3.8 リクエストの負荷分散

負荷分散は,クラスタ構成などで並列に運用しているJ2EEサーバ間で,負荷が均等になるように処理を分散して割り当て,システム全体の可用性を高める機能です。クライアントからのcreateおよびinvokeの要求をサーバ間,プロセス間およびスレッド間で負荷分散できます。

この節の構成を次の表に示します。

表3-7 この節の構成(リクエストの負荷分散)

分類タイトル参照先
解説負荷分散のタイミング3.8.1
負荷状況の監視3.8.2
設定実行環境での設定3.8.3

注 「実装」,「運用」および「注意事項」について,この機能固有の説明はありません。


負荷分散は,スケジュールキューを共有しているJ2EEアプリケーション間で実行できるほか,複数のCTMデーモン間で負荷情報を交換することで,異なるスケジュールキューで制御されているJ2EEアプリケーションに含まれる業務処理プログラムに対しても実行できます。

<この節の構成>
3.8.1 負荷分散のタイミング
3.8.2 負荷状況の監視
3.8.3 実行環境での設定