4.9.1 ユーザダンプの取得(Windowsの場合)

ユーザダンプの取得について説明します。

<この項の構成>
(1) Windows XPの場合
(2) Windows XP以外の場合

(1) Windows XPの場合

プロセスダウンが発生した場合に次のファイルがあれば採取します。

<ワトソン博士のクラッシュダンプ出力先指定ディレクトリ>は,ワトソン博士(drwtsn32)を実行してクラッシュダンプ欄のパスを確認してください。

注意
ワトソン博士(drwtsn32)のオプションで「メッセージ ボックスによる通知(U)」が「無効」になっていることを確認してください。なお,デフォルトは無効です。「有効」の状態でユーザダンプを取得(cjstopsvコマンドの-fdオプションを使用)すると,表示される確認ダイアログを閉じるタイミングによって,ユーザダンプが正常に出力されないなどの問題が発生します。

プロセスのハングアップやスローダウンが発生した場合にユーザダンプを取得するときは,プロセスIDを確認してuserdump.exeコマンドを実行します。userdump.exeは,Microsoftによって提供されているコマンドです。

userdump.exe <プロセスID>

userdump.exeコマンドでユーザダンプを取得した場合,ユーザダンプはuserdump.exeを実行したカレントディレクトリに出力されます。

(2) Windows XP以外の場合

●Windows Server 2008またはWindows Vistaの場合

タスクマネージャまたはWindowsのデバッグツールを使用して,ユーザダンプを取得します。詳細は,Microsoft社のホームページを参照してください。

●Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7,またはWindows Vistaの場合

cjstopsvコマンドの-fdオプションを使用して次のファイルを取得します。

<ユーザダンプの出力先ディレクトリ>¥cjmemdump.dmp

<ユーザダンプの出力先ディレクトリ>は,環境変数CJMEMDUMP_PATHで指定しておいてください。