論理サーバの起動と稼働確認について次の図に示します。
図2-1 論理サーバの起動と稼働確認
論理サーバの種類ごとのプロセス確認および動作確認の内容を,次の表に示します。なお,表中の動作確認の項目がない論理サーバについては,プロセスの存在確認だけが実施されます。
表2-2 論理サーバの稼働確認方法
論理サーバの種類 | プロセスの起動方法※ | 論理サーバの稼働確認方法 | ||
---|---|---|---|---|
プロセス存在確認 | 動作確認 | |||
論理パフォーマンストレーサ | 間接起動 | パフォーマンストレーサの提供コマンドから取得したプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | - | |
論理スマートエージェント | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | - | |
論理ネーミングサービス | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | ルートコンテキストを取得できることを確認する。 | |
論理CTMドメインマネジャ | 間接起動 | CTMドメインマネジャの提供コマンドで取得したプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | - | |
論理CTM | ネーミングサービス | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | - |
CTMデーモン | 間接起動 | CTMデーモンの提供コマンドで取得したプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | - | |
論理SFOサーバ(互換用機能) | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | SFOサーバアプリケーションが開始されていることを確認する。 | |
論理J2EEサーバ | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | RMIによる呼び出しに応答することを確認する。 | |
論理Webサーバ | 間接起動 | Webサーバが生成するhttpd.pidファイルから取得した制御プロセスのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | HTTP Server動作確認用URLに対してHTTPアクセスで正しいレスポンスが受信できるかどうかを確認する。応答はWebサーバのサーバプロセスが行う。 | |
論理ユーザサーバ | 直接起動 | 起動コマンドのプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | 論理ユーザサーバ定義ファイルにisAliveコマンドが定義されている場合は,isAliveコマンドを使用してプロセスが稼働しているかを確認する。定義されていない場合は,動作確認は成功したものと見なす。 | |
間接起動 | getProcessIDコマンドで取得したプロセスIDでプロセスの存在を確認する。 | 論理ユーザサーバ定義ファイルにisAliveコマンドが定義されている場合は,isAliveコマンドを使用する。定義されていない場合は,動作確認は成功したものと見なす。 |
(凡例) -:なし
注※ 直接起動では,実行したコマンドそのものが監視対象となります。間接起動では,コマンドが起動したサービスやプロセスが監視対象となります。コマンドを実行して監視対象のサービスやプロセスが起動されると,コマンドは終了します。