Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.12 DDでの定義

この節では,Message-driven BeanのDDで定義する項目について説明します。

Message-driven BeanのDDでは,<activation-config>タグ下の属性で次の表に示す項目を設定します。

表7-10 <activation-config>タグ下の属性で指定する項目

属性 データ型 指定可能値 省略値 説明
destination String Message-driven Beanにメッセージを送信する,送信先の名称を指定します。この属性には,CJMSPリソースアダプタの管理対象オブジェクトのNameに設定した名称を設定してください。
destinationType String
  • javax.jms.Queue
  • javax.jms.Topic
送信先の種類として,キュー(javax.jms.Queue)またはトピック(javax.jms.Topic)を指定します。
messageSelector String 受信するメッセージを選択するためのメッセージセレクターを指定します。
subscriptionName String 永続化サブスクライバーの名称を指定します。
subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。
subscriptionDurability String
  • Durable
  • NonDurable
NonDurable 永続化サブスクライバーにするかどうかを指定します。
永続化サブスクライバーにする場合は「Durable」,しない場合は「NonDurable」を指定します。
この属性は,destinationType属性に「javax.jms.Topic」を指定した場合にだけ有効になります。
また,「Durable」と指定した場合,次の属性も必ず指定してください。
  • subscriptionName
  • clientId
clientId String CJMSPブローカーに接続するための永続化サブスクライバーの識別子を指定します。
subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。
acknowledgeMode String
  • Auto-acknowledge
  • Dups-ok-acknowledge
Auto-acknowledge 確認応答モードを指定します。指定するモードの詳細はJMS仕様を参照してください。
endpointExceptionRedeliveryAttempts Integer 1〜2147483647 6 メッセージ配信中に例外が発生した場合に再配信する回数を指定します。
sendUndeliverableMsgsToDMQ Boolean
  • true
  • false
true Message-driven Beanが実行時例外をスローした場合で,再配信した回数がendpointExceptionRedeliveryAttempts属性に指定した回数を超えたときに,配信されなかったメッセージをデッドメッセージキューに登録するかどうかを指定します。
登録する場合は「true」,しない場合は「false」を指定します。
「false」を指定した場合,該当するメッセージはCJMSPブローカーによって,有効なコンシューマーに再配信されます(再度同じMessage-driven Beanに配信される場合もあります)。
endpointPoolMaxSize Integer 1〜2147483647 1 エンドポイントのプールの最大値を指定します。
endpointPoolSteadySize Integer 0〜2147483647 1 エンドポイントのプールの最小値を指定します。
endpointExceptionRedeliveryInterval Integer 1〜2147483647 500 例外が発生した場合にエンドポイントにメッセージを再配信する間隔をミリ秒で指定します。

(凡例)
−:指定可能値の制限または省略値はなし