カスタムジョブを登録すると,JP1/AJS - Viewでジョブネット中のジョブを定義するときにカスタムジョブが利用できるようになります。
アプリケーションサーバのカスタムジョブを使用したジョブの定義手順を次に示します。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」のジョブの定義に関する説明を参照してください。
- Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]-[ジョブシステム運用]を選択します。
[ログイン]画面が表示されるので,ユーザ名,パスワード,および接続ホスト名を指定してログインすると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウが表示されます。
- [編集]-[新規作成]-[ジョブネット]を選択します。
[詳細定義-[ジョブネット]]ダイアログが表示されます。
- ジョブネットに属性などを定義して,[OK]ボタンをクリックします。
ジョブネットが作成され,リストエリアに表示されます。
- 作成したジョブネットをダブルクリックします。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
- ジョブを定義したり関連づけたりするときにほかのユーザがアクセスできないように,[排他編集]をチェックします。
- アイコンリストから必要なカスタムジョブのアイコンをマップエリアへドラッグします。
![[図データ]](figure/zu140700.gif)
[詳細定義-[Custom Job]]ダイアログが表示されます。
- ジョブに属性などを定義します。
![[図データ]](figure/zu140800.gif)
- ユニット名
- ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,カスタムジョブを登録したときのコメントが表示されます。
- コメント
- ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。
- 実行ホスト
- mngsvrutilコマンドを実行させるJP1/AJS - Manager,またはJP1/AJS - Agentホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。
- 終了判定
- 正常終了と異常終了の判定基準とする値を定義します。mngsvrutilコマンドは終了コードが0以外は異常終了となるので次のようにデフォルトの値を指定してください。
- 判定結果:「しきい値による判定」
- 警告しきい値:空白
- 異常しきい値:「0」
- [詳細]ボタンをクリックします。
[詳細]ボタンをクリックすると,アプリケーションサーバの[論理サーバの制御]ダイアログが表示されます。
- 論理サーバ制御用カスタムジョブの場合は,アプリケーションサーバの[論理サーバの制御]ダイアログで,次の内容を指定します。
![[図データ]](figure/zu140900.gif)
- 論理サーバの指定
- 起動/停止の対象となる論理サーバ名(クラスタを含む)を指定します。すべての論理サーバを対象にしたいときは「全て」を選択します。
- 監視時間間隔
- 論理サーバの起動/停止の完了を監視する際の監視時間間隔を,「3秒」,「10秒」,「30秒」,「1分」から選択します。デフォルトでは,「3秒」が選択されています。なお,起動/停止で障害が発生した場合,障害回復のためにリトライ処理が行われます。この監視時間間隔は,障害回復時のリトライ処理間隔としても利用されます。
- 最大監視時間
- 論理サーバの起動/停止の完了を監視する際の最大監視時間を,「監視しない」,「1分」,「5分」,「10分」,「60分」,「120分」から選択します。デフォルトでは,「1分」が選択されています。
- 起動/停止
- 論理サーバの起動/停止を指定します。
- アプリケーション制御用カスタムジョブの場合は,アプリケーションサーバの[アプリケーションの制御]ダイアログで次の内容を指定します。
![[図データ]](figure/zu141000.gif)
- 論理J2EEサーバ名
- J2EEアプリケーションまたはリソースアダプタがインポートされている論理J2EEサーバ名またはJ2EEサーバクラスタ名を指定します。
- J2EEアプリケーション/リソースアダプタの指定
- 起動/停止の対象となるJ2EEアプリケーション名またはリソースアダプタ名を指定します。「種別」でJ2EEアプリケーションまたはリソースアダプタを選択してから,「名前」にJ2EEアプリケーションまたはリソースアダプタ名を指定します。
- 監視時間間隔
- J2EEアプリケーションまたはリソースアダプタの起動/停止の完了を監視する際の監視時間間隔を,「3秒」,「10秒」,「30秒」,「1分」から選択します。デフォルトでは,「3秒」が選択されています。なお,起動/停止で障害が発生した場合,障害回復のためにリトライ処理が行われます。この監視時間間隔は,障害回復時のリトライ処理間隔としても利用されます。
- 最大監視時間
- J2EEアプリケーションまたはリソースアダプタの起動/停止の完了を監視する際の最大監視時間を,「監視しない」,「1分」,「5分」,「10分」,「60分」から選択します。デフォルトでは,「1分」が選択されています。
- 起動/停止
- J2EEアプリケーションまたはリソースアダプタの起動/停止を指定します。
- [OK]ボタンをクリックします。
ジョブネットにジョブが定義されます。必要に応じて,同様の手順で,ジョブを定義してください。
- ジョブ同士を実行順序に従って関連づけます。
ジョブを関連づけたら,ジョブの定義は完了です。
JP1/AJS - Viewでのジョブの定義例を次の図に示します。
図14-6 ジョブの定義例
![[図データ]](figure/zu141100.gif)
UNIXジョブを使用したジョブの定義手順を次に示します。
UNIXジョブを使用したジョブの定義には,JP1/AJS - Viewを使用します。JP1/AJS - Viewがインストールされた運用管理クライアント(Windows)で実施してください。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」のジョブの定義に関する説明を参照してください。
- Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]-[ジョブシステム運用]を選択します。
[ログイン]画面が表示されるので,ユーザ名,パスワード,および接続ホスト名を指定してログインすると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウが表示されます。
- [編集]-[新規作成]-[ジョブネット]を選択します。
[詳細定義-[ジョブネット]]ダイアログが表示されます。
- ジョブネットに属性などを定義して,[OK]ボタンをクリックします。
ジョブネットが作成され,リストエリアに表示されます。
- 作成したジョブネットをダブルクリックします。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
- ジョブを定義したり関連づけたりするときにほかのユーザがアクセスできないように,[排他編集]をチェックします。
- アイコンリストから必要なUNIXジョブのアイコンをマップエリアへドラッグします。
![[図データ]](figure/zu141200.gif)
[詳細定義-[UNIX Job]]ダイアログが表示されます。
- ジョブに属性などを定義します。
![[図データ]](figure/zu141300.gif)
- ユニット名
- ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。
- コメント
- ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。
- 実行ホスト
- mngsvrutilコマンドを実行させるJP1/AJS - Manager,またはJP1/AJS - Agentのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。
- スクリプトファイル名
- mngsvrutilコマンドを指定します。
- パラメーター
- 論理サーバの開始/停止やアプリケーションの開始/停止などを行うためのmngsvrutilコマンドの引数を指定します。
- 終了判定
- 正常終了と異常終了の判定基準とする値を定義します。mngsvrutilコマンドは終了コードが0以外は異常終了となるので次のようにデフォルトの値を指定してください。
- 判定結果:「しきい値による判定」
- 警告しきい値:空白
- 異常しきい値:「0」
- [OK]ボタンをクリックします。
ジョブネットにジョブが定義されます。必要に応じて,同様の手順で,ジョブを定義してください。
- ジョブ同士を実行順序に従って関連づけます。
ジョブを関連づけたら,ジョブの定義は完了です。
JP1/AJS - Viewでのジョブの定義例を次の図に示します。
図14-7 ジョブの定義例
![[図データ]](figure/zu141400.gif)