Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編

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14.4.4 ユーザマッピングと認証情報の定義ファイル

<この項の構成>
(1) CSV形式ファイルの追加仕様
(2) 指定方法
(3) JAAS対応ユーザ管理を持つアプリケーションのユーザ定義

(1) CSV形式ファイルの追加仕様

属性の一覧を指定するファイルのフォーマットでは,「14.4.1 CSV形式ファイルの基本仕様」で示した仕様に次の仕様が付加されます。

(2) 指定方法

1行目に指定する内容
次の表に示すヘッダ情報を指定します。各項目はASCII文字で入力し,半角のコンマ(,)で区切ります。項目IDの指定順序は任意です。

表14-4 指定するヘッダ情報(ユーザマッピングと認証情報の定義ファイル)

項目ID 指定項目 指定内容 属性
REALMNAME 登録者の識別子 レルム名を指定します。ここで指定された名前の下にユーザエントリが作成されます。 必須
USERID ユーザID 必須
SECRETDATA 認証情報 暗号化して保存するデータ 任意
PUBLICDATA 暗号化する必要のない保存データ 任意
LINK_xxxx 接続先システムのユーザ ユーザ管理を持つアプリケーションのユーザ名を指定します(xxxxは各REALMNAMEを指定します)。 任意
OPERATION 行に対するコマンド ラインオペレーションを指定します。この指定は,一つのファイル内で,追加,変更,および削除を共用して指定できます。 任意
項目ID以外の名称が指定された場合は,その欄は無視されます。
LINK_xxxxはシングルサインオン情報リポジトリに登録されているレルムごとに作成される項目IDです。

2行目以降
実際に登録するデータを,半角のコンマ(,)で区切って指定します。

(3) JAAS対応ユーザ管理を持つアプリケーションのユーザ定義

LINK_xxxx項目IDのxxxx部分に接続先のユーザ管理を持つアプリケーションを表すレルム名が表示されます。この項目欄にユーザIDを指定して接続先を定義します。ここに指定する内容は,次の操作で追加,変更できます。

追加
対象のLINK_xxxx項目に接続先のユーザ管理を持つアプリケーション(レルム)のユーザIDを記述します。

変更
対象のLINK_xxxx項目に接続先のユーザ管理を持つアプリケーション(レルム)のユーザIDに変更します。

解除
対象のLINK_xxxx項目からユーザIDを削除(何も記述しない)します。