1.1.1 Eclipseとの連携によるスムーズなJ2EEアプリケーション開発

Developerでは,Eclipse Web Tools Platform(Eclipse)を使用したJ2EEアプリケーション開発をサポートしています。

Eclipseを使用すると,J2EEアプリケーション開発の一連の作業をシームレスに実行できます。Eclipseを使用した場合に開発環境から実行できる作業を次の図に示します。

図1-1 Eclipse使用時に開発環境から実行できる作業

[図データ]

図に示すように,Eclipseを使用した開発環境では,J2EEアプリケーションの開発からデプロイ,テスト,デバッグ,配布用アーカイブの作成までのJ2EEアプリケーション開発の一連の作業を実行できます。開発時に作成したプログラムは,すべてEclipseのプロジェクトとして管理されます。

次に,Eclipseを使用したJ2EEアプリケーション開発の特長を説明します。

●アプリケーションサーバ独自の定義情報の定義

アプリケーションサーバ独自の定義情報は,cosminexus.xmlという属性ファイルに記述します。Eclipseでは,cosminexus.xmlの作成および編集をサポートしています。これによって,開発効率を向上できます。

J2EEサーバへのデプロイ・デバッグ

Eclipseでは,Eclipseのプロジェクトで開発したJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにデプロイできます。アーカイブの作成またはアプリケーションディレクトリへのコピーは,デプロイ時に実施されるため,ユーザ側でのコピーやアーカイブのインポート作業は不要になります。また,Eclipseで開発したソースは,デプロイ時に自動的にビルドされます。さらに,デプロイしたJ2EEアプリケーションは,Eclipseの機能を使用してデバッグできます。