7.1 この章の構成

ここでは,EADsセッションフェイルオーバ機能について説明します。

この機能を使用すると,アプリケーションで実行中のセッション情報がEADsサーバに格納されます。格納されたセッション情報は,WebサーバやJ2EEサーバで障害が発生したときに,ほかのJ2EEサーバに引き渡されます。これによって,障害発生時にリクエストがほかのJ2EEサーバに転送された場合でも,障害発生前の状態で業務を続行できるようになります。

なお,セッションフェイルオーバ機能の種類や機能差異,前提条件,メモリの見積もり,注意事項については,「5. J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎ」を参照してください。

この章の構成を次の表に示します。

表7-1 この章の構成(EADsセッションフェイルオーバ機能)

分類タイトル参照先
解説EADsセッションフェイルオーバ機能を使用するための準備7.2
EADsセッションフェイルオーバ機能で実施される処理7.3
実装cosminexus.xmlでの定義7.4
設定J2EEサーバの設定7.5
EADsサーバの準備7.6
EADsセッションフェイルオーバ機能に関する設定の変更7.7
運用EADsサーバ上のデータの削除7.8
性能解析トレースを利用したログ解析の流れ7.9
EADs操作時のログの出力7.10

注 「注意事項」については,「5.9 注意事項」で説明しています。