付録L.1 JSFを利用する場合
(1) ユーザー・ライブラリーの設定
ユーザー・ライブラリーを設定する手順を次に示します。
- Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
[設定]ダイアログが表示されます。
- [設定]ダイアログの左ペインで[Java]-[ビルド・パス]-[ユーザー・ライブラリー]を選択します。
[ユーザー・ライブラリー]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu0l0110.gif)
- [新規]ボタンをクリックします。
[新規ユーザー・ライブラリー]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu0l0120.gif)
- [ユーザー・ライブラリー名]に任意の名前を指定して,[OK]ボタンをクリックします。
[定義済みのユーザー・ライブラリー]に作成したユーザー・ライブラリーが表示されます。
- [定義済みのユーザー・ライブラリー]で作成したユーザー・ライブラリーを選択し,[JAR の追加]ボタンをクリックします。
[JAR の選択]ダイアログが表示されます。
- [JAR の選択]ダイアログで,[ファイル名]に追加するjarを指定して,[開く]ボタンをクリックします。
作成したユーザー・ライブラリーに指定したjarが追加されます。
ユーザー・ライブラリーに追加するjarは次のとおりです。
- <Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥cjsf.jar
- <Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥cjstl.jar
- <Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥validation-api.jar
- [設定]ダイアログで,[OK]ボタンをクリックします。
設定が保存されます。
- 注意
- デバッグ環境で,JSFを利用するJ2EEアプリケーションを実行するには,次のjarについてJ2EEサーバ側の設定が必要です。
- <Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥cjsf.jar
- <Developerのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥cjstl.jar
- 設定の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「3.4 クラスパスの設定(開発環境の設定)」を参照してください。
(2) ファセットの設定
ファセットを設定する手順を次に示します。
- [プロジェクト・エクスプローラー]ビューで,JSFを利用する動的Webプロジェクトを選択します。
- Eclipseのメニューから[プロジェクト]-[プロパティ]を選択します。
[プロパティ: <プロジェクト名>]ダイアログが表示されます。
- [プロパティ: <プロジェクト名>]ダイアログの左ペインで[プロジェクト・ファセット]を選択します。
[プロジェクト・ファセット]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu0l0210.gif)
- [プロジェクト・ファセット]で[JavaServer Faces]にチェックを入れ,バージョンに「2.0」または「2.1」を選択します。
[プロジェクト・ファセット]ページに「Further configuration required」または「Further configuration available」のリンクが表示されます。
バージョンに「2.1」を指定した場合は,ファセットの設定のあとに追加の手順が必要です。追加の手順については「(3) JSF 2.1を利用する場合に必要な設定」を参照してください。
![[図データ]](figure/zu0l0220.gif)
- 手順4で表示されたリンクをクリックします。
[ファセット済みプロジェクトの変更]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu0l0230.gif)
- [ファセット済みプロジェクトの変更]ダイアログで,次の項目を指定します。
- [種類]に「ユーザー・ライブラリー」を選択します。
- 表示されるユーザー・ライブラリーリストで,作成したJSFのユーザー・ライブラリーをチェックします。
- [Include libraries with this application]のチェックを外します。
- [OK]ボタンをクリックします。
- [プロパティ: <プロジェクト名>]ダイアログで,[OK]ボタンをクリックします。
(3) JSF 2.1を利用する場合に必要な設定
JSF 2.1を利用する場合の追加手順を次に示します。
- faces-config.xmlをエディタで開きます。
- バージョンを変更します。
次の項目を変更します。
- <faces-config>タグのversion属性を「2.0」から「2.1」に変更します。
- xsi:schemaLocation属性のスキーマファイル名を「web-facesconfig_2_0.xsd」から「web-facesconfig_2_1.xsd」に変更します。
- JSF 2.1で追加された要素を利用する場合は追加します。
JSF 2.1で追加された要素を追加します。
インターネットに接続できる環境では,[ソース]タブでのコンテンツ・アシストや[アウトライン]ビューを利用した要素を追加できます。
(4) web.xml編集時の注意事項
JSFを利用するための設定をすると,web.xmlに次の定義が設定されます。修正または削除してください。
- <context-param>タグ
- javax.faces.STATE_SAVING_METHOD
「client」が指定されます。必要に応じて,「server」に修正してください。
- javax.servlet.jsp.jstl.fmt.localizationContext
必要に応じて修正または削除してください。
- <listener>タグ
- com.sun.faces.config.ConfigureListener
web.xmlでは設定する必要がないため,削除してください。