Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編
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9.8.1 J2EEサーバの設定
簡易構築定義ファイルを編集して,ハンドラからのログの出力先,ログレベル,ログ面数,使用するフィルタ,フォーマッタなどを指定してください。
- <この項の構成>
- (1) 設定内容
- (2) 注意事項
簡易構築定義ファイルで論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejbserver.applicationから始まるパラメタで,J2EEアプリケーションのユーザログを出力するための設定をします。ejbserver.applicationから始まるパラメタを次に示します。なお,<ハンドラ名称>には,キーの値を区別するためのハンドラ名称を指定してください。また,<ロガー名称>には,Loggerのインスタンスを取得するときに指定するロガー名称を指定してください。
J2EEアプリケーションのユーザログを出力するためには,少なくとも,次の三つのパラメタを指定する必要があります。
- ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>.path
- ejbserver.application.userlog.loggers
- ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>.handlers
簡易構築定義ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。
- ロガーには複数のハンドラを接続できます。ただし,複数のロガーに同一のPath設定を持つファイルハンドラ(CJMessageFileHandler)は接続できません。ファイルハンドラはロガーへの接続の指定(ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>.handlersの値)を参照してインスタンス化します。この際,ログの出力先とプリフィックス(ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>.pathの値)の同じハンドラがインスタンス化されている場合は,ログファイルのオープンに失敗します。
- ハンドラやロガーの設定および構築については,簡易構築定義ファイルで指定できますが,ハンドラの作成やロガーの構成変更をJ2EEアプリケーション内に直接実装する場合は,実行するアプリケーションにLoggingPermission("control")のセキュリティ権限が必要になります。LoggingPermission("control")のセキュリティ権限の設定方法については,「9.8.2 セキュリティポリシーの設定」を参照してください。
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