Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

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4.2 データベースと接続するための設定

データベースと接続するために,DB Connectorの設定をします。DB Connectorはデータベースと接続するためのリソースアダプタです。

ここで説明するDB Connectorを使用したデータベースへの接続とは,JDBCインタフェースを使用してデータベースのテーブルだけにアクセスすることです。

JMSインタフェースを使用してキューにアクセスする場合は,DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingを使用してデータベースに接続します。詳細は,マニュアル「Reliable Messaging」を参照してください。

データベースをクラスタコネクションプールで使用する場合は,「4.3 データベースと接続するための設定(クラスタコネクションプールの場合)」を参照してください。

DB Connectorの設定をするには,あらかじめ使用するデータベースの環境を設定しておいてください。また,使用するDB Connectorの種類に応じて,HiRDB Type4 JDBC Driver,Oracle JDBC Thin Driver,またはSQL Server JDBC Driverの設定も必要です。

DB Connectorの設定は次の手順で実施します。

  1. DB Connectorをインポートします。
  2. プロパティを定義します。
  3. DB Connectorをデプロイします。
    デプロイとは,DB ConnectorをJ2EEサーバに共有スタンドアロンモジュール(J2EEリソースアダプタ)として配備することです。
  4. 接続を確認します。
    正しく接続できるかどうかは,接続テストによって確認できます。

デプロイしたDB Connectorは,J2EEアプリケーションのプロパティ設定で,リソースアダプタのリファレンスを解決する必要があります。詳細については,「9.3.3 リソースアダプタのリファレンス定義」を参照してください。

参考
DB Connectorのプロパティを新規に設定する場合,Component Containerが提供しているテンプレートファイルが利用できます。
Connector属性ファイルのテンプレートファイルは,次に示すディレクトリに格納されています。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\templates\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/admin/templates/
このテンプレートファイルを使用すると,DB Connectorをインポートする前に,Connector属性ファイルを編集しておくことができます。テンプレートファイルはコピーして使用してください。
Connector属性ファイルのテンプレートファイル名については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.14 Connector属性ファイルのテンプレートファイル」を参照してください。
なお,すでにプロパティが設定されているDB Connectorのプロパティを変更する場合は,テンプレートファイルは使用しないでください。インポートしたDB ConnectorのConnector属性を取得して,Connector属性ファイルを編集してください。
<この節の構成>
4.2.1 DB Connectorのインポート
4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義
4.2.3 DB Connectorのデプロイ
4.2.4 DB Connectorの接続テスト
4.2.5 DB Connectorの開始
4.2.6 DB Connectorの停止
4.2.7 DB Connectorのアンデプロイ
4.2.8 DB Connectorのエクスポート