16.4 Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプションのデフォルト値

Java HotSpot VMのオプションのデフォルト値を示します。デフォルト値は,OSごとに異なります。

ポイント
ここで説明するデフォルト値は,Javaアプリケーションの場合に有効になります。Javaアプリケーション以外の場合は,この表で示したデフォルト値ではなく,各オプション定義ファイルのadd.jvm.argキーのデフォルト値が有効になるキーがあります。各オプション定義ファイルのデフォルト値については,「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」または「3.2 usrconf.cfg(バッチサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。

Java HotSpot VMのオプションのデフォルト値をOSごとに次に示します。Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプションについては,「16.5 Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプション」を参照してください。

表16-10 Java HotSpot VMのオプションのデフォルト値

項番オプション名使用するOSとJavaVMの種類
Windows
x86
Windows
x64
Linux(AMD64 & Intel EM64T)AIX
[client]※1[server]※1[server][server][server]
1-Xmx<size>※264M64M83M83M83M
2-Xms<size>※25120k5120k7.8M7.8M7.8M
3-XX:MaxMetaspaceSize=<size>※2232-1232-1264-1264-1264-1
4-XX:MetaspaceSize=<size>※212M16M16M16M16M
5-XX:CompressedClassSpaceSize=<size>※21G1G1G1G1G
6-Xmn<size>※4※4※4※4※4
7-Xss<size>256k256k1M1M1M
8-XX:NewRatio=<value>※2128222
9-XX:SurvivorRatio=<value>※3888328
10-XX:TargetSurvivorRatio=<value>5050505050
11-XX:MaxTenuringThreshold=<value>1414141414
12-XX:ReservedCodeCacheSize=<size>32M48M48M48M48M
(凡例)
[client]:Java HotSpot Client VMが使用されることを示します。
[server]:Java HotSpot Server VMが使用されることを示します。
<size>の単位はバイトです。
注※1
オプション定義ファイル(usrconf.cfg)のjvm.typeキーの指定値によって,使用するJavaVMを選択できます。
注※2
J2EEサーバの場合,J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)のadd.jvm.argキーのデフォルト値が有効になります。add.jvm.argキーで定義されていないオプションのデフォルト値はこの表で示した値となります。
注※3
アプリケーションサーバのバージョンが08-00以降の場合,J2EEサーバモードで実行したJ2EEサーバでは,JavaVMのデフォルト値は上書きされます。上書き後のデフォルト値は-XX:SurvivorRatio=8となります。これは,すべてのプラットフォームに共通です。
注※4
Javaヒープと-XX:NewRatioによって決まります。