ここでは,J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションのトランザクションがタイムアウトした場合に,メッセージまたは性能解析トレースファイルを使用してタイムアウトしたトランザクションを特定する方法について説明します。
ここでは,次の2種類の方法について説明します。
トランザクションでタイムアウトが発生した場合,メッセージKDJE31002-W,およびKDJE50080-Wが出力されます。これらのメッセージには,次の情報が出力されます。
なお,メッセージの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の「KDJE31002-W」,およびマニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の「KDJE50080-W」を参照してください。
性能解析トレースファイルには,トランザクションタイムアウトが発生する直前と直後のトレース取得ポイントで,トレース情報が出力されています。
次のイベントIDの処理内容を確認してください。
表7-12 トランザクションタイムアウト時に出力される性能解析トレース
イベントID | 説明 |
---|---|
0x8819 | トランザクションタイムアウトの直前の処理で出力される情報です。インタフェース名に,タイムアウトするトランザクションのルートアプリケーション情報が出力されます。 |
0x8820 | トランザクションタイムアウトの直後の処理で出力される情報です。 |
0x8C41 | 障害調査用SQLが出力されたときに出力される情報です。 |