Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編

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10.3 TimerManagerを使用した非同期タイマ処理

この節では,TimerManagerを使用した非同期タイマ処理について説明します。

この節の構成を次に示します。

表10-10 この節の構成(TimerManagerを使用した非同期タイマ処理)

分類 タイトル 参照先
解説 TimerManagerを使用したスレッドのスケジューリング方式 10.3.1
TimerManagerのライフサイクル 10.3.2
TimerManagerのステータス遷移 10.3.3
TimerManagerの多重スケジュール数 10.3.4
実装 TimerManagerを使用したアプリケーションの開発 10.3.5

注 「設定」「運用」および「注意事項」について,この機能固有の説明はありません。


TimerManagerを使用した非同期タイマ処理では,Java EE環境で,実行間隔を指定してスレッドの非同期処理をスケジューリングできます。バックグラウンドでは,コンテナで管理されたスレッドを使用するため,安全にタスクを実行できます。

スケジューリングする処理は,TimerListenerで実装します。スケジュール元となるEJBやサーブレットでTimerManagerのメソッドを実行することで,TimerListenerに実装した処理がスケジューリングされます。また,TimerManagerのscheduleメソッドから返されたTimerを使用することで,スケジュールの応答やキャンセルができます。

TimerManagerを使用するには,EJB属性やサーブレット属性の<resource-ref>タグに,TimerManagerに関する情報を定義します。EJBやサーブレットは,デプロイ時に<res-ref-name>タグに定義した名前でルックアップしてTimerManagerを使用します。

<この節の構成>
10.3.1 TimerManagerを使用したスレッドのスケジューリング方式
10.3.2 TimerManagerのライフサイクル
10.3.3 TimerManagerのステータス遷移
10.3.4 TimerManagerの多重スケジュール数
10.3.5 TimerManagerを使用したアプリケーションの開発