-XX:[+|-]PrintCodeCacheFullMessage(コードキャッシュ領域枯渇メッセージ出力オプション)

形式

-XX:+PrintCodeCacheFullMessage
JavaメソッドがJITコンパイルの対象になった場合,コードキャッシュ領域が枯渇していたときにメッセージを出力します。メッセージは一度だけ出力されます。
-XX:-PrintCodeCacheFullMessage
JavaメソッドがJITコンパイルの対象になった場合,コードキャッシュ領域が枯渇してもメッセージを出力しません。

説明

JavaメソッドがJITコンパイルの対象になった場合,コードキャッシュ領域が枯渇していたときに,メッセージをJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

コードキャッシュ領域については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「7.2.6 SerialGC使用時のJavaVMで使用するメモリ空間の構成とJavaVMオプション」を参照してください。

デフォルト値
  • -XX:+PrintCodeCacheFullMessage
前提オプション
  • -XX:+HitachiVerboseGC

出力形式

メッセージの出力形式を次に示します。

[cc_id]<cc_date>CodeCache is full. Compiler has been disabled.[cc_used_sizeK, cc_max_sizeK, cc_infoK]

メッセージの出力内容を次に示します。

cc_id
CCI(JavaVMログファイル識別子)。
cc_date
JavaメソッドがJITコンパイルの対象になった日時。
cc_used_size
JavaメソッドがJITコンパイルの対象になったときのコードキャッシュ領域の使用サイズ。単位はキロバイトです。
cc_max_size
コードキャッシュ領域の最大サイズ。単位はキロバイトです。
cc_info
保守情報。

出力例

メッセージの出力例を次に示します。

[CCI]<Wed Dec 26 14:38:29 2012>CodeCache is full. Compiler has been disabled.[49151K, 49152K, 49152K]

注意事項

システムが使用するコードキャッシュ領域は32ビット版で最大500キロバイト,64ビット版で最大2メガバイトです。そのため,システムのコードキャッシュ領域の使用量によっては,コードキャッシュ領域を最大サイズまで使用していない場合でも,コードキャッシュ領域が枯渇することがあります。