Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
CDIの対象となるアプリケーションは,beans.xmlファイルを含んだJ2EEモジュールを含むアプリケーションです。J2EEモジュールの種類ごとに,beans.xmlファイルの格納先を示します。
表9-2 J2EEモジュールの種類ごとのbeans.xmlの格納先
J2EEモジュールの種類 | beans.xmlの格納先 |
---|---|
EJB-JAR | META-INF/beans.xml |
ライブラリJAR | META-INF/beans.xml |
WAR | WEB-INF/beans.xml |
CDIの対象となるJ2EEモジュールは,beans.xmlファイルを格納しないとCDIの管理対象となりません。表に示す格納先にbeans.xmlファイルを必ず格納してください。
CDIの対象にできるコンポーネントのバージョン,およびCDIを使用できるオブジェクトについて次の表に示します。
表9-3 CDIの対象にできるコンポーネントのバージョン,およびCDIを使用できるオブジェクト
コンポーネントの種類 | サポートしているコンポーネントのバージョン | 使用できるオブジェクト |
---|---|---|
EJB | EJB3.1 (ejb-jar.xmlのバージョンが3.1) |
Session Bean |
Servlet | Servlet3.0 (web.xmlのバージョンが3.0) |
|
JSP | JSP2.1 (web.xmlのバージョンが3.0) |
ELの構文に対応するオブジェクト |
JSF | JSF2.1 (web.xmlのバージョンが3.0,およびアプリケーションサーバがサポートするJSFフレームワーク) |
ELの構文に対応するオブジェクト |
注 JAX-RS,JAX-WS,JPAなど,上記以外のコンポーネントを使用する場合は,CDIの対象にできません。
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