4.3.2 Performance Tracerのログの取得

Performance Tracerのログの種類とログの出力先について説明します。

<この項の構成>
(1) Performance Tracerのログの種類
(2) Performance Tracerのログの出力先

(1) Performance Tracerのログの種類

Performance Tracerでは,PRF識別子ごとにPRFデーモン,PRFコマンドのログを出力します。また,システムでトラブルが発生したときの保守員による障害解析用のログ(各種保守情報)を環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリに出力します。

日常的な運用で監視する場合はイベントログ,およびsyslogを監視します。

(2) Performance Tracerのログの出力先

Performance Tracerのログの出力先を次に示します。

表4-19 Performance Tracerのログの出力先

内容出力先ディレクトリ※1
PRFデーモンおよびPRFコマンドのログ
  • Windowsの場合
    <環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリ>¥log¥<PRF識別子>¥ctmlog[n]
    およびイベントログ※2
  • UNIXの場合
    $PRFSPOOL/log/<PRF識別子>/ctmlog[n]
    およびsyslog※3
モジュールトレース
  • Windowsの場合
    <環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリ>¥utt¥umt
  • UNIXの場合
    $PRFSPOOL/utt/umt
構造化例外発生ログ
(Windowsの場合)
<環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリ>¥oslttrc
保守情報
  • Windowsの場合
    <環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリ>
  • UNIXの場合
    $PRFSPOOL/
注※1 
[n]には「01」または「02」が表示されます。
注※2 
運用に必要なメッセージが出力されます。ログファイルの出力先はWindowsのイベントログの設定によって異なります。
注※3 
運用に必要なメッセージが出力されます。syslogの設定に関する詳細については,OS付属のマニュアルを参照してください。