ユーザ拡張性能解析トレースの実行時に,JavaVMログファイルに次のログが出力されます。
それぞれのログについて説明します。
ユーザ拡張性能解析トレースでユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルの読み込み時に出力されるログ情報を次の表に示します。
表7-9 ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルの読み込み時に出力されるログ
出力形式 | 出力内容 | 説明 |
---|---|---|
[UPR※1]<DATE>Setting file not found.<file=FILEPATH> |
| デフォルト,またはjvm.userprf.Fileプロパティで指定したユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルが存在しません。 |
[UPR※1]<DATE>Failed to open setting file.<file=FILEPATH> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルのオープンまたは読み込みができません。 |
[UPR※1]<DATE>Failed to parse setting file.<file=FILEPATH><line=LINE> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルの内容に記述フォーマット上の誤りがあります。 |
[UPR※1]<DATE>Event ID is invalid value.<file=FILEPATH><eventID=EventID> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルのイベントIDが有効な値の範囲外です。 |
[UPR※1]<DATE>No valid settings in setting file.<file=FILEPATH> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルに有効な設定がありません。 |
[UPR※1]<DATE>User Extended PRF started successfully.<file=FILEPATH> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルが正常に読み込まれ,ユーザ拡張性能解析トレースが有効になりました。 |
注※1 ユーザ拡張性能解析トレースが出力したログであることを示す識別子です。
注※2 拡張verbosegc情報と同じ形式で出力します。
ユーザ拡張性能解析トレースでは性能解析トレースを出力するために,インストゥルメンテーション機能を利用して,クラスロード時にアプリケーションのクラスを書き換えます。このときに出力するログを次の表に示します。
表7-10 アプリケーションの書き換え時のログ
出力形式 | 出力内容 | 説明 |
---|---|---|
[UPR※1]<DATE>BCI process failed.<class=CLASS> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルに指定されたクラスの書き換えに失敗しました。 |
[UPR※1]<DATE>BCI process finished successfully.<class=CLASS> |
| ユーザ拡張性能解析トレース設定ファイルに指定されたクラスの書き換えに成功しました。なお,このログはjvm.userprf.Traceプロパティにtrueを指定している場合に出力します。 |
[UPR※1]<DATE>BCI count exceeded a limit. |
| jvm.userprf.Limitプロパティで指定した数を超えてトレース対象メソッドを書き換えようとしました。次のどちらかで対処してください。
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注※1 ユーザ拡張性能解析トレースが出力したログであることを示す識別子です。
注※2 拡張verbosegc情報と同じ形式で出力します。