指定した接続HTTPポート番号※> -u <開発環境インスタントセットアップ機能で指定したManagement Server管理ユーザのID> -p <開発環境インスタントセットアップ機能で指定したManagement Server管理ユーザのパスワード> -s InstantWebSystem |
- 注※
- 標準セットアップの場合は,28080です。
なお,コマンドの詳細はマニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
- Management Serverをアンセットアップします。
次に示すファイルをコピーし,cjsetupコマンド(J2EEサーバの削除)を実行して,Management Serverをアンセットアップしてください。
- コピー元のファイル
・<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥templates¥adminagent.properties
・<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥templates¥mserver.properties
・<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥templates¥mserver.xml
・<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥templates¥mserver.cfg
- コピー先のディレクトリ
<Developerのインストールディレクトリ>¥manager¥config
- 実行するコマンド(cjsetupコマンド)
<Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥bin¥cjsetup -d cosmi_m |
- 組み込みデータベースをアンセットアップします。
組み込みデータベースのアンセットアップについては,「付録B.3(3) 組み込みデータベースの削除」を参照してください。また,次に示すディレクトリを手動で削除してください。
- <組み込みデータベース構築ディレクトリ>¥area
- <組み込みデータベース構築ディレクトリ>¥bats
- <組み込みデータベース構築ディレクトリ>¥conf
- <組み込みデータベース構築ディレクトリ>¥ini