リソースごとに使用できるトランザクションの種類

Cosminexus V9 アプリケーションサーバ機能解説基本・開発編(コンテナ共通機能)

ここでは，次に示すリソースごとに使用できるトランザクションの種類について説明します。

それぞれのリソースで使用できるトランザクションの種類は，次の項目の設定内容によって決まります。

次に示す3種類のトランザクションサポートレベルごとに，使用できるトランザクションの種類が異なります。

なお，トランザクションサポートレベルの設定は，リソースアダプタのプロパティとして設定します。リソースアダプタの設定については，「3.4.12　実行環境での設定」を参照してください。

ライトトランザクション機能の有効／無効: ライトトランザクション機能を有効にしているか無効にしているかによって，使用できるトランザクションの種類が異なります。

＜この項の構成＞: (1)　データベース接続の場合; (2)　データベース上のキューとの接続の場合; (3)　OpenTP1接続の場合（Outboundでの接続）; (4)　OpenTP1接続の場合（Inboundでの接続）; (5)　CJMSPブローカー接続の場合; (6)　そのほかのリソースの場合

(1)　データベース接続の場合

接続方法，トランザクションサポートレベルの対応で決定される，トランザクションの種類を次の表に示します。

表3-12　使用できるトランザクションの種類（データベース接続の場合）

接続方法	トランザクションサポートレベル	ライトトランザクション機能
接続方法	トランザクションサポートレベル	有効	無効
DB Connector（DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar）（DBConnector_Oracle_CP.rar）（DBConnector_SQLServer_CP.rar）（DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rar）（DBConnector_Oracle_CP_ClusterPool_Member.rar）	NoTransaction	なし	なし
	LocalTransaction	ローカル	ローカル
DB Connector（DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rar）（DBConnector_Oracle_XA.rar）	XATransaction	－	グローバル

(2)　データベース上のキューとの接続の場合

接続方法，トランザクションサポートレベルの対応で決定される，トランザクションの種類を次の表に示します。

表3-13　使用できるトランザクションの種類（データベース上のキューとの接続の場合）

接続方法	トランザクションサポートレベル	ライトトランザクション機能
接続方法	トランザクションサポートレベル	有効	無効
DB Connector for Reliable MessagingとReliable Messaging （DBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rar）（DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rar）	NoTransaction	なし	なし
	LocalTransaction	ローカル	ローカル
DB Connector for Reliable MessagingとReliable Messaging （DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rar）（DBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rar）	XATransaction	－	グローバル

(3)　OpenTP1接続の場合（Outboundでの接続）

接続方法，トランザクションサポートレベルの対応で決定される，トランザクションの種類を次の表に示します。

表3-14　使用できるトランザクションの種類（OpenTP1接続の場合（Outboundでの接続））

(4)　OpenTP1接続の場合（Inboundでの接続）

(5)　CJMSPブローカー接続の場合

接続方法，トランザクションサポートレベルの対応で決定される，トランザクションの種類を次の表に示します。

表3-15　使用できるトランザクションの種類（CJMSPブローカー接続の場合）