セッション情報格納テーブルは,グローバルセッション情報を格納するテーブルです。空きレコード情報テーブルは,セッション情報格納テーブルの未使用レコードを管理するテーブルです。セッション情報格納テーブルおよび空きレコード情報テーブルは,一つのテーブル作成用のSQLファイルを実行することで同時に作成されます。
セッション情報格納テーブルおよび空きレコード情報テーブルの作成手順を次に示します。
- テンプレートファイルを任意の場所にコピーします。
テーブル作成用のSQLファイルとして,テンプレートファイルが用意されています。テンプレートファイルの格納場所を,使用するデータベースごとに次に示します。
- HiRDBを使用する場合のテンプレートファイルの格納場所
Windowsの場合:<Application Serverのインストールディレクトリ>¥CC¥sfo¥sql¥hirdb_create_sessiontbl.sql
UNIXの場合:/opt/Cosminexus/CC/sfo/sql/hirdb_create_sessiontbl.sql
- Oracleを使用する場合のテンプレートファイルの格納場所
Windowsの場合:<Application Serverのインストールディレクトリ>¥CC¥sfo¥sql¥oracle_create_sessiontbl.sql
UNIXの場合:/opt/Cosminexus/CC/sfo/sql/oracle_create_sessiontbl.sql
- テンプレートファイルを編集します。
Webアプリケーションの設定情報に合わせて,テンプレートファイルを編集して,テーブル作成用SQLファイルを作成します。
テンプレートファイル内の,使用するデータベースごとの変更個所と変更内容について次の表に示します。
表6-44 テンプレートファイル内の変更個所と変更内容
変更個所 | 変更対象 | 変更内容 |
---|
HiRDB | Oracle |
---|
- 1行目
- 13行目
- 18行目
- 19行目
- 23行目
- 48行目
- 50行目
- 57行目
- 60行目
- 74行目
| - 1行目
- 13行目
- 18行目
- 19行目
- 23行目
- 49行目
- 51行目
- 58行目
- 61行目
- 74行目
| <APPLICATION_ID> | 使用するアプリケーションのアプリケーション識別子に変更してください。 |
なし | - 1行目
- 13行目
- 18行目
- 19行目
- 23行目
- 49行目
- 51行目
- 58行目
- 60行目
- 74行目
| <SCHEMA_NAME> | データベース接続ユーザのスキーマ名に変更してください。 |
7行目 | なし | <ATTRIBUTE_DATA_SIZE_MAX> | HTTPセッションの属性情報の最大サイズ(単位:バイト)に変更してください。 |
74行目 | 74行目 | <HTTP_SESSION_NO> | データベースに格納するグローバルセッション情報の数に変更してください。 |
- 作成したテーブル作成用SQLファイルを実行します。
SQLファイルの実行には,HiRDBを使用する場合はSQL Executer,Oracleを使用する場合はSQL*Plusなどを使用してください。