Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
リレーションシップには,双方向のリレーションシップと単方向のリレーションシップがあります。双方向のリレーションシップを扱う場合,リレーションシップには所有者と被所有者があります。単方向のリレーションシップには所有者だけがあります。リレーションシップの所有者は,データベースのリレーションシップの更新を決定できます。
双方向のリレーションシップでは,次のルールが適用されます。
リレーションシップのアノテーションにはcascade属性があります。cascade属性を指定すると,エンティティに対する操作を参照先のエンティティに対しても伝播させることができます。ただし,リレーションシップのアノテーションのcascade属性にREMOVEを指定できるのは,OneToOneまたはOneToManyのときだけです。ほかのリレーションに対してcascade=REMOVEを適用した場合の動作は保証しません。エンティティがリレーションシップを持つ場合のcascade属性については,「6.4.1(4) エンティティに対する操作の伝播」を参照してください。
なお,OneToMany,ManyToManyなどのコレクションのリレーションシップでは,データベースから値をフェッチした場合に,関連するエンティティが存在しないときには,リレーションシップの値として空のコレクションを返します。
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