cjezclearsession(グローバルセッション情報の削除(EADsセッションフェイルオーバ機能))
形式
cjezclearsession [-count] <サーバ名称> <アプリケーション識別子>
{-all|<サーバID>}
機能
EADsサーバ上のグローバルセッション情報を削除,またはEADsサーバ上のグローバルセッション情報数を表示します。なお,このコマンドは,EADsセッションフェイルオーバ機能を利用している場合に使用できます。
引数
- -count
- EADsサーバ上のグローバルセッション情報数を表示する場合に指定します。省略したときは,グローバルセッション情報を削除します。
- <サーバ名称>
- EADsサーバに接続するために必要となるEADsクライアントの設定情報を取得する,J2EEサーバ名を指定します。この引数に指定されたJ2EEサーバのJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(userconf.properties)の設定内容に従って,EADsクライアントを設定してからEADsサーバに接続します。
- <アプリケーション識別子>
- 削除または表示対象とするWebアプリケーションのアプリケーション識別子を指定します。
- -all
- 所有J2EEサーバの内容に関係なく,対象のWebアプリケーションのグローバルセッション情報をすべて削除,またはすべて表示する場合に指定します。
- <サーバID>
- 削除または表示対象のグローバルセッション情報を所有するJ2EEサーバのサーバIDを指定します。
入力例
- EADsサーバ上のグローバルセッション情報の削除の場合
cjezclearsession MyServer APPID SERVERID
- EADsサーバ上のグローバルセッション情報数の表示の場合
cjezclearsession -count MyServer APPID SERVERID
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 構文エラーです。
- 2:
- 1以外のエラーです。
注意事項
- 削除するHTTPセッションを所有するJ2EEサーバが稼働中の場合の削除
J2EEサーバが稼働中の場合,リクエスト処理が行われてグローバルセッション情報が新たに作成されることがあります。このため,削除対象とするHTTPセッションを所有するJ2EEサーバが稼働中の場合は,グローバルセッションの有効期限が切れる前に削除される可能性があります。グローバルセッション情報を削除する場合は,削除対象とするHTTPセッションを所有するJ2EEサーバを停止してからコマンドを実行してください。
- 有効期限前の削除
グローバルセッションの有効期限が切れる前にcjezclearsessionコマンドを実行してグローバルセッション情報の削除をした場合,次の動作になります。
項番 | J2EEサーバ上のHTTPセッションの有無 | 動作 |
---|
1 | なし | グローバルセッションの引き継ぎができません。 |
2 | あり | EADsサーバ上のセッション情報キャッシュにグローバルセッション情報が格納されていない状態となり,J2EEサーバ上のHTTPセッションだけでWebアプリケーションが動作します。 |