Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
cosminexus.xmlは,アプリケーションに関するアプリケーションサーバ独自の定義情報を記載する属性ファイルです。cosminexus.xmlは,アプリケーションごとに作成できます。
cosminexus.xmlをアーカイブ形式のアプリケーションに含めてインポートまたはリデプロイしたり,展開ディレクトリ形式のアプリケーションに含めてアプリケーションを開始したりすることで,アプリケーションサーバ独自の定義情報を設定した状態でアプリケーションを実行できます。
cosminexus.xmlを含むアプリケーションの場合,DDの情報とアプリケーションサーバ独自の情報が別々に管理されます。そのため,アプリケーションサーバ独自の情報を編集したときに,DDの情報を編集する必要がありません。cosminexus.xmlを含むアプリケーションでは,J2EEサーバ上でのコマンドによるアプリケーションの属性の設定が不要です。
cosminexus.xmlを含むアプリケーションの概念を図に示します。
図11-1 cosminexus.xmlを含むアプリケーションの概念図
cosminexus.xmlとDDの定義を関連づける例を次の図に示します。
図11-2 cosminexus.xmlとDDの定義を関連づける例
図について説明します。この例では,cosminexus.xmlによって,EJB-JARからのリソースの参照を解決して,リソースのプロパティを設定します。なお,説明の番号は図中の番号と対応しています。
このcosminexus.xmlをJ2EEアプリケーションに含めてインポートすることで,J2EEサーバ上でのリソース参照解決やリソースアダプタのプロパティ設定が不要になります。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.