ここでは,完全性保障モード無効時の注意事項について説明します。
完全性保障モードを無効から有効に切り替える場合は,次の手順に従って,データベースのセッション情報格納テーブルとアプリケーション情報テーブルを初期化してください。
WebアプリケーションまたはJ2EEサーバを停止したときや,J2EEサーバに障害が発生してプロセスダウンしたとき,グローバルセッション情報の有効期限は監視されません。Webアプリケーションの開始,またはリクエストの受信でグローバルセッション情報がJ2EEサーバに引き継がれた時点から,有効期限の監視が開始されます。
なお,完全性保障モードが有効の場合,J2EEサーバが停止したときは別のJ2EEサーバによって有効期限が監視されます。有効期限監視の処理の詳細については,「6.4.3 グローバルセッション情報の有効期限が切れた場合の処理」を参照してください。
グローバルセッション情報作成時に,データベース上のグローバルセッション情報の数が上限に達していた場合,HTTPセッションを縮退します。HTTPセッションの縮退については,「5.7.3 HTTPセッションの縮退」を参照してください。