Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

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13.8.11 コマンドによるJ2EEアプリケーションのリロード

ここでは,リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替え方法について説明します。

リロードとは,少ない手順で展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの入れ替えを実行できる機能です。リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えでは,既存のJ2EEアプリケーションの停止,削除,入れ替え後のJ2EEアプリケーションのアーカイブ,インポート,再開などの作業が不要です。クラスファイルを更新してリロードを実行するだけでJ2EEアプリケーションを更新できるため,メンテナンスが頻繁に発生するシステムの運用などで特に有効な機能です。

なお,リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えを実行するには,事前に設定が必要です。設定方法の詳細については,「13.8.12 J2EEアプリケーションの更新検知とリロードの設定」を参照してください。

リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えは,サーバ管理コマンド(cjreloadappコマンド)を使用して実行できます。cjreloadappコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「10.5.2 展開ディレクトリ形式のアプリケーション」を参照してください。

リロードは,次の手順で実行します。

  1. メンテナンスの内容に従ってJavaソースファイルを編集,または作成して,クラスファイルにコンパイルします。
  2. J2EEアプリケーションのリロードを実行します。
    cjreloadappコマンドを実行します。実行形式と実行例を次に示します。
    実行形式
     
    cjreloadapp <J2EEサーバ名> -name <J2EEアプリケーション名> 
     
    実行例
    cjreloadapp MyServer -name App1
     
    注意
    リロードに失敗したアプリケーションを削除するには,リロードの成功後,アプリケーションを停止,削除するか,J2EEサーバを再起動したあとにアプリケーションを削除してください。