11.3 rasetup.cfgrasetupコマンド用設定ファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称>=<値>

指定方法
  • 行頭に「#」を記述した場合,その行はコメントと見なされ,無視されます。
  • 値を指定しない場合,その行は無視されます。
  • 行頭および行末の空白文字や空行は無視されます。
  • キーと値の間のセパレータには「=」を使用します。「=」前後の空白は無視されます。
  • 改行までが値と見なされます。
  • 同じキーを複数指定した場合は,最後のキーの値を有効とします。
  • 1行は64KB未満とします。
  • ISO 8859-1の範囲の文字だけが使用できます。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

rasetupコマンド実行時のログファイルの出力先,最大ファイルサイズ,最大ファイル面数などを指定します。rasetupコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「rasetup(仮想サーバへのセットアップ・アンセットアップ)」を参照してください。

(4) 指定できるキー

指定できるキーを次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称内容指定可能値省略値VR
setup.log.dirログファイルの出力先ディレクトリを指定します。ファイルセパレータには「/」を使用してください。
Linuxの場合,指定した出力先ディレクトリの上位のディレクトリが存在している必要があります。
ディレクトリ名(絶対パス)
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>¥manager¥setup¥log
  • Linuxの場合
    /opt/Cosminexus/manager/setup/log
09-00
setup.log.filenumログファイル面数を指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。
sinaviagent.log.styleキーでシフトモードを設定した場合は,バックアップファイルの面数になります。
1~16の整数で指定します。409-00
setup.log.filesizeログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。4096~2147483647​の数値で指定します。26214409-00
setup.log.timeログファイルをローテーションする時刻を000000~235959のHHMMSS形式で指定します。ただし,このプロパティで設定した時刻に達する前に,ログファイルのサイズが上限に達した場合,その時点でログファイルをローテーションします。
指定が無い場合は,ログサイズだけでローションします。
000000~235959のHHMMSS形式で指定します。なし09-00
setup.log.styleログファイルのローテーション方式を指定します。
SHIFT:
シフトモードでローテーションする場合に指定します。
WRAPを指定した場合:
ラップアラウンドモードでローテーションする場合に指定します。
次のどちらかを指定します。
  • SHIFT
  • WRAP
WRAP09-00
setup.maintenance.log.filenum保守ログのファイル面数を指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。1~16の整数で指定します。409-00
setup.maintenance.log.filesize保守ログのファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。4096~2147483647​の整数で指定します。16777216​09-00