Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

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付録F.5 08-53での主な機能変更

<この項の構成>
(1) 導入・構築の容易性強化
(2) 標準機能・既存機能への対応
(3) 信頼性の維持・向上
(4) 運用性の維持・向上
(5) そのほかの目的

(1) 導入・構築の容易性強化

導入・構築の容易性強化を目的として変更した項目を次の表に示します。

表F-20 導入・構築の容易性強化を目的とした変更

項目 変更の概要 参照先マニュアル 参照個所
さまざまなハイパーバイザに対応した仮想化環境の構築 さまざまなハイパーバイザを使用して実現する仮想サーバ上に,アプリケーションサーバを構築できるようになりました。
また,複数のハイパーバイザが混在する環境にも対応しました。
仮想化システム構築・運用ガイド 2章3章5章

(2) 標準機能・既存機能への対応

標準機能・既存機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。

表F-21 標準機能・既存機能への対応を目的とした変更

項目 変更の概要 参照先マニュアル 参照個所
トランザクション連携に対応したOpenTP1からの呼び出し OpenTP1からアプリケーションサーバ上で動作するMessage-driven Beanを呼び出すときに,トランザクション連携ができるようになりました。 このマニュアル 4章
JavaMail POP3に準拠したメールサーバと連携して,JavaMail 1.3に準拠したAPIを使用したメール受信機能を利用できるようになりました。 このマニュアル 8章

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表F-22 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目 変更の概要 参照先マニュアル 参照個所
JavaVMのトラブルシュート機能強化 JavaVMのトラブルシュート機能として,次の機能が使用できるようになりました。
  • OutOfMemoryError発生時の動作を変更できるようになりました。
  • JITコンパイル時に,Cヒープ確保量の上限値を設定できるようになりました。
  • スレッド数の上限値を設定できるようになりました。
  • 拡張verbosegc情報の出力項目を拡張しました。
機能解説 保守/移行編 4章5章9章

(4) 運用性の維持・向上

運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表F-23 運用性の維持・向上を目的とした変更

項目 変更の概要 参照先マニュアル 参照個所
JP1/ITRMへの対応 ITリソースを一元管理する製品であるJP1/ITRMに対応しました。 仮想化システム構築・運用ガイド 1.32.1

(5) そのほかの目的

そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。

表F-24 そのほかの目的による変更

項目 変更の概要 参照先マニュアル 参照個所
Microsoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5への対応 WebサーバとしてMicrosoft IIS 7.0およびMicrosoft IIS 7.5に対応しました。
HiRDB Version 9およびSQL Server 2008への対応 データベースとして次の製品に対応しました。
  • HiRDB Server Version 9
  • HiRDB/Developer's Kit Version 9
  • HiRDB/Run Time Version 9
  • SQL Server 2008
また,SQL Server 2008に対応するJDBCドライバとして,SQL Server JDBC Driverに対応しました。
このマニュアル 3章

(凡例)−:該当なし。