この節では,EADsセッションフェイルオーバ機能に関する設定の変更について説明します。EADsセッションフェイルオーバ機能では,EADsサーバのキャッシュにアプリケーション情報やグローバルセッション情報などの設定情報を格納します。Webアプリケーション開始時のネゴシエーション処理で設定に誤りがないことを確認するため,一度開始したWebアプリケーションの設定を変更する場合は,EADsサーバのキャッシュに保存したWebアプリケーションの設定情報の初期化が必要となります。ネゴシエーション処理については,「7.3.1 アプリケーション開始時の処理」を参照してください。
EADsセッションフェイルオーバ機能に関する設定の変更の流れを次の図に示します。
図7-14 EADsセッションフェイルオーバ機能に関する設定の変更の流れ
![[図データ]](figure/zu070900.gif)
- 参考
- アプリケーションの停止および開始には,サーバ管理コマンドまたは運用管理ポータルを使用します。アプリケーションの開始については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjstartapp(J2EEアプリケーションの開始)」を参照してください。アプリケーションの停止については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjstopapp(J2EEアプリケーションの停止)」を参照してください。運用管理ポータルの操作については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「12.3 J2EEアプリケーション管理」を参照してください。
- <この節の構成>
- 7.7.1 J2EEサーバおよびアプリケーションの設定変更
- 7.7.2 アプリケーション情報の初期化
- 7.7.3 HTTPセッションの破棄