8.25.2 JSFとユーザアプリケーションとの間の処理でのトレース取得ポイント

<この項の構成>
(1) JSFアプリケーションとユーザアプリケーションとのトレース取得ポイント
(2) リソースハンドリングでのトレース取得ポイント

(1) JSFアプリケーションとユーザアプリケーションとのトレース取得ポイント

JSFアプリケーションでは,ユーザアプリケーションが呼び出されるタイミングで,トレース情報を出力します。

(a) カスタムコンバータが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●カスタムコンバータが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-169  カスタムコンバータが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF041カスタムコンバータが呼び出される直前A
0xAF052カスタムコンバータの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-108中の番号と対応しています。

カスタムコンバータが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-108 カスタムコンバータが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●カスタムコンバータが呼び出される時に取得できるトレース情報

カスタムコンバータが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-170  カスタムコンバータが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF04A※2※3
20xAF05A異常時は例外のクラス名※4

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-108中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
カスタムコンバータのクラス名とメソッド名が出力されます。
注※4
ユーザの入力値の誤りによってConverterExceptionが発生した場合,例外クラス名が出力されますが,正常終了となります,リターンコードは0となります。
JSFからカスタムコンバータを呼び出すタイミングによっては,発生した例外処理は異常終了となります。
faceletsページでUIコンポーネントの<f:converter>タグを指定してカスタムコンバータを呼び出した場合,コンポーネントIDだけがクライアントIDとして表示されます。

(b) カスタムバリデータが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●カスタムバリデータが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-171  カスタムバリデータが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF061カスタムバリデータが呼び出される直前A
0xAF072カスタムバリデータの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-109中の番号と対応しています。

カスタムバリデータが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-109 カスタムバリデータが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●カスタムバリデータが呼び出される時に取得できるトレース情報

カスタムバリデータが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-172  カスタムバリデータが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF06A※2※3
20xAF07A異常時は例外のクラス名※4

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-109中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
カスタムバリデータのクラス名が出力されます。MethodExpressionを利用してカスタムバリデータを呼び出す場合,MethodExpressionが出力されます。
注※4
ユーザの入力値の誤りによってValidatorExceptionが発生した場合,例外クラス名が出力されますが,正常終了となり,リターンコードは0となります。

(c) ValueChangeListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●ValueChangeListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-173  ValueChangeListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF081ValueChangeListenerが呼び出される直前A
0xAF092ValueChangeListenerの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-110中の番号と対応しています。

ValueChangeListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-110  ValueChangeListenerが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●ValueChangeListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

ValueChangeListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-174  ValueChangeListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF08A※2※3
20xAF09A※4異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-110中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
ValueChangeListenerのクラス名が出力されます。MethodExpressionを利用してValueChangeListenerを呼び出す場合,MethodExpressionが出力されます。
注※4
MethodExpressionでValueChangeListenerが呼び出されて正常終了した場合,一つの引数を持つメソッドが呼び出された時は「one argument」が,引数のないメソッドが呼ばれた時は「no argument」が出力されます。異常終了の場合,空文字が出力されます。

(d) ActionListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●ActionListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-175 ActionListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF0A1ActionListenerが呼び出される直前A
0xAF0B2ActionListenerの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-111中の番号と対応しています。

ActionListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-111  ActionListenerが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●ActionListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

ActionListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-176  ActionListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF0AA※2※3
20xAF0BA※4異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-111中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
ActionListenerのクラス名が出力されます。MethodExpressionを利用してActionListenerを呼び出す場合,MethodExpressionが出力されます。
注※4
MethodExpressionでActionListenerが呼び出されて正常終了した場合,一つの引数を持つメソッドが呼び出された時は「one argument」が,引数のないメソッドが呼ばれた時は「no argument」が出力されます。異常終了の場合,空文字が出力されます。

(e) AjaxBehaviorListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●AjaxBehaviorListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-177  AjaxBehaviorListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF0C1AjaxBehaviorListenerが呼び出される直前A
0xAF0D2AjaxBehaviorListenerの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-112中の番号と対応しています。

AjaxBehaviorListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-112  AjaxBehaviorListenerが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●AjaxBehaviorListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

AjaxBehaviorListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-178  AjaxBehaviorListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF0CA※2※3
20xAF0DA※4異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-112中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
AjaxBehaviorListenerのクラス名が出力されます。MethodExpressionを利用してAjaxBehaviorListenerを呼び出す場合,MethodExpressionが出力されます。
注※4
正常終了の場合,一つの引数を持つメソッドが呼び出された時は「one argument」が,引数のないメソッドが呼ばれた時は「no argument」が出力されます。異常終了の場合,空文字が出力されます。

(f) Action Methodが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●Action Methodが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-179  Action Methodが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF0E1Action Methodが呼び出される直前A
0xAF0F2Action Methodの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-113中の番号と対応しています。

Action Methodが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-113  Action Methodが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●Action Methodが呼び出される時に取得できるトレース情報

Action Methodが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-180  Action Methodが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF0EA※2
20xAF0FA異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-113中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。

(g) ComponentSystemEventListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントおよび取得できるトレース情報
●ComponentSystemEventListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-181  ComponentSystemEventListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF121ComponentSystemEventListenerが呼び出される直前A
0xAF132ComponentSystemEventListenerの処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-114中の番号と対応しています。

ComponentSystemEventListenerが呼び出される時のトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-114  ComponentSystemEventListenerが呼び出される時のトレース取得ポイント

[図データ]

●ComponentSystemEventListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

ComponentSystemEventListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-182  ComponentSystemEventListenerが呼び出される時に取得できるトレース情報

図中の番号※1イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF12A※2※3
20xAF13A※4異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※1
図8-114中の番号と対応しています。
注※2
ユーザアプリケーションを呼び出したコンポーネントのクライアントIDが出力されます。
注※3
ComponentSystemEventListenerのクラス名が出力されます。MethodExpressionを利用してComponentSystemEventListenerを呼び出す場合,MethodExpressionが出力されます。
注※4
MethodExpressionでComponentSystemEventListenerが呼び出されて正常終了した場合,一つの引数を持つメソッドが呼び出された時は「one argument」が,引数のないメソッドが呼ばれた時は「no argument」が出力されます。異常終了の場合,空文字が出力されます。

(2) リソースハンドリングでのトレース取得ポイント

JSFアプリケーションが,リクエストされたリソースを処理する時,トレース情報を出力します。

トレースを取得できるケースを次に示します。

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-183 リソースハンドリングでのトレース取得ポイントの詳細

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0xAF101リソースのリクエスト処理を開始する直前A
0xAF112リソースのリクエスト処理が終了した直後A

(凡例)A:標準

注※
図8-115中の番号と対応しています。

リソースハンドリングでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-115  リソースハンドリングでのトレース取得ポイント

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

リソースハンドリングで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-184 リソースハンドリングで取得できるトレース情報

図中の番号イベントIDレベル取得できる情報
インタフェース名オペレーション名オプション
10xAF10A
20xAF11A異常時は例外のクラス名

(凡例)A:標準 -:該当なし

注※
図8-115中の番号と対応しています。