7.6 データベース監査証跡と連携した運用例

この節では,データベース監査証跡と連携した運用例について説明します。この運用例では,アプリケーションのユーザログ,データベース監査証跡,および性能解析トレースに出力されたルートアプリケーション情報を利用して,データベースの監査対象のテーブルにアクセスしたアプリケーションのログイン名やセッションIDを特定します。この場合,次の作業を実行します。

  1. アプリケーションのユーザログを取得する
  2. データベースの監査証跡情報を取得する
  3. 性能解析トレースを取得する
  4. 1.~3.で取得した情報を突き合わせて,ログイン名,セッションIDを特定する

それぞれの出力例や作業について説明します。

<この節の構成>
7.6.1 アプリケーションのユーザログの取得
7.6.2 データベースの監査証跡情報の取得
7.6.3 性能解析トレースの取得
7.6.4 情報の特定