Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
リレーションシップには関連と方向があります。関連には,OneToOne,ManyToOne,OneToMany,およびManyToManyがあります。また,それぞれの関連の方向には,単方向と双方向があります。関連と方向を組み合わせると,リレーションシップの種類には次の7種類があります。
ある会社の従業員と部門を例にリレーションシップについて説明します。従業員と部門は次のような関連があります。
この例の場合,エンティティの双方向のManyToOne/OneToManyリレーションシップで表現します。この場合,Manyが従業員,Oneが部門となります。従業員のエンティティと部門のエンティティの関連を次の図に示します。
図6-4 従業員のエンティティと部門のエンティティの関連
なお,エンティティには,関連先のエンティティに操作を伝播させる設定ができます。この設定をカスケードといいます。カスケードが設定されていると,エンティティに対して操作した場合,操作したエンティティとリレーションシップがあるエンティティにも自動的に同様の操作が実行されます。カスケードを利用すると,ユーザは関連先のエンティティへの操作の手間を省くことができます。
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