圧縮オブジェクトポインタ機能は,Javaアプリケーションによって作成されるJavaオブジェクトのサイズを圧縮することで,64bit環境で動作するJavaアプリケーションのメモリ使用効率を向上させる機能です。この機能を有効にすることによって,64bit版Application Server上で動作しているJavaアプリケーション実行中での,Javaヒープ領域とExplicitヒープ領域※の使用量を少なくできます。
圧縮オブジェクトポインタ機能は,-XX:+UseCompressedOopsを指定することで有効にできます。UseCompressedOopsオプションの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「16.2 固有のJavaVM拡張オプションの詳細」を参照してください。
この機能を有効にすると,実行時のメモリ使用量とJavaVMの実行性能が変化する場合があります。また,JavaVM実行時のOS環境の違いによっても,この機能有効時のJavaVMの実行性能が変動します。
注※ Explicitヒープ領域は,明示管理ヒープ機能が有効な場合にだけ該当します。