Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)

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3.5.1 Entity Bean属性ファイルの指定内容

Entity Bean属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。

<!DOCTYPE hitachi-entity-bean-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Entity Bean Property 7.6//EN' 'file:///<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-entity-bean-property_7_6.dtd'>

Entity Bean属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。また,属性ファイルのバージョンは,以前のバージョンのものでも使用できます。

タグ名の欄にあるマニュアルの参照先には,そのタグの関連情報があります。マニュアル名に「アプリケーションサーバ」と記載されたマニュアルについては,名称を省略しています。

タグ名 出現パターン 説明
<hitachi-entity-bean-property> 1回 ルートタグ。
<description>※1 0回以上※2 Entity Beanの説明。







<display-name>※1 1回以上※2 Entity Beanの表示名。
xml:lang属性が"en"のdisplay-nameを必ず指定します。
該当するリソースの表示名をコマンドの引数で指定する場合も,xml:lang属性が"en"のdisplay-nameを指定します。
1≦文字列長
指定できる文字の制限はありません。
ただし,文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。

<icon>※1 0回以上※2 GUIツール上に表示されるEntity Beanのアイコンの定義。
<small-icon> 0または1回 スモールアイコン(16×16)のファイル名。
<large-icon> 0または1回 ラージアイコン(32×32)のファイル名。



<persistence-type> 1回 永続性管理種別。※3
指定できる文字列を次に示します。
  • Bean
  • Container































<prim-key-class> 1回 プライマリキークラス。
単一プライマリキー,複合プライマリキーとして指定できるクラス・インタフェース,プリミティブ型を指定できます。
永続性管理種別が「Bean」の場合は,具象クラス,抽象クラスおよびインタフェースが指定できます。
永続性管理種別が「Container」の場合は,具象クラスだけが指定できます。
単一プライマリキーとして扱われるクラスを次に示します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Character
  • java.lang.Short
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Double
  • java.lang.String
複合プライマリキーとして扱われるクラスとインタフェースを次に示します。
クラスの場合
  • java.lang.Object
  • java.io.Serializableを実装し,boolean equals(Object obj)とint hashCode()をオーバーライドしたクラス(親クラスがjava.io.Serializableを実装していても可)
インタフェースの場合
java.io.Serializableを実装し,boolean equals(Object obj)とint hashCode()をオーバーライドしたクラス(親クラスがjava.io.Serializableを実装していても可)に実装されるインタフェース。






<reentrant> 1回 同一トランザクション内での再帰呼び出しの可否。
指定できる値を次に示します。

true

false
不可
<abstract-schema-name> 0または1回 EntityBeanの抽象スキーマ名。
スキーマ名が複数の場合は,それぞれ一意な値にしてください。


<cmp-field> 0回以上

persistence-typeにContainerを指定した場合
必須

persistence-typeにBeanを指定した場合
cjsetappprop,cjsetrespropで無視されます。
<description>※1 0回以上※2 cmp-fieldの説明。
<field-name> 1回 永続性管理をするBeanのフィールド名。









<primkey-field> 0または1回 プライマリキーとなるEntity Beanのフィールド名を指定します。
persistence-typeにContainerが指定されていて,かつprim-key-classに単一プライマリキーとなるクラスが指定された場合は必須。それ以外の場合はcjsetappprop,cjsetrespropで無視されます。
指定できる値はcmp-fieldのfield-nameに指定されている文字列。
primkey-fieldに指定したフィールドのデータ型はprim-key-classの文字列と一致していなければいけません。
<env-entry> 0回以上 環境エントリについての定義。
<description>※1 0回以上※2 環境エントリの説明。
<env-entry-name> 1回 環境エントリの名称。




















<env-entry-type> 1回 環境エントリのデータ型。
指定できる文字列を次に示します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Double
  • java.lang.String
  • java.lang.Character



<env-entry-value> 1回 環境エントリの値。
env-entry-typeで指定した型に適合した値を指定します。
env-entry-typeにjava.lang.String以外を指定した場合,空文字の指定はできません。

<ejb-ref> 0回以上 リモートインタフェースを持つEnterprise Beanへの参照情報についての定義。
<description>※1 0回以上※2 ejb-refの説明。
<ejb-ref-name> 1回 ejb-refの名称。






<ejb-ref-type> 1回 リンク先のEnterprise Beanの種別。
指定できる文字列を次に示します。
  • Entity
  • Session


<home> 1回 リンク先のEnterprise BeanのRemote Homeインタフェース名。


<remote> 1回 リンク先のEnterprise BeanのRemote Componentインタフェース名。
<ejb-link> 0または1回 リンク先のejb-name。

<ejb-local-ref> 0回以上 ローカルインタフェースを持つEnterprise Beanへの参照情報についての定義。
<description>※1 0回以上※2 ejb-local-refの説明。
<ejb-ref-name> 1回 ejb-local-refの名称。






<ejb-ref-type> 1回 リンク先のEnterprise Beanの種別。
指定できる文字列を次に示します。
  • Session
  • Entity


<local-home> 1回 リンク先のEnterprise BeanのLocal Homeインタフェース名。


<local> 1回 リンク先のEnterprise BeanのLocal Componentインタフェース名。
<ejb-link> 0または1回 リンク先のejb-name。
<security-role-ref> 0回以上 セキュリティロールについての定義。
<description>※1 0回以上※2 security-role-refの説明。
<role-name> 1回 security-role-refの名称。
<role-link> 0または1回 リンク先のロール名。
<security-identity> 0または1回 セキュリティアイデンティティについての定義。
<description>※1 0回以上※2 security-identityの説明。




<use-caller-identity> 1回 実行時security-identityを使用するかどうかの指定。なお,このタグは値を持ちません。
<use-caller-identity>と<run-as>のどちらか一つを指定します。


<run-as> 1回 実行時security-identityの定義情報。
<use-caller-identity>と<run-as>のどちらか一つを指定します。
  <description>※1 0回以上※2 実行時security-identityの説明。
  <role-name> 1回 実行時security-identityのroleの名称。
  <user-name> 0または1回 プリンシパル名。
<resource-ref> 0回以上 リソースへの参照情報についての定義。
<description>※1 0回以上※2 resource-refの説明。
<res-ref-name> 1回 resource-refの名称。


























<res-type> 1回 リソース種別。
指定可能な文字列は次のとおり。
  • javax.mail.Session
  • javax.sql.DataSource
  • javax.jms.QueueConnectionFactory
  • javax.jms.ConnectionFactory
  • javax.resource.cci.ConnectionFactory
  • org.omg.CORBA_2_3.ORB(DDで定義しなくてもlookupできるリソース)
  • javax.jms.TopicConnectionFactory
参照先がConnector1.5のリソースアダプタの場合,参照先リソースアダプタのコネクション定義識別子(<connectionfactory-interface>タグの設定値)を指定します。




<res-auth> 1回 認証方式。
指定できる文字列を次に示します。
  • Application
  • Container






<res-sharing-scope> 0または1回 参照したリソースを共有するかどうかの指定。
指定できる文字列を次に示します。
  • Shareable
  • Unshareable




<mapped-name> 0または1回 対応するリソースアダプタ表示名,またはメール表示名。※3
<linked-to>タグと同時に指定した場合は,<linked-to>タグが有効となります。













<linked-to> 0または1回 対応するリソースアダプタ表示名,データソース表示名,またはメール表示名。
リソースアダプ表示名の指定方法はリソースアダプタのバージョンによって異なります。

Connector1.0以前
<リソースアダプタの表示名>

Connector1.5以降のOutboundリソースアダプタ
<リソースアダプタ表示名>!<コネクション定義識別子>
<コネクション定義識別子>とは,ra.xmlの<connectionfactory-interface>タグで指定した値のことです。
クラスタコネクションプールのメンバリソースアダプタは指定できません。
cjsetrespropでは無視されます。
<resource-env-ref> 0回以上 リソース環境変数への参照情報についての定義。
<description>※1 0回以上※2 resource-env-refの説明。
<resource-env-ref-name> 1回 resource-env-refの名称。












<resource-env-ref-type> 1回 リソース環境変数の値のクラスタイプ。
指定できる文字列を次に示します。
  • javax.jms.Queue
  • javax.jms.Topic
  • JavaBeansリソースのクラス名
<linked-adminobject>を指定した場合は,任意のクラス名が表示されます。
















<mapped-name> 0または1回 <resource-env-ref-type>が「javax.jms.Queue」の場合,対応するキュー※3を次の形式で表示します。
"<リソースアダプタの表示名>#<Queue名称>"
<linked-Queue>タグと同時に指定した場合は,<linked-Queue>タグが有効となります。
<resource-env-ref-type>が「JavaBeansリソースのクラス名」の場合,対応するJavaBeansリソースの表示名を表示します。<linked-to>タグと同時に指定した場合は,<linked-to>タグが有効となります。




<linked-queue> 0または1回 queue名称。
cjsetrespropでは無視されます。
<resource-env-ref-type>が「javax.jms.Queue」の場合だけ有効となります。



<resource-adapter> 1回 リソースアダプタの表示名を指定します。
Connector1.5のリソースアダプタは指定できません。
<queue> 1回 キューの表示名を指定します。


<linked-adminobject> 0または1回 管理対象オブジェクト。
cjsetrespropでは無視されます。



<resourceadapter-name> 1回 リソースアダプタの表示名を指定します。
Connector1.0以前のリソースアダプタは指定できません。

┃┃




┃┃




┃┃




┃┃




┃┃




┃┃



<adminobject-name> 1回 管理対象オブジェクト名を指定します。
英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。
スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
ただし,次に示す名前は指定できません。
  • 先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前
  • ピリオド(.)だけの名前
  • アンダースコア(_)が連続している名前

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。


<linked-to> 0または1回 JavaBeansリソースの表示名。
<resource-env-ref-type>が「JavaBeansリソースのクラス名」の場合だけ有効となります。
cjsetrespropでは無視されます。
<query> 0回以上 EJB QLについての定義。
<description> 0または1回 queryの説明。
<query-method> 1回 クエリメソッドについての定義。
<method-name> 1回 クエリメソッド(finderまたはselectメソッド)。
<method-params> 1回 クエリメソッドの引数。


  <method-param> 0回以上 finderまたはselectメソッドの引数のJavaタイプ。




<result-type-mapping> 0または1回 selectメソッドでEntityオブジェクトが返される場合のオブジェクトのタイプ。
「Remote」,「Local」のどちらかを指定します。デフォルトはLocalです。
<ejb-ql> 1回 EJB QLのクエリ文。
<method-permission> 0回以上 メソッドパーミッションについての定義。
<description>※1 0回以上※2 method-permissionの説明。


<role-name> 1回以上 メソッドに割り当てるロール名。
<role-name>と<unchecked>のどちらか一つを指定します。








<unchecked> 1回 メソッド実行時の認証チェック。
このタグを使用する場合,認証チェックはしません。メソッドに割り当てるロール名。
<role-name>と<unchecked>のどちらか一つを指定します。
なお,このタグは値を持ちません。
<method> 1回以上 メソッドについての定義。
  <description> 0回以上※2 メソッドの説明。





 




<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別。
指定できる文字列を次に示します。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。

 
<method-name> 1回 メソッド名。
*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。






  <method-params> 0または1回 method-nameが*以外の場合に有効。

method-paramsの指定あり
method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし
method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。










    <method-param> 0回以上 パラメタのデータ型。
プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。
配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と [ の間,[ と ] の間を空けないようにしてください)。多次元配列の場合は[]を続けて指定します( ] と [ の間を空けないようにしてください)。配列の内部形式名(int[]の場合[I,java.lang.String[]の場合[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int
  • short[][]
  • java.lang.String[]
<container-transaction> 0回以上 コンテナのトランザクションについての定義。
<description>※1 0回以上※2 container-transactionの説明。
<method> 1回以上 メソッドについての定義。
<description>※1 0回以上※2 メソッドの説明。

┃┃




┃┃









<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別。
指定できる文字列を次に示します。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。



<method-name> 1回 メソッド名。
*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。※4












<method-params> 0または1回 method-nameが*以外の場合に有効。

method-paramsの指定あり
method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし
method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。


























  <method-param> 0回以上 パラメタのデータ型。
プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。
配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と[の間,[と]の間を空けないようにします)。
多次元配列の場合は[]を続けて指定します(]と[の間を空けてはいけません)。
配列の内部形式名(int[]の場合は[I,java.lang.String[]の場合は[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int
  • short[][]
  • java.lang.String[]







<trans-attribute> 1回 メソッドに割り当てるトランザクション属性。
指定できる文字列を次に示します。
  • Mandatory
  • Never
  • NotSupported
  • Required
  • RequiresNew
  • Supports
<exclude-list> 0または1回 呼び出しをしないメソッドのリストの定義。
<description>※1 0回以上※2 exclude-listの説明。
<method> 1回以上 呼び出しをしないメソッドの定義。
  <description>※1 0回以上※2 呼び出しをしないメソッドの説明。






 





<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別。
指定できる文字列を次に示します。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。

 
<method-name> 0または1回 メソッド名。
*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。






  <method-params> 0または1回 method-nameが*以外の場合に有効。

method-paramsの指定あり
method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし
method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。










    <method-param> 0回以上 パラメタのデータ型。
プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。
配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と [ の間,[ と ] の間を空けないようにしてください)。多次元配列の場合は[]を続けて指定します( ] と [ の間を空けないようにしてください)。配列の内部形式名(int[]の場合[I,java.lang.String[]の場合[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int
  • short[][]
  • java.lang.String[]


<runtime> 0または1回

cjsetapppropで使用する場合
必須

cjsetrespropで使用する場合
無視されます。








































<lookup-name> 1回 クライアントからEJBをルックアップに使う名前。
HITACHI_EJB/SERVERS/<サーバ名称>/EJB/<アプリケーションのルックアップ名>/<EJBのルックアップ名>の<EJBのルックアップ名>に相当します。
ルックアップ名には,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。
スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
ただし,次に示す名前は指定できません。
・先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前
・ピリオド(.)だけの名前
文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。また,文字列の途中に改行がある場合はエラーとなります。
1≦文字列長≦255




















































<optional-name> 0または1回 リモートインタフェースの別名。
設定値には,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。
スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),スラッシュ(/),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
ただし,次の名前は指定できません。
  • 予約語の"HITACHI_EJB"(大文字・小文字を区別します)で始まる名前
  • 先頭または末尾に,スラッシュ(/)またはピリオド(.)を指定した名前
  • スラッシュ(/)だけ,またはピリオド(.)だけの名前
  • スラッシュ(/)が連続している名前
文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。また,文字列の途中に改行がある場合はエラーとなります。
1≦文字列長≦255
0文字の場合は,タグが省略されたものと見なされます。






<local-optional-name> 0または1回 ローカルインタフェースの別名。
設定値に制限はありません。
文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。


<maximum-instances> 1回 Enterprise Beanインスタンスの最大数。
0(無制限)または1≦maximum-instances≦2147483647
<pooled-instance> 1回 インスタンスプールのプロパティ。









<minimum> 1回 プール内のインスタンスの最小数。
0(無制限)または1≦minimum≦maximum
maximumに上限を指定した場合,minimumにも上限を指定しなければいけません。








<maximum> 1回 プール内のインスタンスの最大数。
0(無制限)または1≦maximum≦maximum-instances
maximum-instancesに上限を指定した場合,maximumにも上限を指定しなければいけません。
















<caching-model> 1回 データのキャッシュ方法。
次のどれかを指定します。

full-caching
メソッド起動間のすべての状態情報をキャッシュします。

caching
メソッド起動間で最も頻繁に使用された状態情報をキャッシュします。

no-caching
状態情報をキャッシュしません。


<entity-timeout> 0または1回 EJBObjectの存在時間(秒)を指定します。0:タイムアウトなし。1≦設定値≦2147483647


<pass-by-reference> 0または1回 Bean単位でのデータの参照渡し(pass by reference)を指定します。




<instance-timeout> 0または1回 インスタンス取得タイムアウト時間を,0〜86400(単位:秒)で指定します。
0を指定した場合,タイムアウトしません。デフォルト値は0です。




<front-ejb> 0または1回 フロントEJB(クライアントが直接呼び出すEJB)かどうかを指定します。フロントEJBの場合はtrueを指定し,フロントEJBでない場合はfalseを指定します。デフォルト値はfalse。




<ejb20-cmp> 0または1回 EJB1.1,EJB2.0でのEntityBeanのCMPについて設定します。※3
cjsetapppropでは無視されます。


<sql-statement> 0回以上 メソッドとSQL文を関連づけます。※3
メソッドは「finder」と「ejbSelect」です。




 

<method> 1回 メソッドについての定義。※3
<method>と<operation>のどちらか一つを指定します。












 











<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別。※3
指定できる文字列を次に示します。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。


 

<method-name> 1回 メソッド名。※3
*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。












 





<method-params> 0または1回 method-nameが*以外の場合に有効。※3

method-paramsの指定あり
method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし
method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。






















 










  <method-param> 0回以上 パラメタのデータ型。※3
プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。
配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と [ の間,[ と ] の間を空けないようにしてください)。多次元配列の場合は[]を続けて指定します( ] と [ の間を空けないようにしてください)。配列の内部形式名(int[]の場合[I,java.lang.String[]の場合[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int
  • short[][]
  • java.lang.String[]




 

<operation> 1回 CMPのオペレーション名を指定します。※3
<method>と<operation>のどちらか一つを指定します。
  <sql> 1回 SQL文を指定します。※3



<cmp-map> 0または1回

persistence-typeがBeanの場合
cjsetapppropで無視されます。

persistence-typeがContainerの場合
必須











 










<datasource-name> 1回 Enterprise Beanフィールドのマッピング先とするデータソース,または開始されたリソースアダプタの表示名。
リソースアダプ表示名の指定方法はリソースアダプタのバージョンによって異なります。

Connector1.0以前
<リソースアダプタの表示名>

Connector1.5以降のOutboundリソースアダプタ
<リソースアダプタ表示名>!<コネクション定義識別子>
<コネクション定義識別子>とは,ra.xmlの<connectionfactory-interface>タグで指定した値のことです。
クラスタコネクションプールのメンバリソースアダプタは指定できません。

 
<catalog-name> 0または1回 Enterprise Beanフィールドのマッピング先とするデータベースのカタログ名。

 
<schema-name> 0または1回 Enterprise Beanフィールドのマッピング先とするデータベースのスキーマ名。

 
<table-name> 1回 Enterprise Beanフィールドのマッピング先とするデータベースのテーブル名。






 





<read-only-access> 1回 アプリケーションからデータベースへの書き込みの許可/禁止。
次のどちらかを指定します。

true
書き込みを禁止します。

false
書き込みを許可します。
  <available-transaction-isolations> 1回 指定できるトランザクションについての定義。
















 















<transaction-isolation> 0回以上 指定できるトランザクション遮断レベル。※3
次のどれかが指定されます(cjgetapppropでプロパティファイル生成時にデータベースにアクセスして自動的に生成されます)。

none
トランザクションがサポートされていません。

read committed
ダーティー読み取りが抑制されます。

read uncommitted
ダーティー読み取り,繰り返し不可の読み取り,およびファントム読み取りが起こります。

repeatable_read
ダーティー読み取りおよび繰り返し不可の読み取りが抑制されます。

serializable
ダーティー読み取り,繰り返し不可の読みおよびファントム読み取りが抑制されます。




 



<transaction-isolation> 0または1回 トランザクション遮断レベル。
available-transaction-isolationsにある中から一つを指定します。
省略した場合,デフォルトのトランザクション遮断レベルが使われます(使用するデータベースおよびJDBCドライバによって異なります)。














 













<concurrency-protection> 0または1回 データベースに書き込むデータとレコードとの照合方法。
指定できる値を次に示します。

primary-key
プライマリキーと照合してデータを更新します。

modified-data
プライマリキーと照合して変更対象のデータの値が最後の読み出し操作以降に変更されているかどうかをチェックします。

whole-row
プライマリキーと照合して変更対象の値を含む行内のすべての値が最後の読み出し操作以降に変更されているかどうかをチェックします。
read-only-accessがtrueの場合は省略できます。また,値が指定されていても無視します。

 
<field-impl> 0回以上 Entity Beanのフィールドとテーブルのカラムとのマッピングについての定義。※3
  <field-name> 1回 Entity Beanのフィールド名。※3
  <column-name> 1回 テーブルのカラム名。

  <finder-impl> 0回以上 ejbFindByPrimaryKey以外のFinderメソッドの検索条件。※3
    <method-name> 1回 Finderメソッドのメソッド名。※3





















































    <where-clause> 1回 テーブルの検索条件。指定できる値は"#"以外です。
  • 検索条件に指定できる演算子を次に示します。なお,<や>を値に使うことはXMLの構文上許されていないため,テキストエディタで属性ファイルを編集する場合は,表内()のようにエンティティを使用してください。

IS NULL
NULLです。

IS NOT NULL
NULLではありません。

=
等しい(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

!=
等しくない(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

< (&lt;)
〜より小さい(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

> (&gt;)
〜より大きい(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

<= (&lt;=)
〜以下(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

>= (&gt;=)
〜以上(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

LIKE
検索パターンに一致する(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

NOT LIKE
検索パターンに一致しない(Finderメソッドのパラメタが1個以上の場合に使用できます)。

BETWEEN
範囲に含まれる(Finderメソッドのパラメタが2個以上の場合に使用できます)。

NOT BETWEEN
範囲に含まれない(Finderメソッドのパラメタが2個以上の場合に使用できます)。
  • 検索条件の構文を次に示します。

IS NULL,IS NOT NULL演算子を使用する場合
フィールド名 演算子

BETWEEN,NOT BETWEEN演算子を使用する場合
フィールド名 演算子 ?番号 AND ?番号

そのほかの演算子を使用する場合
フィールド名 演算子 ?番号
  • 検索条件は,ANDまたはORで接続できます。
  • 検索条件,AND,OR,フィールド名は大文字小文字を区別します。
  • ?番号には,Finderメソッドの引数の場所(左から1,2,...)を指定します。

id &lt;= ?1 AND value IS NOT NULL OR name BETWEEN ?3 AND ?4
  • 検索条件,AND,OR,フィールド名,?番号の間は1文字以上の空白を入れてください。
  • 空文字列の場合は,テーブルのすべての行が検索パターンに一致するものと見なします。
DISABLEが指定されている場合はアプリケーションからこのメソッドを使用できません。


<start-order> 0または1回 J2EEアプリケーション開始時・停止時の順番を指定します。開始時は昇順で開始処理が行われ,終了時は降順に停止処理が行われます。
0≦start-order≦2147483647






<ejb-method-observation-timeout>
 
「機能解説 運用/監視/連携編」−「5章
0回以上 EJBのメソッドに仕掛かり中メソッド監視用タイムアウト時間を設定する場合に指定。
<ejb-method-observation-timeout>の指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値(<description>タグを除く)が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE37601-W)が出力され,先に定義された<ejb-method-observation-timeout>の<method-observation-timeout>の値が有効になります。
<method> 1回以上



<description> 0または1回 メソッドの説明。このタグは複数指定できません。


















<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。
次の値が指定できます。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。



<method-name> 1回 対象となるメソッド名を指定します。*を指定した場合はすべてのメソッドを表します。※4


<method-params> 0または1回 メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。
  <method-param> 0回以上 引数のデータ型を指定。


<method-observation-timeout> 1回 仕掛かり中メソッド監視用タイムアウト時間を,0〜86400(単位:秒)で指定します。0を指定した場合は,タイムアウトしません。デフォルト値は0。
<ejb-transaction-timeout>
 
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.15.8
0回以上 EJB(CMT)のメソッドにトランザクションタイムアウト時間を設定する場合に指定します。
<ejb-transaction-timeout>の指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値(<description>タグを除く)が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE37601-W)が出力され,先に定義された<ejb-transaction-timeout>の<transaction-timeout>の値が有効になります。
  <method> 1回以上 メソッドについての定義
 

<description> 0または1回 メソッドの説明。このタグは複数指定できません。
 











<method-intf> 0または1回 メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。
次の値が指定できます。
  • Home
  • Remote
  • LocalHome
  • Local
省略時は,すべてを表します。
 

<method-name> 1回 対象となるメソッド名を指定します。*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。※4
 
<method-params> 0または1回 メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。
    <method-param> 0回以上 引数のデータ型を指定。
  <transaction-timeout> 1回 トランザクションタイムアウト時間を,0〜2147483647(単位:秒)で指定します。デフォルト値は0。0を指定した場合,またはタグがない場合は,J2EEサーバに設定されたデフォルトのタイムアウト値で動作します。

注※1
xml:lang属性を指定できます。xml:lang属性を指定しない場合は,「en(英語)」が仮定されます。なお,xml:lang属性が同じタグを複数指定できません。

注※2
EJB2.0以前のEJBに対して,このタグを複数指定できません。

注※3
cjgetappprop,cjgetrespropコマンドで出力されたものに対し,タグ名の変更,タグの追加・削除,値の変更をしてはいけません。

注※4
サーバ管理コマンド用のusrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.checkmethod.compatibleに「false」を指定している場合にこのタグで指定されたメソッドが存在しないとき,属性の設定でエラーになります。usrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.checkmethod.compatibleキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「5.4 usrconf.properties(サーバ管理コマンド用システムプロパティファイル)」を参照してください。