3.4.1 RDエリアの追加の流れ

コマンドを使用してRDエリアを追加します。RDエリアを追加するには,RDエリア用のファイル領域を初期化しておく必要があります。

<この項の構成>
(1) 組み込みDBプロンプトの起動
(2) RDエリア用ファイル領域の初期化
(3) RDエリアの追加
(4) RDエリアを指定したテーブル作成

(1) 組み込みDBプロンプトの起動

Windowsの[スタート]メニューの[すべてのプログラム]-[Cosminexus]-[データベースコンソール]から,組み込みDBプロンプトを起動します。

(2) RDエリア用ファイル領域の初期化

RDエリア用ファイル領域は,次のコマンドを組み込みDBプロンプトに入力することで初期化します。

pdfmkfs -k DB -n 物理ファイルサイズ -l 物理ファイル内に含む最大論理ファイル数
-e 論理ファイルの最大容量拡張回数 物理ファイル絶対パス

組み込みデータベースでは一つの物理ファイル内を複数の論理ファイルに分けて管理しています。ここでは,物理ファイルと論理ファイルの各種パラメタを指定します。

(3) RDエリアの追加

RDエリアは,次のコマンドを組み込みDBプロンプトに入力することで追加します。

pdmod -a パラメタファイルパス

パラメタファイルには次の内容を記載します。なお,RDエリアはセグメントで管理されています。1セグメントは8,192バイトです。

create rdarea "RDエリア名"
for LOB used by PUBLIC
extension use 増分セグメント数 segments
file name "物理ファイル絶対パス¥論理ファイル名"
initial 初期セグメント数 segments;

(4) RDエリアを指定したテーブル作成

追加したRDエリアを指定してテーブルを作成します。テーブルの作成方法については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。