アプリケーションサーバで動作するJ2EEサーバまたはバッチサーバのプロセスは,JavaVM上で実行されます。製品のJavaVMで提供している機能を次に示します。
製品のJavaVMでは,障害発生時の要因分析やシステムの状態確認に利用できるよう,ログの出力内容が拡張されています。このログは,製品のJavaVMログファイルに出力され,標準のJavaVMよりも,多くのトラブルシュート情報が取得できます。さらに,このログ(拡張verbosegc情報)を利用して適切なチューニングを実施することで,システムの可用性向上が図れます。製品のJavaVMログファイルについては,「5.7 JavaVMログ(JavaVMログファイル)」を参照してください。Java VMのチューニングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「7. JavaVMのメモリチューニング」を参照してください。
次節以降で,製品のJavaVMの各機能について説明します。なお,明示管理ヒープ機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「8. 明示管理ヒープ機能を使用したFullGCの抑止」を参照してください。