3.3 運用環境の定義ファイル

HTTP Serverの動作を定義するファイルについて説明します。

<この節の構成>
(1) ディレクトリ構成
(2) コンフィグファイル

(1) ディレクトリ構成

HTTP Serverをインストールしたときの,ディレクトリ構成を次に示します。この構成は変更しないでください。

図3-1 ディレクトリ構成

[図データ]

(2) コンフィグファイル

HTTP Serverの動作環境を定義するファイルをコンフィグファイルといいます。なお,コンフィグファイルのコメント行以外に,マルチバイト文字およびUnicodeの補助文字は指定できません。

各ファイルの用途を次に示します。

表3-1 コンフィグファイルの用途

ファイル名用途標準提供
httpsd.confHTTP Serverの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。
mime.typesコンテンツのファイル拡張子とコンテントタイプ(MIMEタイプ)の関連づけを定義します。システム管理者が管理します。
指定形式は,TypesConfigディレクティブの説明を参照してください。
.htaccessアクセス制御を定義するアクセスコントロールファイル。必要に応じてエンドユーザがアクセス制御するディレクトリ下に作成します(デフォルトファイル名は.htaccess)。×
Includeディレクティブで指定したファイルHTTP Serverの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。
主なファイルに,mod_jk.conf(HTTP Server用リダイレクタ動作定義ファイル)があります。mod_jk.confについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「9.3 mod_jk.conf(HTTP Server用リダイレクタ動作定義ファイル)」を参照してください。
×
(凡例)
○:標準提供する。
×:標準提供しない。

コンフィグファイルの関連を次に示します。

図3-2 コンフィグファイルの関連

[図データ]