Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

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cmx_trans_param抽象パラメタの展開

形式

cmx_trans_param -i <入力ファイル> -p <抽象パラメタ指定> -o <出力ファイル>

機能

入力した簡易構築定義ファイル,または構成変更定義ファイル(論理サーバのパラメタ変更用)に対して,指定された抽象パラメタを展開し,Webシステムに適した物理ティアのコンフィグレーションを生成します。

参考
Webシステムを初期構築する場合は簡易構築定義ファイルを,構築したWebシステムの構成を変更する(論理サーバのパラメタを変更する)場合は構成変更定義ファイルを使用します。
なお,構成変更定義ファイルには,論理サーバのパラメタ変更用と,サービスユニット・ホスト追加用の2種類があります。このコマンドはWebシステムの初期構築をする場合,およびWebシステム全体の設定を変更する場合に使用するため,サービスユニット・ホスト追加用の構成変更定義ファイルは指定できません。

引数

-i <入力ファイル>
簡易構築定義ファイル,または構成変更定義ファイル(論理サーバのパラメタ変更用)を指定します。

-p <抽象パラメタ指定>
<抽象パラメタ指定>には,<抽象パラメタ>=<値>の形式で,抽象パラメタとその値を指定します。
抽象パラメタにはリクエスト最大同時処理数を指定します。リクエスト最大同時処理数のパラメタ名は「UnitMaxParallelCount」であるため,<抽象パラメタ指定>には,「UnitMaxParallelCount=<値>」を指定します。
なお,抽象パラメタの詳細については,「付録I Smart Composer機能で使用できる抽象パラメタ」を参照してください。

-o <出力ファイル>
抽象パラメタ展開後の出力ファイルを指定します。

入力例

cmx_trans_param -i MyWebSystemDef.xml -p UnitMaxParallelCount=10 -o outMyWebSystemDef.xml

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
警告終了しました。

64:
異常終了しました。

注意事項

<入力ファイル>に指定した物理ティアがcombined-tier以外の場合はエラーになります。