Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編
cjcopyres(リソースのコピー)
形式
cjcopyres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-type {ejb|war|datasource|mail|rar}
-src <コピー元表示名> -dst <コピー先表示名>
機能
リソース(EJB-JARファイル,WARファイル,データソースファイル,メール,またはRARファイル)のプロパティをコピーします。
引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -type {ejb|war|datasource|mail|rar}
- コピー対象となるリソースの種別を指定します。
- ejb:EJB-JARファイル
- war:WARファイル
- datasource:データソースファイル
- mail:メール
- rar:RARファイル
- -src <コピー元表示名>
- コピー元となるEJB-JARファイル,WARファイル,データソースファイル,メール,またはRARファイルの表示名を指定します。
- -dst <コピー先表示名>
- コピー先となるEJB-JARファイル,WARファイル,データソースファイル,メール,またはRARファイルの表示名を指定します。
- 表示名には,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)または次の特殊文字を使用できます。ただし,指定できる特殊文字は-typeで指定したリソースの種別によって異なります。
- ejb,war,rarを指定した場合に使用できる特殊文字
- プラス(+),ハイフン(-),ピリオド(.),キャレット(^),アンダースコア(_)
- mailを指定した場合に使用できる特殊文字
- スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),バーレン(()()),プラス(+),ハイフン(-),ピリオド(.),セミコロン(;),レスザン(<),グレーターザン(>),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
- ただし,先頭または末尾に半角スペースがある名前を指定した場合,半角スペースを除去して使用されます。
- datasourceを指定した場合に使用できる特殊文字
- アンダースコア(_)
- なお,mailを指定した場合,次に示す名称は指定できません。指定した場合エラーとなります。
- 先頭・末尾に半角スペースがある名前
- 文字列の途中に連続した2個以上の半角スペースがある名前
入力例
- EJB-JARファイルの場合
cjcopyres MyServer -type ejb -src accountJsp -dst accountJsp2
- WARファイルの場合
cjcopyres MyServer -type war -src account-war -dst account_war2
- データソースファイルの場合
cjcopyres MyServer -type datasource -src JdbcDbpsv -dst JdbcDbpsv2
- メールの場合
cjcopyres MyServer -type mail -src Mail -dst Mail2
- RARファイルの場合
cjcopyres MyServer -type rar -src account-ra -dst account-ra2
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 2:
- 排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
- タイムアウトが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
- コピー先に指定する表示名が存在してはいけません。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- コピー先表示名に指定したデータソースファイル,メール,またはRARファイルの表示名が240文字より大きい場合はエラーとなります。
- コピー先となるRARファイルの表示名に次の名称を指定した場合,J2EEアプリケーションの操作ができなくなるおそれがあります。このため,RARファイルの表示名に次の名称を指定しないでください。
- 記号の前後にアンダースコア(_)を指定している名称(例:abc_+_001)
- 記号で終わる名称(例:abc+)
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