3.3.16 OSの統計情報取得の設定

ここでは,Windowsの場合に,OSの統計情報を取得するための設定について説明します。

Windowsのシステムモニタを使用して,システムリソースのパフォーマンスデータを取得できます。トラブル発生時またはトラブルの兆候が見られる場合には,Windowsのシステムモニタでパフォーマンスデータの取得を開始し,トラブル発生後にパフォーマンスデータのログを保存します。システムモニタの操作の詳細については,OS付属のマニュアルなどを参照してください。

次の表に示すシステムモニタのログを60秒間隔で採取します。なお,具体的な設定方法は,OS付属のマニュアルなどを確認してください。

表3-24 システムモニタの設定内容

パフォーマンスオブジェクトインスタンス項目名説明
processor%Processor TimeCPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値)
%Privileged TimeCPU使用率(カーネルモード分)
%User TimeCPU使用率(ユーザモード分)
memoryCache Bytesファイルシステム キャッシュが現在使用しているバイト数
Cache Faults/sec1秒間当たりのメモリの別の場所からの取り出しか,ディスクから取り出しの回数
Page Faults/sec1秒間当たりのページフォールトの数
Transition Faults/sec1秒間当たりのフォールトの数
process_TotalHandle Count現在オープンしているハンドルの総数
Page Faults/secページフォールトの発生率
Private Bytesメモリ使用量(バイト)
Virtual Bytes仮想メモリ使用量(バイト)
Working Set Bytes実メモリ使用量(バイト)
cjstartsv%Processor TimeCPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値)
%Privileged TimeCPU使用率(カーネルモード分)
%User TimeCPU使用率(ユーザモード分)
Page Faults/secページフォールトの発生率
Thread Countスレッド数
Private Bytesメモリ使用量(バイト)
Virtual Bytes仮想メモリ使用量(バイト)
Working Set Bytes実メモリ使用量(バイト)

(凡例)-:該当しない