14.3 ジョブによるシステムの自動運転の設定

この節では,JP1/AJSと連携して,ジョブによってアプリケーションサーバシステムの運用を自動化するための設定について説明します。

まず,次の表に示すサーバおよびクライアントに,システムの自動運転に必要なJP1の製品またはApplication Serverの製品の構成ソフトウェアをインストール,セットアップしておいてください。なお,JP1/AJSと連携する場合のシステム構成については,「14.2.2 ジョブによるシステムの自動運転に必要なプログラム」のジョブによるシステムの自動運転に必要なプログラムに関する説明を参照してください。

表14-4 ジョブによるシステムの自動運転に必要な製品または構成ソフトウェア

サーバ/クライアント製品/構成ソフトウェア
J2EEサーバ
  • Component Container
アプリケーションサーバの運用管理サーバ
  • JP1/Base
  • JP1/AJS - Agent
JP1ジョブ運用管理サーバ
  • JP1/Base
  • JP1/AJS - Manager
運用管理クライアント
  • JP1/AJS - View

 

ジョブを使用して,システムを自動運転化するための手順を次に示します。

  1. アプリケーションサーバの運用管理サーバで,次の作業を実施します。
    • mngsvrutilコマンドの実行環境の設定(14.3.1参照)
    • J2EEサーバの運用監視の設定(14.3.2参照)
  2. 運用管理クライアントで,次の作業を実施します。
    • アプリケーションサーバのJP1/AJS定義プログラムのインストール(14.3.3参照)
    • アプリケーションサーバのカスタムジョブの登録(14.3.4参照)
    • ジョブの定義(14.3.5参照)
    • スケジュールの定義(14.3.6参照)
    注※ Windowsの場合だけ実施してください。
<この節の構成>
14.3.1 mngsvrutilコマンドの実行環境の設定
14.3.2 J2EEサーバの運用監視の設定
14.3.3 アプリケーションサーバのJP1/AJS定義プログラムのインストール(Windowsの場合)
14.3.4 アプリケーションサーバのカスタムジョブの登録(Windowsの場合)
14.3.5 ジョブの定義
14.3.6 スケジュールの定義