7.6.3 キャッシュの作成
EADsセッションフェイルオーバ機能で使用するキャッシュ(アプリケーション情報キャッシュ,セッション情報キャッシュ)をEADsサーバ上に作成します。
キャッシュの作成で使用するコマンドの詳細については,マニュアル「Elastic Application Data store ユーザーズガイド」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) アプリケーション情報キャッシュの作成
- (2) セッション情報キャッシュの作成
(1) アプリケーション情報キャッシュの作成
アプリケーション情報キャッシュは次の手順で作成します。
- eztool createcacheコマンドを実行して,EADsサーバ上にアプリケーション情報キャッシュを作成します。
EADsが提供するeztool createcacheコマンドを実行すると,EADsサーバ上に指定した名称のアプリケーション情報キャッシュが作成されます。
- 実行例
- eztool createcache EADsSFO_APP_INFO
この実行例の場合,EADsSFO_APP_INFOという名称のキャッシュが作成されます。
なお,「7.5 J2EEサーバの設定」のwebserver.eadssfo.application.cache.nameキーでデフォルト値以外のキャッシュ名を指定している場合は,コマンドに指定するキャッシュ名を適宜変更してください。
- eztool listcacheコマンドを実行して,EADsサーバ上にキャッシュが作成されたことを確認します。
EADsが提供するeztool listcacheコマンドを実行すると,EADsサーバ上に存在するキャッシュの一覧が出力されます。出力された内容に,手順1.で指定したキャッシュ名が含まれていることを確認します。
- 実行例
- eztool listcache
(2) セッション情報キャッシュの作成
セッション情報キャッシュは次の手順で作成します。
- eztool createcacheコマンドを実行して,EADsサーバ上にセッション情報キャッシュを作成します。
EADsが提供するeztool createcacheコマンドを実行すると,EADsサーバ上に指定した名称のセッション情報キャッシュが作成されます。
- 実行例
- eztool createcache EADsSFO_SESSIONS
この実行例の場合,EADsSFO_SESSIONSという名称のキャッシュが作成されます。
なお,「7.5 J2EEサーバの設定」のwebserver.eadssfo.session.cache.nameキーでデフォルト値以外のキャッシュ名を指定している場合は,コマンドに指定するキャッシュ名を適宜変更してください。
- eztool listcacheコマンドを実行して,EADsサーバ上にキャッシュが作成されたことを確認します。
EADsが提供するeztool listcacheコマンドを実行すると,EADsサーバ上に存在するキャッシュの一覧が出力されます。出力された内容に,手順1.で指定したキャッシュ名が含まれていることを確認します。
- 実行例
- eztool listcache