ここでは,システム構成ごとに,バッチサーバおよびバッチアプリケーションの操作の流れについて説明します。
JP1/AJSと連携するシステムでは,バッチサーバの起動や,バッチアプリケーションの実行および強制停止は,JP1/AJSから操作します。JP1/AJSでは,あらかじめバッチサーバやバッチアプリケーションの操作をジョブとして定義します。
バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れを次の図に示します。
図2-3 バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れ(JP1/AJS連携)
バッチサーバは,JP1/AJSからアプリケーションサーバのManagement Serverを経由して起動します。一方,バッチアプリケーションの実行や強制停止は,JP1/AJSから直接バッチアプリケーションに対して実行します。JP1/AJSではこれらの操作をUNIXジョブまたはPCジョブとしてあらかじめ定義しておきます。
JP1/AJSでのジョブ定義については,「2.13.1 JP1/AJSと連携するための設定」を参照してください。
次の製品と連携するシステムでは,バッチサーバの起動や,バッチアプリケーションの実行および強制停止は,JP1/AJS,BJEX,またはJP1/Advanced Shellから操作します。
JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellでは,あらかじめバッチサーバやバッチアプリケーションの操作をジョブとして定義します。
バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れを次の図に示します。
図2-4 バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れ(JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shell連携)
バッチサーバは,JP1/AJSからアプリケーションサーバのManagement Serverを経由して起動します。バッチアプリケーションの実行,およびバッチアプリケーションの強制停止は,JP1/AJSからBJEXまたはJP1/Advanced Shellを経由してバッチアプリケーションに対して実行します。このため,JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellで,次に示す操作をあらかじめジョブに定義します。
JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellでのジョブ定義については,「2.13.2 JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellと連携するための設定」を参照してください。
JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellと連携しないシステムでは,バッチサーバの起動や,バッチアプリケーションの実行および強制停止は,コマンドで直接実行します。
バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れを次の図に示します。
図2-5 バッチサーバおよびバッチアプリケーション操作の流れ
バッチサーバは,Smart Composer機能で提供するコマンドを使用して,アプリケーションサーバのManagement Serverを経由して起動します。一方,バッチアプリケーションの実行や強制停止は,バッチアプリケーション実行機能が提供するコマンド(バッチ実行コマンドおよびバッチ強制停止コマンド)を使用して直接バッチアプリケーションに対して実行します。