syslogの出力形式と出力項目について説明します。
syslogは,J2EEサーバの起動,停止および異常終了時に出力されるログです。出力形式は次のとおりです。
日付 時刻 ホスト名 ID文字列 [pid]:メッセージテキスト
出力項目を次に示します。
表5-20 syslogの出力項目
項目名 | 説明 |
---|
日付 | メッセージを出力した日付です。 |
時刻 | メッセージを出力した時刻です。 |
ホスト名 | ホスト名を示す文字列が出力されます。 |
pid | プロセスIDが出力されます。 |
ID文字列 | アプリケーションを示す文字列として,「HEJB」が出力されます。 |
メッセージテキスト | メッセージテキストが出力されます。 |
- 注意
- syslogメッセージ出力形式の注意事項
- Red Hat Enterprise Linux Server 6でsyslogへ改行やタブなどの制御文字(ASCIIコード0-31,127)を出力した場合,標準設定ではRed Hat Enterprise Linux 5の出力結果と異なります。Red Hat Enterprise Linux Server 6では,制御文字を「#<数字>」(<数字>は文字コードを3けたの8進数で表したもの)へ変換して出力します。
- Red Hat Enterprise Linux 5と同等の出力に変更する場合の手順を次に示します。
- 手順
- rsyslogを「rsyslog-4.6.2-3.el6_1.4」以降にアップデートします。
- /etc/rsyslog.confに次のオプションを設定します。
$EscapeControlCharactersOnReceive off
$ActionFileDefaultTemplate RSYSLOG_SysklogdFileFormat
$SpaceLFOnReceive on
$DropTrailingLFOnReception off
- service rsyslog restartを実行してrsyslogを再起動します。