5.3 J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセル

この節では,J2EEアプリケーション実行時間の監視機能と,J2EEアプリケーション実行時間の監視機能で提供するメソッドタイムアウト機能,およびメソッドキャンセル機能について説明します。

注意
Javaの仕様やJavaVM実装上の制限によって,メソッドキャンセルができないことがあります。この場合,メソッドキャンセルができない領域は,クラス単位ではない特殊な保護区としています。Javaの仕様やJavaVM実装上の制限によって,メソッドキャンセルができなかった場合は,メッセージKDJE52718-Wの詳細情報で次に示すクラス名が表示されます。
JP.co.Hitachi.soft.jvm.CriticalClass.dummy(Native Method)
なお,保護区については,「5.3.4(1) 保護区と非保護区」を参照してください。

この節の構成を次の表に示します。

表5-6 この節の構成(J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセル)

分類タイトル参照先
解説J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセルの概要5.3.1
J2EEアプリケーション実行時間の監視とは5.3.2
メソッドタイムアウトとは5.3.3
メソッドキャンセルとは5.3.4
タイムアウト値の設定例と設定値の有効範囲5.3.5
使用するスレッド数5.3.6
実装cosminexus.xmlでの定義5.3.7
設定実行環境での設定5.3.9
運用J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセルの流れ5.3.10
J2EEアプリケーションの実行状態の確認5.3.11
タイムアウトが発生したリクエストのキャンセル5.3.12
J2EEアプリケーション実行時間監視で出力されるログ情報5.3.13
注意事項実装時の注意事項5.3.8
<この節の構成>
5.3.1 J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセルの概要
5.3.2 J2EEアプリケーション実行時間の監視とは
5.3.3 メソッドタイムアウトとは
5.3.4 メソッドキャンセルとは
5.3.5 タイムアウト値の設定例と設定値の有効範囲
5.3.6 使用するスレッド数
5.3.7 cosminexus.xmlでの定義
5.3.8 実装時の注意事項
5.3.9 実行環境での設定
5.3.10 J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセルの流れ
5.3.11 J2EEアプリケーションの実行状態の確認
5.3.12 タイムアウトが発生したリクエストのキャンセル
5.3.13 J2EEアプリケーション実行時間監視で出力されるログ情報