システムの停止手順は，起動手順と逆の順序になります。データベース，LDAPディレクトリサーバ，EISなどを使用している場合は，必要に応じて最後に停止してください。

注意

システム構成によって，アプリケーションサーバだけを停止する場合と，アプリケーションサーバのほかに，統合ネーミングスケジューラサーバ，セッションフェイルオーバサーバを停止する場合があります。

アプリケーションサーバのほかに，統合ネーミングスケジューラサーバ，セッションフェイルオーバサーバを停止する場合，次の点に注意してください。

• セッションフェイルオーバサーバを使用しているときは，アプリケーションサーバを停止したあとに，セッションフェイルオーバサーバを停止してください。
• 統合ネーミングスケジューラサーバの停止順序は任意です。

次に示す停止操作を基にシステムを停止してください。

• Webサーバの停止
  停止方法については，ご使用のWebサーバのマニュアルを参照してください。
  なお，Webサーバの停止のタイミングについてはシステムの運用形態に依存しますが，最初に停止することでJ2EEアプリケーションへのリクエストの受け付けを制御できます。また，インプロセスHTTPサーバを使用する場合は，Webサーバを停止する必要はありません。
  
• J2EEアプリケーションの停止
  サーバ管理コマンド（cjstopapp）でJ2EEアプリケーションを停止します。停止方法については，「付録D.4(2)　J2EEアプリケーションの停止」を参照してください。
  なお，次回J2EEサーバの起動と同時にJ2EEアプリケーションを開始する場合は，J2EEアプリケーションの停止は不要です。
  
• リソースの停止
  J2EEリソースを使用しない場合，この操作は不要です。
  サーバ管理コマンド（cjstoprar）でJ2EEリソースを停止します。停止方法については，「付録D.4(3)　リソースの停止」を参照してください。
  なお，次回J2EEサーバ起動時にJ2EEリソースを開始する場合は，J2EEリソースの停止は不要です。
  
• J2EEサーバの停止
  cjstopsvコマンドでJ2EEサーバを停止します。停止方法については，「付録D.4(4)　J2EEサーバの停止」を参照してください。
  
• SFOサーバの停止
  cjstopsvコマンドでSFOサーバを停止します。SFOサーバは，J2EEサーバと同様の手順で停止します。停止方法については，「付録D.4(4)　J2EEサーバの停止」を参照してください。
  
• CTMデーモンの停止
  CTMを使用しない場合，この操作は不要です。
  ctmstopコマンドでCTMデーモンを停止します。停止方法については，「付録D.4(6)　CTMデーモンの停止」を参照してください。
  
• CORBAネーミングサービスの停止
  CORBAネーミングサービスの起動方法によって，停止方法が異なります。停止方法については，「付録D.4(7)　CORBAネーミングサービスの停止」を参照してください。
  
• CTMドメインマネジャの停止
  CTMを使用しない場合，この操作は不要です。
  ctmdmstopコマンドでCTMドメインマネジャを停止します。停止方法については，「付録D.4(8)　CTMドメインマネジャの停止」を参照してください。
  
• スマートエージェントの停止
  スマートエージェントを起動していない場合，この操作は不要です。
  停止方法については，「付録D.4(9)　スマートエージェントの停止」を参照してください。
  
• PRFデーモンの停止
  cprfstopコマンドでPRFデーモンを停止します。停止方法については，「付録D.4(10)　PRFデーモンの停止」を参照してください。