Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
ネーミングで使用しているキャッシュは,クリアできます。ただし,クリアするキャッシュサイズは設定できません。ここでは,キャッシュクリアが行われるタイミングと,クリアされる範囲について説明します。
キャッシュの内容は次のどちらかのタイミングでクリアされます。
ネーミングサービスでのキャッシュクリアの範囲について説明します。
キャッシュクリアの範囲は2とおりあります。
1.の場合,キャッシュの全領域をクリアします。一方,2.の場合は,定期的に,キャッシュに保存されたオブジェクトが有効かどうかを確認し,無効なオブジェクトだけをキャッシュからクリアします。また,2.の場合,キャッシュクリアと同じタイミングで,一度検索したCORBAネーミングサービスの状態を監視します。これによって,一度検索されたCORBAネーミングサービスの場合,CORBAネーミングサービスがダウンしたあとは,該当するCORBAネーミングサービスの検索を実施しません。また,CORBAネーミングサービスが再起動すると,該当するCORBAネーミングサービスの検索を自動的に開始します。
キャッシュクリアの設定方法は,「2.8.3 キャッシング機能を使用するための設定」を参照してください。
また,障害検知機能を使用する場合は,「2.9.4 実行環境の設定(障害検知機能を使用する場合)」を参照してください。
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