エンタープライズアプリケーションプロジェクトをWTPに移行するには,WTPでエンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成してから,移行したいエンタープライズアプリケーションプロジェクトのリソースを移行します。移行手順について次に説明します。
WTPでエンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成します。エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成手順については,「4.4.4 エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成」を参照してください。
エンタープライズアプリケーションプロジェクトをWTPのエンタープライズアプリケーションプロジェクトに移行する場合は,プロジェクト名にエンタープライズアプリケーションプロジェクトのプロジェクト名を指定してください。
また,次の表に応じて対応するモジュール・プロジェクトを作成してください。
表G-9 作成するモジュール・プロジェクトの対応
項目 | 作成するモジュール・プロジェクト |
---|---|
エンタープライズアプリケーションプロジェクトにWebプロジェクトだけが組み込まれていた場合 | 動的Web モジュール・プロジェクト |
エンタープライズアプリケーションプロジェクトにEJBプロジェクトだけが組み込まれていた場合 | EJB モジュール・プロジェクト |
エンタープライズアプリケーションプロジェクトにWebプロジェクトおよびEJBプロジェクトが組み込まれていた場合 | 動的Web モジュール・プロジェクト,およびEJB モジュール・プロジェクト |
エンタープライズアプリケーションプロジェクトのリソースを移行します。移行できるリソースについては,「付録G.2(1) エンタープライズアプリケーションプロジェクトのリソースの移行」を参照してください。
エンタープライズアプリケーションプロジェクトのリソースを移行するには,移行の対象となるリソースをWTPで作成したエンタープライズアプリケーションプロジェクトにコピーします。ただし,application.xmlはWTPのプロジェクトに移行できないため,定義だけをコピーする必要があります。ここでは,リソースのコピー方法と,application.xmlの移行方法について説明します。
リソースのコピーには,WTPのインポート機能を使用できます。インポートの手順は,「付録G.4(2) EJBプロジェクトのリソースの移行」を参照してください。
WTPでエンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成する際に,application.xmlのひな型を生成できます。生成したapplication.xmlに,移行前の環境で使用していたapplication.xmlの定義内容をコピーします。エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成については,「4.4.4 エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成」を参照してください。
次に,WTPで自動生成されたapplication.xmlの例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
application.xmlは,エンタープライズアプリケーションプロジェクト作成時に設定した情報を基に自動生成されます。次に,application.xmlのそれぞれのタグについて説明します。