CTMでは,次に示すクライアントからアプリケーションサーバ上で動作するJ2EEアプリケーションを呼び出せるゲートウェイ機能を提供します。
また,CTMではゲートウェイでリクエストを送受信するときの性能解析情報を出力できます。出力した性能解析情報は,CSV形式などに変換して,ほかのJ2EEサーバの各機能が出力する性能解析情報とあわせて分析できます。性能解析トレース出力については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「7. 性能解析トレースを使用した性能解析」の性能解析トレースに関する説明を参照してください。
CTMのゲートウェイ機能を使用した,TPBrokerクライアントまたはTPBroker OTMクライアントからのJ2EEアプリケーションの呼び出しの概要を次の図に示します。
図3-23 TPBrokerクライアントまたはTPBroker OTMクライアントからのJ2EEアプリケーションの呼び出しの概要
TPBrokerクライアントはORBゲートウェイ経由,TPBroker OTMクライアントはOTMゲートウェイ経由で,J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションにリクエストを送信します。ORBゲートウェイおよびOTMゲートウェイは,CTMが提供するプロセス群で,ORBゲートウェイおよびOTMゲートウェイは,CTMデーモンを起動するときに,同時に起動されます。
TPBrokerクライアントおよびTPBroker OTMクライアントからJ2EEアプリケーションへのリクエスト方法と,リファレンスの解決方法を次に示します。
なお,TPBrokerクライアントおよびTPBroker OTMクライアントからJ2EEサーバ上のアプリケーションを呼び出すためのクライアントアプリケーションの開発方法については,TPBrokerまたはTPBroker Object Transaction Monitorのドキュメントを参照してください。