ブロック定義のディレクティブを参照順に示します。
特定のディレクトリに対してディレクティブを定義する場合に指定します。ディレクトリ名にディレクトリ名を指定し,そのディレクトリとサブディレクトリだけに有効なディレクティブを定義するブロックを指定できます。
ディレクトリ名は,絶対パスで指定してください。
httpsd.conf,<VirtualHost>
<Directory /> …1.
Options None …2.
AllowOverride None …3.
</Directory> …4.
<Directory "<Application Serverのインストールディレクトリ>/httpsd/htdocs"> …5.
Options Indexes …6.
AllowOverride None …7.
Order allow,deny …8.
Allow from all …9.
</Directory> …10.
正規表現で記述した条件を満たすディレクトリに対してディレクティブを定義する場合に指定します。ディレクトリ名を正規表現で指定し,そのディレクトリとサブディレクトリだけに有効なディレクティブを定義するブロックを指定できます。
正規表現のディレクトリ名は,絶対パスで指定してください。
httpsd.conf,<VirtualHost>
特定のファイルに対してディレクティブを定義する場合に指定します。ファイル名にファイル名を指定し,そのファイルだけに有効なディレクティブを定義するブロックを指定できます。
httpsd.conf,<VirtualHost>,<Directory>,.htaccess
正規表現で記述した条件を満たすファイルに対してディレクティブを定義する場合に指定します。ファイル名を正規表現で指定し,そのファイルだけに有効なディレクティブを定義するブロックを指定できます。
httpsd.conf,<VirtualHost>,<Directory>,.htaccess
指定したモジュールが組み込まれているとき,ブロック内で指定したディレクティブが有効になります。モジュール名の前に!を付けた場合は,指定したモジュールが組み込まれていないとき,ブロック内で指定したディレクティブが有効になります。ブロック内で指定可能なディレクティブに制限はありません。
httpsd.conf,<VirtualHost>,<Directory>,.htaccess
特定のHTTPプロトコルメソッドだけに有効な,アクセス制御のディレクティブを定義する場合に指定します。メソッド名は複数指定できます。
指定できるメソッド名:GET,POST,PUT,DELETE,CONNECT,OPTIONS
(HEADはGETに含まれています)
ブロック内に指定できるディレクティブ:
httpsd.conf,<VirtualHost>,<Directory>,.htaccess
<Directory />
<Limit PUT DELETE> …1.
Order deny,allow …2.
Deny from all …3.
Allow from .your_domain.com …4.
</Limit> …5.
</Directory>
特定のURLで示す場所へのリクエストについて,ディレクティブを定義する場合に指定します。ただし,URLに,?以降(問い合わせ文字列)は指定できません。
httpsd.conf,<VirtualHost>
<Location /server-status> …1.
SetHandler server-status …2.
Order deny,allow …3.
Deny from all …4.
Allow from .your_domain.com …5.
</Location> …6.
正規表現で記述した条件を満たすURLへのリクエストについてディレクティブを定義する場合に指定します。ただし,URLに,?以降(問い合わせ文字列)は指定できません。
httpsd.conf,<VirtualHost>
ホスト名またはIPアドレス〔:ポート番号〕で示すホストへのリクエストについてディレクティブを定義する場合に指定します。
なお,IPv6アドレスに対応したホスト名も指定できます。IPアドレスにIPv6アドレスを指定する場合は,IPv6アドレスを[ ]で囲んでください。
httpsd.conf
<VirtualHost 172.17.40.30:80>
:
</VirtualHost>
<VirtualHost [2001::123:4567:89ab:cdef]:80>
:
</VirtualHost>