カスタムログインモジュールは,標準ログインモジュール以外を使用してアプリケーションのユーザ認証をしたい場合に作成するクラスです。このクラスは,JAASのSPIであるLoginModuleインタフェースを継承して作成します。
カスタムログインモジュールは,次に示すディレクトリに格納します。
- Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\modules
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/modules
なお,カスタムログインモジュールの格納先ディレクトリは,ua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)の,com.cosminexus.admin.auth.custom.modulesで変更できます。
カスタムログインモジュールを格納するときの注意事項を次に示します。
- カスタムログインモジュールを格納するディレクトリ内のクラスは,カスタムログインモジュール専用のクラスローダで呼び出されます。そのため,このクラスはアプリケーションで使用できません。アプリケーションで使用する場合は,カスタムログインモジュールを格納するディレクトリをusrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のadd.class.pathキーに指定してください
- カスタムログインモジュールは必ず.classファイルのまま格納してください。JARファイル形式にまとめて格納しないでください。また,クラス階層がある場合は,クラス階層構造を保ったままで,カスタムログインモジュールの格納ディレクトリに格納してください。
例を次に示します。
(例)カスタムログインモジュールのクラスが「my.login.MyLoginModule」の場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>
└manager
└modules
└my
└login
└MyLoginModule.class |
- 統合ユーザ管理フレームワークでカスタムログインモジュールを使用する場合,カスタムログインモジュール,およびカスタムログインモジュールに関連するクラスを実行環境に配置しておく必要があります。このときのファイル形式はJARファイルには対応していません。バイトコードクラスファイルを配置してください。
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