jheapprofanalyzerクラス別統計情報解析ファイルのCSV出力

形式

jheapprofanalyzer [-J <オプション名>] [<ファイル名>]

機能

クラス別統計情報解析ファイルをCSV形式で出力します。

クラス別統計情報解析ファイルで使用する入力ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「9.10 クラス別統計情報解析機能」を参照してください。

引数

-J <オプション名>
<オプション名>には,次のオプションを指定できます。また,次のオプション以外を指定した場合は,動作保証の対象外となります。
  • -Xms
    メモリ割り当てプールの初期サイズをバイト数で指定します。
  • -Xmx
    メモリ割り当てプールの最大サイズをバイト数で指定します。
  • -DJP.co.Hitachi.soft.jvm.tools.jheapprofanalyzer.threshold=num
    num: インスタンス合計サイズのしきい値を設定します。範囲は0~263-1 (Long.MAX_VALUE)です。インスタンス合計サイズがnum以上のクラスだけ出力します。デフォルト値は,1024です。
<ファイル名>
クラス別統計情報付き拡張スレッドダンプファイルを指定できます。ファイル名称の規定は,特にありません。また,ファイルの指定は,順不同であり,数に制限はありません。

戻り値

0:
正常終了しました。
1以上:
異常終了しました。

入力例

jheapprofanalyzer -J-Xms1024m -J-Xmx1024m -J-DJP.co.Hitachi.soft.jvm.tools.jheapprofanayzer.threshold=5000
javacore22356.080523161703​.txt  javacore22356.080523161711​.txt

出力形式

クラス別統計情報解析ファイルの出力形式については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「9.10 クラス別統計情報解析機能」を参照してください。

出力メッセージ

次のエラーメッセージが出力された場合,クラス別統計情報解析ファイルは出力されません。また,次のエラーメッセージ以外が出力された場合は,デフォルトの例外処理となります。

表10-12 jheapprofanalyzerコマンドで出力されるエラーメッセージ

項番エラーメッセージ説明出力後の動作
1usage: jheapprofanalyzer [options] file...
where options include:
-J-Xms<size> set initial Java heap size
-J-Xmx<size> set maximum Java heap size
-J-DJP.co.Hitachi.soft.jvm.tools.jheapprofanalyzer.threshold=<num> set instance total size threshold
JheapprofAnalyzerクラスへの引数の指定が間違っています。(a)
2JheapprofAnalyzer: Illegal property value<num>. Default is assumed.JP.co.Hitachi.soft.jvm.tools.jheapprofanalyzer.thresholdの<num>に数字以外を指定しました。または<num>が範囲外となっています。(b)
3JheapprofAnalyzer: can't open input file<ファイル名>ディレクトリに<ファイル名>がありません。または,別の原因でファイルを開けません。(c)
4JheapprofAnalyzer: can't read input file<ファイル名><ファイル名>の読み込みに失敗しました。(c)
5JheapprofAnalyzer: Illegal input file format<ファイル名><ファイル名>は,クラス別統計情報付き拡張スレッドダンプファイルではありません。(c)
6JheapprofAnalyzer: can't open output file<ファイル名>出力ファイルが開けません。
エラーの原因として,次の状態が考えられます。
  • 出力ファイルがディレクトリとなっています。
  • 出力ファイルがありません。
  • 別の原因で出力ファイルを開けません。
(a)
7JheapprofAnalyzer: can't write output file<ファイル名><ファイル名>の書き込みに失敗しました。(a)
(凡例)
(a):エラーとなり処理を終了します。
(b):デフォルトを仮定して処理を続行します。
(c):処理を続行し,指定したすべての入力ファイルのエラーチェックをします。

注意事項

クラス別統計情報解析機能では,日付を取得するときと,データを読み込むときにファイルを開きます。そのため,コマンド実行中に入力ファイルの更新および削除の操作をした場合の結果は保証されません。