Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

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cmx_start_targetWebシステムまたはサービスユニットの開始

形式

機能

システムの開始をします。Webシステムを開始する場合と,Webシステムに関連づいていない論理サーバを含むシステムを開始する場合で動作が異なります。それぞれの場合の動作について説明します。

引数

-s <Webシステム名>
Webシステム名を指定します。
このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,エラーになります。

-unit <サービスユニット名>
サービスユニット名を指定します。

-mode { ALL|READY }
開始モードを指定します。
  • ALL
    停止状態,閉塞状態,準備状態を稼働状態に引き上げます。
  • READY
    停止状態,閉塞状態を準備状態に引き上げます。
    稼働状態のサービスユニットを準備状態に引き下げることはできません。

-strict
論理サーバの起動に失敗した場合に,以降の論理サーバの起動を中断するときに指定します。
このオプションを省略してコマンドを実行した場合,論理サーバの起動に失敗したとき,以降の論理サーバの起動を継続します。

-ns
Webシステムに関連づいていない論理サーバを含むシステムを起動する場合に指定します。

入力例

cmx_start_target -s sample-system -unit unit1 -mode ALL

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
警告終了しました。

64:
異常終了しました。

戻り値の詳細を次の表に示します。

戻り値 サービスユニットが一つの場合 サービスユニットが複数の場合
0 すべての論理サーバの起動に成功しました。 すべてのサービスユニットの起動に成功※1しました。
1 一部のサービスユニットの起動に失敗※2しました。
64 一部の論理サーバの起動に失敗しました。 すべてのサービスユニットの起動に失敗※2しました。

(凡例) −:なし。

注※1 サービスユニットの起動成功とは,サービスユニット中のすべての論理サーバの起動に成功したことです。

注※2 サービスユニットの起動失敗とは,サービスユニット中の一部の論理サーバの起動に失敗したことです。


注意事項