この節では,JP1との連携で稼働情報などを監視できるアプリケーションサーバのプロセスについて,OSごとに説明します。
JP1/IMと連携して,障害検知や対策を実施するシステムの集中監視については,「13. システムの集中監視(JP1/IMとの連携)」を参照してください。
表12-2 アプリケーションサーバのプロセス(Windowsの場合)
項番 | プロセス | 起動するプロセスの名称 (上位プロセス←─→下位プロセス) | ユーザの権限 | プロセスの説明 | |||
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1 | J2EEサーバ | adminagentsv | adminagent | aapgw | cjstartsv | SYSTEM | 業務プログラムを実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 |
2 | Webサーバ | httpsd | SYSTEM | HTTP Serverを制御します。 | |||
3 | httpsd | httpsd | SYSTEM | HTTP Serverのサーバとして機能します。 | |||
4 | rotatelogs | SYSTEM | HTTP Serverのログをラップアラウンドで取得します。 httpsd.confで指定した数だけ起動します。 | ||||
5 | rotatelogs2 | SYSTEM | |||||
6 | Management Server | mngsvr.exe | cjstartsv.exe | SYSTEM | 運用管理エージェントに指示を出して,運用管理ドメイン全体を運用管理します。 停止が要求されるまで常に存在します。 なお,cjstartsv.exeの引数に指定したサーバが監視対象となります。デフォルトのサーバ名は「cosmi_m」です。mngsvrctl setupコマンドでサーバ名を指定している場合,指定したサーバ名を指定します。 | ||
7 | 運用管理エージェント | adminagentsv.exe | adminagent.exe | SYSTEM | 運用管理者の代わりに,論理サーバの起動・停止,および設定ファイルの更新を実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 | ||
8 | サーバ通信エージェント | sinaviagentsv.exe | sinaviagent.exe | SYSTEM | 仮想サーバ上のアプリケーションサーバをセットアップします。 停止が要求されるまで常に存在します。 | ||
9 | ネーミングサービス | nameserv | <OSのアカウント> | ネーミングサービスをアウトプロセスで起動する場合に実行します。 | |||
10 | CORBAクライアントアプリケーション | vbj | <OSのアカウント> | TPBrokerが提供するCORBAアプリケーションを実行します。 | |||
11 | スマートエージェント | osagent | <OSのアカウント> | CTMを使用する場合にスマートエージェントを実行します。 | |||
12 | CJMSプロバイダ | java.exe | <OSのアカウント> | CJMSPブローカーを実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 | |||
13 | Javaアプリケーション | cjclstartap | <OSのアカウント> | cjclstartapコマンドを実行してJavaアプリケーションを開始します。アプリケーションを終了するまで存在します。 | |||
14 | PRF | cprfd.exe | SYSTEM | パフォーマンストレーサ(PRFデーモン)のトレースファイルを出力します。 | |||
15 | CTM | ctmdmd.exe | SYSTEM | CTMデーモンの情報を管理します。 | |||
16 | ctmd.exe | SYSTEM | リクエストをスケジューリングします。 | ||||
17 | ctmd.exe | ctmregltd.exe | SYSTEM | CTMデーモンへのリクエストを集約します。 | |||
18 | ctmtscgwd.exe | SYSTEM | TPBroker,OTMクライアントのリクエストを受け付けるゲートウェイとして機能します。 |
表12-3 アプリケーションサーバのプロセス(UNIXの場合)
項番 | プロセス | 起動するプロセスの名称 (上位プロセス←─→下位プロセス) | ユーザの権限 | プロセスの説明 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | J2EEサーバ | cjstartsv | <OSのアカウント> | 業務プログラムを実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 | |
2 | Webサーバ | httpsd | root | HTTP Serverを制御します。 | |
3 | httpsd | httpsd | 各ディレクティブの指定値 | HTTP Serverのサーバとして機能します。 最大でMaxClientに指定した数だけ起動します。 | |
4 | rotatelogs | root | HTTP Serverのログをラップアラウンドで取得します。 httpsd.confで指定した数だけ起動します。 | ||
5 | rotatelogs2 | root | |||
6 | gcache | root | SSLセションキャッシュを取得する。 HTTP ServerのSSLセション管理機能有効時に起動する。 | ||
7 | Management Server | cjstartsv | root | 運用管理エージェントに指示を出して,運用管理ドメイン全体を運用管理します。 なお,cjstartsvの引数に指定したサーバが監視対象となります。デフォルトのサーバ名は「cosmi_m」です。mngsvrctl setupコマンドでサーバ名を指定している場合,指定したサーバ名を指定します。 | |
8 | 運用管理エージェント | adminagent | root | 運用管理者の代わりに,論理サーバの起動・停止,および設定ファイルの更新を実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 | |
9 | サーバ通信エージェント | sinaviagent | root | 仮想サーバ上のアプリケーションサーバをセットアップします。 停止が要求されるまで常に存在します。 | |
10 | ネーミングサービス | nameserv | <OSのアカウント> | ネーミングサービスをアウトプロセスで起動する場合に実行します。 | |
11 | CORBAクライアントアプリケーション | vbj | <OSのアカウント> | TPBrokerが提供するCORBAアプリケーションを実行します。 | |
12 | スマートエージェント | osagent | <OSのアカウント> | CTMを使用する場合にスマートエージェントを実行します。 | |
13 | CJMSプロバイダ | java | <OSのアカウント> | CJMSPブローカーを実行します。 停止が要求されるまで常に存在します。 | |
14 | Javaアプリケーション | cjclstartap | <OSのアカウント> | cjclstartapコマンドを実行してJavaアプリケーションを開始します。アプリケーションを終了するまで存在します。 | |
15 | PRF | cprfd | root | パフォーマンストレーサ(PRFデーモン)のトレースファイルを出力します。 | |
16 | CTM | ctmdmd | root | CTMデーモンの情報を管理します。 | |
17 | ctmd | root | リクエストをスケジューリングします。 | ||
18 | ctmd | ctmregltd | root | CTMデーモンへのリクエストを集約します。 | |
19 | ctmtscgwd | root | TPBroker,OTMクライアントのリクエストを受け付けるゲートウェイとして機能します。 |