8.2.3 明示管理ヒープ機能を利用する場合の前提条件

ここでは,明示管理ヒープ機能を利用する場合の前提条件について説明します。明示管理ヒープ機能は,サーバまたはコマンドごとに,使用可否が異なります。

明示管理ヒープ機能のサポート有無を次の表に示します。デフォルトの設定については,「8.13.1 明示管理ヒープ機能を利用するための共通の設定(JavaVMオプションの設定)」を参照してください。

表8-2 明示管理ヒープ機能のサポート有無

サーバまたはコマンドの種類サポート有無
J2EEサーバ
バッチサーバ
SFOサーバ×
cjclstartapコマンド
(凡例)
○:サポートされています。
×:サポートされていません。

また,HTTPセッションに関するオブジェクトおよびWebコンテナとリダイレクタ間の通信に使用するオブジェクトに対して明示管理ヒープ機能を使用できるかどうかは,使用するWebサーバの種類によって異なります。

Webサーバの種類と明示管理ヒープ機能の使用可否を次の表に示します。

表8-3 Webサーバの種類と明示管理ヒープ機能の使用可否

Webサーバの種類HTTPセッションに関するオブジェクトWebコンテナとリダイレクタ間の通信に使用するオブジェクト
HTTP Server
Microsoft IIS
インプロセスHTTPサーバ
(凡例)
○:使用できます。デフォルトで有効になります。
-:使用できません。または該当しません。