アプリケーションサーバでは，次のDDを省略できます。

• Java EE 5，Java EE 6のapplication.xml
• EJB 3.0，EJB 3.1のejb-jar.xml
• Servlet 2.5，Servlet 3.0のweb.xml

application.xmlのDDのバージョンとDDの省略，および各モジュールのDD（ejb-jar.xml，web.xml，ra.xml）のバージョンとDDの省略の組み合わせを表で示します。

表11-6　DDの組み合わせ

DDの種別		application.xml
		1.4以前※1	Java EE 5	Java EE 6	DDなし
ejb-jar.xml	2.0以前※1	○	○	○	○
	2.1	○	○	○	○
	3.0	×	○	○	○
	3.1	×	×	○	○
	DDなし（3.0以降）	○ （3.0）	○ （3.0）	○ （3.1）	○ （3.1）※2
web.xml	2.3以前※1	○	○	○	○
	2.4	○	○	○	○
	2.5	×	○	○	○
	3.0	×	×	○	○
	DDなし（2.5以降）	×	○ （2.5）	○ （3.0）	○ （3.0）※2
ra.xml	1.0	○	○	○	○
	1.5	○	○	○	○

（凡例）○：サポートする　×：サポートしない

注※1　バージョンアップ，またはバージョンアップしたあとのサーバ管理コマンド実行時に，次に示すバージョンに変更になります。

注※2　08-70以前のアプリケーションサーバでインポート済みのJ2EEアプリケーションは，09-00以降にアップグレードしても，ejb-jar.xmlのバージョンは3.0，web.xmlのバージョンは2.5として動作します。

表11-7　DDのバージョンアップ

DD	バージョンアップ前のバージョン	バージョンアップ後のバージョン
application.xml	1.2	1.4
	1.3
ejb-jar.xml	1.1	2.0
web.xml	2.2	2.3

参考

次のコマンドを実行したとき，J2EEアプリケーションがサポートしていない構成の場合はメッセージKDJE42361-Eを出力し，エラーとなります。

• cjimportapp
• cjreplaceapp
• cjaddapp