ここでは,バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について説明します。
バッチアプリケーションで使用するコマンドには次の3種類があります。
これらのコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行について説明します。なお,コマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「3.3 バッチアプリケーションで使用するコマンド」を参照してください。
cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行可否を次の図に示します。
図2-10 バッチサーバの状態とコマンドの実行可否
なお,バッチサーバの停止完了後は,cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドは実行できません。メッセージKDJE55010-Eが出力されます。
また,バッチサーバでほかのコマンドを処理している場合,コマンドの種類によっては実行できない場合があります。バッチサーバでコマンドを処理しているときの,コマンドの実行可否を次の表に示します。
表2-7 バッチサーバでコマンドを処理しているときのコマンドの実行可否
実行するコマンド | 処理中のコマンド | ||||
---|---|---|---|---|---|
cjexecjob | cjkilljob | cjlistjob | サーバ管理コマンド | ||
cjexecjob | × | × | ○ | ○ | |
cjkilljob | ○ | × | ○ | ○ | |
cjlistjob | ○ | ○ | ○ | ○ | |
サーバ管理コマンド | cjstoprar | × | × | ○ | △※1 |
cjstoprar以外のコマンド | ○ | ○ | ○ | △※1 | |
cjstopsvまたはcmx_stop_target | ○※2 | ○※2 | ○※2 | △※1 | |
cjdumpsv | ○ | ○ | ○ | ○ |
(凡例)○:実行できる ×:実行できない △:コマンドの種類によって異なる
注※1 サーバ管理コマンドの種類によって動作が異なります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3.2.2 サーバ管理コマンドの排他制御」を参照してください。
注※2 実行中のバッチアプリケーションがある場合は,メッセージKDJE55033-Iを出力し,バッチアプリケーションの終了を待機します。
バッチサーバでcjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドを処理している場合に,バッチサーバが異常終了したときは,メッセージKDJE55021-Eが出力されます。バッチサーバの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。
コマンド実行時の注意事項を次に示します。