ここでは,論理CTMドメインマネジャで指定できるパラメタについて説明します。
論理CTMドメインマネジャで指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
表4-111 論理CTMドメインマネジャに設定できるパラメタ
param-name指定値 | param-valueの指定内容 | 省略値 | 関連情報 |
---|---|---|---|
cdm.agent.port | スマートエージェントのポート番号を指定します。 このパラメタは,free-tierの場合にだけ使用します。 | 14000 | |
cdm.AliveCheckCount | CTMドメインマネジャ間の稼働状態の監視間隔の係数を,2~255の範囲の整数で指定します。 | 2 | |
cdm.port | CTMドメインマネジャがCTMドメイン構成情報を交換するために使用するポート番号を5001~65535の範囲の整数で指定します。 同じCTMドメイン名称を持つCTMドメインマネジャを複数のホストで開始する場合,-CTMPortオプションに同じ値を指定してください。省略した場合はサービス名ファイルが参照されます。サービス名ファイルに指定がないときは"20137"が設定されます。 CTMドメインマネジャは一つのポート番号でtcpおよびudpの両方のプロトコルを使用します。そのため,CTMドメインマネジャが使用するポート番号をほかのudpのポート番号として使用しないでください。 | 20137 | |
cdm.prf.PRFID | PRF識別子を指定します。 PRFデーモン起動時にPRF識別子を指定した場合に,同じPRF識別子を指定します。 PRFデーモン起動時にPRF識別子を省略した場合は,指定しないでください。PRF識別子が一致しないと,性能解析トレースが取得できません。 このパラメタは,free-tierの場合にだけ使用します。 | なし | |
cdm.SendHost※ | CTMドメイン構成情報の配布先となる,異なるネットワークセグメントにあるCTMドメインマネジャが動作するホストのIPアドレスを指定します。このとき指定するIPアドレスは,ホストの定義の<host-name>タグで指定するIPアドレスです。 この指定によって,複数のネットワークセグメントで構成したCTMドメインで,CTM構成情報を配布できるようになります。 | なし | |
cdm.SendHostInterval | cdm.SendHostで指定したホストに対してCTMドメイン構成情報を送信する間隔を0~65535の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 なお,指定しない場合は,ブロードキャスト間隔と同じであることを示します。0を指定した場合は送信しないことを示します。 | なし | |
cdm.SendInterval | CTMドメインマネジャがCTMドメイン構成情報をネットワークセグメント内にブロードキャストする間隔を0~65535の範囲の整数(単位:秒)で指定します。0は送信しないことを表します。 | 60 | |
cdm.SubnetMask | ネットワークのサブネットマスクを指定します。 | 255.255.255.0 | |
ctmdomname | CTMドメインマネジャが属するCTMドメイン名称を31文字以内で指定します。使用できる文字は英数字,アンダースコア「_」です。「CTMDOMAIN」以外の,「CTM」または「ctm」で始まる文字列は指定しないでください。 同一ホスト内でユニークな名称にする必要があります。 | CTMDOMAIN | 「機能解説 拡張編」の「3.3.5 CTMドメインとCTMドメインマネジャ」 |
ctmspool | CTM実行環境ディレクトリを指定します。ファイルセパレータには「/」を使用します。 | &{cosminexus.home}/CTM/spool |