この機能は,新たにバッファとスレッドを生成します。この機能が有効の場合,このバッファとスレッドはJavaVM終了時まで生存します。そのため,この機能を使用することでバッファとスレッド用にメモリを消費します。そのメモリ消費量を次に記載します。
まず,バッファのメモリ消費量を次に示します。
(ログ1行分のサイズ = 4096byte)×(バッファにためこめる行数 = 1024行)= 4Mbyte |
さらに明示管理ヒープ機能を使用している場合は,明示管理ヒープ機能のイベントログ用のバッファも生成するため,2倍のメモリ消費量となり8Mbyteとなります。
また,スレッドのメモリ消費量は-Xssオプションに指定された値です。こちらも,明示管理ヒープ機能を使用している場合は,明示管理ヒープ機能のイベントログ用のスレッドも生成するため,メモリ消費量は2倍となります。
表9-24 プラットフォームごとの-Xssのデフォルト値
プラットフォーム | -Xssのデフォルト値 |
---|---|
Linux(EM64T) | 1Mbyte |
Windows(x64) | 1Mbyte |
Windows(x86) | 320Kbyte |
AIX | 1Mbyte |