2.4.1 トラブルの種別と取得が必要な資料

アプリケーションサーバで想定されるトラブルには,次に示す種別があります。

トラブル種別ごとに取得する資料を,次に示します。

表2-5 トラブル種別ごとの取得資料一覧

項番資料の種類トラブル種別
エラーメッセージ出力システムダウンハングアップ(無応答)スローダウン
1メッセージログ※1
2ユーザログ※1
3例外ログ※1
4保守用ログ※1
5性能解析トレース
6JavaVMのスレッドダンプ
7JavaVMのGCのログ
8メモリダンプ
9JavaVMログファイル※2
10エラーリポートファイル
11OSの状態・ログ
12OSの統計情報
13定義情報
14作業ディレクトリ※4
15リソースの設定
16Webサーバのログ
17JavaVMのスタックトレース※3
18JavaVMの明示管理ヒープ機能のイベントログ※2
(凡例)
○:必須
△:取得するかどうかは,実際のエラーの内容によって異なる
-:取得しない
注※1
アプリケーションサーバの構成ソフトウェアが出力するログです。
注※2
JavaVM起動オプションを指定している場合に出力されます。取得するためのオプションについては,「4.10 JavaVMログ(JavaVMログファイル)」を参照してください。また,オプションの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「16. JavaVM起動オプション」を参照してください。
注※3
UNIXを使用している場合だけ出力されます。
注※4
作業ディレクトリのデフォルトは,<Application Serverのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥public(Windowsの場合),または/opt/Cosminexus/CC/server/public(UNIXの場合)です。