EADsセッションフェイルオーバ機能では,二つのキャッシュ(アプリケーション情報キャッシュおよびセッション情報キャッシュ)を使用します。
EADsサーバのメモリサイズを見積もるには,データ件数,keyのサイズ,およびvalueのサイズが必要です。ここでは,EADsセッションフェイルオーバ機能で使用するアプリケーション情報キャッシュおよびセッション情報キャッシュに格納するデータの単位,およびkeyとvalueのサイズを求める計算式について説明します。
EADsサーバの見積もりの詳細については,マニュアル「Elastic Application Data store ユーザーズガイド」を参照してください。
アプリケーション情報キャッシュのkeyのサイズ(バイト) =(アプリケーション識別子の文字数×3+24)×1.2 =(128×3+24)×1.2 ≒490 |
アプリケーション情報キャッシュのvalueのサイズ(バイト) =((J2EEアプリケーション名の文字数+コンテキストルート名の文字数 +EADsセッションフェイルオーバ機能を抑止するURLパターンの文字数 +参照専用リクエストのURLパターンの文字数)×3 +20)×1.2 |
セッション情報キャッシュのkeyのサイズ(バイト) =((アプリケーション識別子の文字数+セッションIDの文字数)×3+3)×1.2 =((128+112)×3+3)×1.2 ≒870 |
セッション情報キャッシュのvalueのサイズ(バイト) =HTTPセッションの属性情報のサイズ+(J2EEサーバ識別子の文字数×3+68)×1.2 =HTTPセッションの属性情報のサイズ+(64×3+68)×1.2 =HTTPセッションの属性情報のサイズ+312 |