現用系と予備系を同じ環境にするために,現用系でのManagement Serverに関する設定情報を予備系にコピーします。Management Serverの設定情報の退避/回復コマンドを使用して,現用系で設定したManagement Serverの各種定義ファイル,Management Serverに登録したJ2EEアプリケーションやリソースアダプタなどを,現用系から予備系にコピーしてください。
Management Serverの設定情報のコピー手順を次に示します。
コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「mstrexport(Management Server管理ファイルの退避)」およびマニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「mstrimport(Management Server管理ファイルの回復)」を参照してください。
mstrexportコマンドの引数として,mstrexportコマンドの収集対象を記述するファイル(Management Server管理ファイル用退避対象定義ファイル)を指定できます。
mstrexportコマンドでは,デフォルトの状態で,Management Serverの各種定義ファイル,Management Serverに登録したJ2EEアプリケーションやリソースアダプタなど,Management Serverでのシステム構築・運用に必要な情報が収集できます。これらの情報に加えて,ユーザ作成のコマンドなどもmstrexportコマンドでの収集対象に追加したい場合には,収集対象とするファイルの絶対パスをManagement Server管理ファイル用退避対象定義ファイルに記述してください。
ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.14 Management Server管理ファイル用退避対象定義ファイル」を参照してください。