2.5.9 JP1と連携したシステムでトラブルが発生した場合

JP1と連携したシステムでトラブルが発生した場合,次に示す対処を実施する必要があります。

<この項の構成>
(1) JP1/IMと連携したシステムでのトラブルへの対処
(2) JP1/AJSと連携したシステムでのトラブルへの対処

(1) JP1/IMと連携したシステムでのトラブルへの対処

JP1/IMと連携したシステムで予想されるトラブルとその対処方法を次に示します。

表2-16 JP1/IMと連携したシステムで予想されるトラブルとその対処方法

トラブルの種類対処方法
監視ツリーの自動生成時にトラブルが発生したトラブルが発生したら,JP1/Baseのプラグインサービスログのファイルに出力されたアダプタコマンドのメッセージを基にトラブルの発生要因を調査してください。JP1/Baseのプラグインサービスログのファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
JP1イベントがJP1/IMに通知されないアプリケーションサーバで構築したシステムからJP1/IMにJP1イベントが発行されているかどうか,運用管理エージェント・運用監視エージェント・Management Serverのログを確認してください。運用管理エージェント・運用監視エージェント・Management Serverのログの格納場所については,「4.3.1 Component Containerのログの取得」,または「4.4.1 Component Containerのログの取得(バッチアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。
運用管理エージェント・運用監視エージェント・Management Serverのログの内容に応じて,次の対処を実施してください。
  • JP1イベント発行のログが出力されていない場合,運用管理サーバでのJP1イベント発行の設定内容を確認してください。
  • JP1イベント発行のログが出力されている場合,JP1統合運用管理サーバでのJP1/Baseの構成定義の作成内容を確認してください。また,運用管理サーバおよびJ2EEサーバでのJP1/Baseのイベントサービスの動作環境設定内容を確認してください。
JP1/IM-Viewのモニタ起動操作を実行したあとWebブラウザが起動しないモニタ起動コマンドをコピーしたディレクトリに格納されているmngsvrmonitor.logに出力されたメッセージを基にトラブルの発生要因を調査してください。

注※ アプリケーションサーバの運用管理サーバのことです。


(2) JP1/AJSと連携したシステムでのトラブルへの対処

JP1/AJS連携による運用管理コマンド(mngsvrutil)の自動実行でエラーが発生した場合,JP1/AJS-Viewのジョブネットモニタウィンドウから,トラブルが発生したジョブの詳細情報を表示し,実行結果を確認してください。実行結果詳細に表示されたmngsvrutilコマンドのエラーメッセージを基にトラブルの発生要因を調査してください。JP1/AJS-Viewでの操作の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」を参照してください。