Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

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cjlistjobバッチアプリケーション情報の一覧表示

形式

スケジューリング機能を使用しない場合
cjlistjob <サーバ名称>

スケジューリング機能を使用する場合
cjlistjob {[ [<スケジュールグループ名>]...]|[-all] }

機能

スケジューリング機能を使用しない場合
指定したサーバ名称のバッチサーバで実行中のバッチアプリケーションの情報を標準出力に出力します。
出力するバッチアプリケーションの情報を次に示します。
  • バッチアプリケーションの状態
  • バッチアプリケーション名
  • PRFのルートAP情報
  • cjexecjobコマンドの実行時刻

スケジューリング機能を使用する場合
指定したスケジュールグループで実行中のバッチアプリケーションの情報を標準出力に1行で出力します。
出力するバッチアプリケーションの情報を次に示します。
  • スケジュールグループ名
  • バッチアプリケーションの状態
  • バッチアプリケーション名
  • PRFのルートAP情報
  • cjexecjobコマンドの実行時刻
  • バッチアプリケーションの待機開始,実行開始,または強制停止受付時刻
  • ジョブID
  • バッチアプリケーションを実行しているサーバ名

cjlistjobコマンドのオプションは,usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)で指定できます。usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)が格納されているディレクトリは,次の順で検索されます。

  1. 環境変数(CJBATCHUSRCONFDIR)に指定したディレクトリ
  2. cjlistjobコマンドを実行したディレクトリ

注※ 環境変数(CJBATCHUSRCONFDIR)にはディレクトリを絶対パスで指定してください。

引数

<サーバ名称>
情報を取得したいバッチアプリケーションを実行しているバッチサーバの名称を指定します。
サーバ名称は,バッチサーバのセットアップ時に指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定してください。

<スケジュールグループ名>
情報を取得したいバッチアプリケーションを実行しているスケジュールグループの名称を指定します。複数のスケジュールグループをコンマ(,)区切りで指定できます。
なお,スケジュールグループ名の指定は省略できます。スケジュールグループ名の指定を省略した場合は,このコマンドのusrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)内にあるbatch.schedule.group.nameが使用されます。フォルト値は"JOBGROUP"です。

-all
同一マシン内のバッチサーバが使用しているすべてのスケジュールグループのバッチアプリケーション情報を表示する場合に指定します。

入力例

スケジューリング機能を使用しない場合
cjlistjob MyBacthServer
 

スケジューリング機能を使用する場合
cjlistjob JOBGROUP
 

戻り値

0:
バッチアプリケーション情報の一覧を表示しました。

1:
バッチアプリケーション情報の一覧の表示に失敗しました。

出力形式

スケジューリング機能を使用しない場合

 
<バッチアプリケーションの状態>△<バッチアプリケーション名>△<PRFのルートAP情報>△<cjexecjobコマンドの実行時刻>
 

スケジューリング機能を使用する場合

 
<スケジュールグループ名>△<バッチアプリケーションの状態>△<バッチアプリケーション名>△<PRFのルートAP情報>△<cjexecjobコマンドの実行時刻>△<バッチアプリケーション待機開始,実行時間,または強制停止受付時間>△<ジョブID>△<ジョブを実行しているバッチサーバ名>
 

(凡例) △:半角スペース

次に出力項目について説明します。

<スケジュールグループ名>
バッチアプリケーションの実行リクエストが振り分けられるスケジュールグループの名称を表示します。

<バッチアプリケーションの状態>
バッチアプリケーションの次の状態を表示します。
  • バッチアプリケーション実行中:running
  • バッチアプリケーション待機中:waiting
  • バッチアプリケーション強制停止中:forceStopping

<バッチアプリケーション名>
cjexecjobコマンドで指定したJavaアプリケーションのクラス名を表示します。

<PRFのルートAP情報>
PRFのルートアプリケーションの通信番号を,先頭けたが0xである16けたの16進数で表示します。

<cjexecjobコマンドの実行時刻>
cjexecjobコマンドを実行した時刻を次の形式で表示します。
 
yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss
 
(凡例) △:半角スペース yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss:西暦年/月/日 時間/分/秒
 

<バッチアプリケーションの待機開始,実行開始,または強制停止受付時刻>
スケジューリング機能を使用する場合に出力されます。
バッチアプリケーションの状態別に,バッチアプリケーションの開始時刻,待機時刻,または強制停止受付時刻を次の形式で表示します。
 
yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss
 
(凡例) △:半角スペース yyyy/mm/dd△hh:mm:ss.ssssss:西暦年/月/日 時間/分/秒
 
バッチアプリケーションの状態と表示される時刻の対応を次の表に示します。

表3-4 バッチアプリケーションの状態と表示される時刻

バッチアプリケーションの状態 表示される時刻 説明
waiting 待機開始時刻 バッチアプリケーションがスケジュールキューに入った時刻
running 実行開始時刻 バッチアプリケーションがスケジュールキューから出た時刻
forceStopping 強制停止受付時刻 スケジュールキューのバッチアプリケーションに強制停止予約をした時刻

<ジョブID>
バッチアプリケーションのジョブIDを表示します。

<ジョブを実行しているバッチサーバ名>
スケジューリング機能を使用する場合に出力されます。
バッチアプリケーションを実行しているバッチサーバ名を表示します。バッチアプリケーションが待機中の場合は,「-」を表示します。

出力例

指定したサーバ名称のバッチサーバの情報

 
running△com.hitachi.mypackage.batchApp1△0x0000000000123456△2008/04/14△17:27:35.689012
 

指定したスケジュールグループの情報

 
JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp1△0x0000000000123456△2008/04/14△17:27:35.689012△2008/04/14△17:27:37.182777△HOGE△MybatchServer1
JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp2△0x0000000002345678△2008/04/14△17:45:20.123456△2008/04/14△19:21:56.271354△102△MybatchServer2
JOBGROUP△running△com.hitachi.mypackage.batchApp3△0x0000000034567890△2008/04/14△18:15:54.397890△2008/04/14△19:00:00.123447△#5HL390_G3CV7△MybatchServer3
JOBGROUP△waiting△com.hitachi.mypackage.batchApp4△0x0000000045678901△2008/04/14△18:30:24.125444△2008/04/14△18:30:25.006220△112345△-
 

(凡例) △:半角スペース

注意事項