Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

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car_tar_gzcoreアーカイブ機能

形式

car_tar_gz [-i <実行ファイル名>] [-f] [-s|-S] [<coreファイル名>] > <出力ファイル名>

機能

coreファイルと関連するライブラリなどをまとめて,一つのアーカイブファイルに出力します。car_tar_gzコマンドはgzipコマンドを使用して圧縮します。なお,このコマンドはUNIX用です。

引数

-i <実行ファイル名>
実行ファイル名を指定します。

-f
パス名付きでライブラリなどのファイルを取得します。

-s
出力するアーカイブファイルのサイズ(単位:バイト)を報告します。
この場合,アーカイブファイルは出力されません。

-S
アーカイブファイルを作成するための,シェルスクリプトを出力します。
このオプションを指定する場合,<出力ファイル名>には,シェルスクリプト名を指定してください。
出力されたシェルスクリプトを実行すると,アーカイブファイルが出力されます。

<coreファイル名>
coreファイル名を指定します。省略した場合,"core"が指定されます。

<出力ファイル名>
アーカイブファイル,またはシェルスクリプトのファイル名を指定します。

入力例

アーカイブファイルを作成する場合
car_tar_gz -f core.8326 > corefile.tar.gz

アーカイブファイルのサイズを調べる場合
car_tar_gz -s core.8326

シェルスクリプトからアーカイブファイルを作成する場合
  1. シェルスクリプトを作成します。
    car_tar_gz -S core.8326 > collect_cores.csh
  2. シェルスクリプトに実行権を付与します。
    chmod +x ./collect_cores.csh
  3. シェルスクリプトを実行して,アーカイブファイルを作成します。
    ./collect_cores.csh > corefile.tar.gz

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
異常終了しました。

出力メッセージ

次のメッセージを出力した場合,正常なアーカイブファイルは出力されません。

表10-2 car_tar_gzコマンドで出力されるエラーメッセージ

項番 エラーメッセージ 説明
1 usage: car_tar_gz [ -i executable-file ] [ -f ] [ -s | -S ] [ core-file ] コマンドの引数が不正です。
2 car_tar_gz: inner error! car_tar_gzコマンドの内部エラーです。
3 car_tar_gz: cannot create temporary name 一時的に使用するファイルが作成できません。
カレントディレクトリにある,ファイルcar_exec??(??は00〜99)を削除するか,移動してください。
4 car_tar_gz: 〜 : file not found ファイルが見つかりません。
coreファイルおよび-iオプションで指定した実行ファイルを確認してください。
5 car_tar_gz: 〜 : not supported platform サポートしていないOSです。

注意事項