-XX:[+|-]JITCompilerContinuation(JITコンパイラ稼働継続機能オプション)
形式
説明
JITコンパイラ稼働継続機能を有効にするかどうかを指定します。
JITコンパイルがアプリケーションを構成するメソッドの論理矛盾で失敗しても,アプリケーションを正常に継続できるようにするためには,この機能を有効にすることをお勧めします。
JITコンパイラ稼働継続機能を有効にした場合,JITコンパイルがアプリケーションを構成するメソッドの論理矛盾で失敗しても,JavaVMはJavaVMログファイルにこの機能のログを出力して,処理を続行します。この場合,JITコンパイルに失敗したメソッドでは,以降のコンパイルはインタプリタ方式で実行されるようになります。アプリケーションを構成しているメソッドのうち,JITコンパイルに失敗したメソッド以外のメソッドはJITコンパイルで実行されるため,アプリケーションは正常に継続されます。ただし,JITコンパイルが6回以上失敗すると,JavaVMはエラーリポートファイル,およびメモリダンプまたはcoreダンプを出力して,強制終了します。
JITコンパイラ稼働継続機能を無効にした場合,JITコンパイルがアプリケーションを構成するメソッドの論理矛盾で失敗すると,JavaVMはエラーリポートファイル,およびメモリダンプまたはcoreダンプを出力して,強制終了します。
出力形式
[id] |
注 [id]以降にはJITコンパイラ稼働継続機能のログが出力されます。
出力内容を次に説明します。
出力例
[JCC][Thread: 0x05432c00]<Thu Nov 15 17:10:40 2012>[Method: jit_sample.func()V][Fail: 3][JITCT: 1] |