J2EEサーバの設定は，簡易構築定義ファイルで実施します。Webサーバが使用するポート番号の指定は，簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ（j2ee-server）の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでのWebサーバが使用するポート番号の指定を次に示します。

• webserver.connector.redirect_https.port
  Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。なお，この設定は，Webサーバと連携している場合だけ有効となります。
  

簡易構築定義ファイルおよびパラメタについては，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6　簡易構築定義ファイル」を参照してください。

実行環境でのJ2EEアプリケーションの設定は，サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。通信路の暗号化レベルの要請の設定には，WAR属性ファイルを使用します。

• <security-constraint>−<user-data-constraint>タグ
  SSL使用による認証情報とデータの暗号化をする場合の暗号レベルを設定します。
  

なお，WAR属性ファイルの設定は，J2EEサーバにデプロイ済みのWebアプリケーションに設定する場合に設定します。J2EEサーバにデプロイする前のWebアプリケーションで設定する場合は，web.xmlで設定します。web.xmlでの設定については，「7.2.4　DDでの定義」を参照してください。

WAR属性ファイルについては，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション／リソース定義)」の「3.7　WAR属性ファイル」を参照してください。