Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
この節では,persistence.xmlの定義について,CJPAプロバイダ独自の機能であるエンティティオブジェクトのキャッシュ機能の定義と,データソースの指定の注意を説明します。
CJPAプロバイダで提供するエンティティオブジェクトのキャッシュ機能の定義は,persistence.xmlの<property>タグ内に指定します。persistence.xmlでのエンティティオブジェクトのキャッシュ機能の定義について次の表に示します。
表6-26 persistence.xmlでのエンティティオブジェクトのキャッシュ機能の定義
指定するプロパティ | 設定内容 |
---|---|
cosminexus.jpa.cache.size.<ENTITY> | エンティティをキャッシュする場合のキャッシュサイズを指定します。 |
cosminexus.jpa.cache.size.default | エンティティをキャッシュする場合のキャッシュサイズのデフォルトを指定します。 |
cosminexus.jpa.cache.type.<ENTITY> | エンティティのキャッシュタイプを指定します。 |
cosminexus.jpa.cache.type.default | エンティティのキャッシュタイプのデフォルトを指定します。 |
cosminexus.jpa.target-database | 接続するデータベースの名前を指定します。 |
タグの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「6.2.2 <property>タグに指定できるCJPAプロバイダ独自のプロパティ」を参照してください。
persistence.xmlでのデータソースの指定では,アプリケーションサーバの機能であるユーザ指定名前空間機能を使用して,リソースアダプタに別名を付けることができます。persistence.xmlの設定でリソースアダプタに別名を設定した場合は,Connector属性ファイルでもリソースアダプタの別名の定義が必要です。詳細については,「6.19 実行環境での設定」を参照してください。
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