Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
コネクション管理機能では,OpenTP1へのコネクション接続要求に失敗した場合,または電文送信に失敗した場合に,リトライします。コネクション接続要求に失敗した場合は,再度コネクション接続要求を試みます。電文送信に失敗した場合は,コネクションを切断して,新たなコネクションを接続してから再度送信を試みます。
ただし,コネクション接続要求時または電文送信時にタイムアウトが発生した場合は,リトライしません。コネクションのタイムアウトについては「4.14 OpenTP1とアプリケーションサーバ間のタイムアウトの設定」を参照してください。
コネクション管理機能では,初回のリトライ時にだけ警告メッセージを出力します。リトライ時に出力する警告メッセージについて次に示します。
表4-7 リトライ時に出力する警告メッセージ
リトライの種別 | メッセージ |
---|---|
コネクション接続要求のリトライ | KDJE58402-W |
電文送信のリトライ | KDJE58403-W |
コネクション接続要求が設定したリトライ回数分失敗した場合,未送信の電文を破棄します。
また,電文送信のリトライが設定したリトライ回数分失敗した場合,コネクションを切断して未送信の電文を破棄します。これらの場合,最後のリトライの種別に応じて次のエラーメッセージを出力します。
表4-8 リトライ回数までリトライしても失敗した場合のエラーメッセージ
リトライの種別 | メッセージ |
---|---|
コネクション接続要求のリトライ | KDJE58400-E |
電文送信のリトライ | KDJE58401-E |
コネクション接続要求または電文送信失敗時のリトライの設定は,Connector属性ファイルに指定します。指定する項目は次のとおりです。
指定方法の詳細については,「4.12.2 リソースアダプタの設定」を参照してください。
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