性能解析トレースを利用すると,システムを構成する各種ソフトウェアの稼働状況やリクエストの処理過程で各サーバが出力したトレース情報などを監視して,システム全体の処理性能を確認できます。処理性能を監視すると,アプリケーションサーバのボトルネックの調査や,パフォーマンスチューニングを実施する必要があるかどうかの判断ができるようになります。また,アプリケーションの各処理が出力したトレース情報を解析して,アプリケーションの性能を確認したり比較したりできます。性能を解析すると,アプリケーションのボトルネックの調査や,アプリケーションの改善を実施する必要があるかどうかの判断ができるようになります。
この章の構成を次の表に示します。
表7-1 この章の構成(性能解析トレース)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | 性能解析トレースの概要 | 7.2 |
Management Serverを利用した性能解析トレースファイルの収集 | 7.3 | |
実装 | 性能解析トレースのルートアプリケーション情報取得のための実装 | 7.4 |
設定 | 実行環境での設定 | 7.5 |
運用 | ユーザ拡張性能解析トレース実行時に出力されるログ情報 | 7.6 |
性能解析トレースファイルを使用した処理性能の解析作業 | 7.7 | |
注意事項 | ユーザ拡張性能解析トレース使用時の注意事項 | 7.8 |