Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
CTMを使用したシステム構成の場合,EJBクライアントアプリケーションからCTMデーモンに接続されているCORBAネーミングサービスに対してルックアップすることで,EJBリモートホームオブジェクトを取得できます。EJBをルックアップする際には,HITACHI_EJBから始まる名称,Portable Global JNDI名およびユーザ指定名前空間機能を使用して付与した別名が使用できます。
CTMを使用する場合のEJBのルックアップでは,EJBに別名が指定されているときは別名が使用されます。別名が指定されていないときは,デフォルトのルックアップ名が使用されます。デフォルトのルックアップ名は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内のejbserver.ctm.useGlobalJNDIパラメタで切り替えられます。
CTMを使用する場合のEJBのルックアップに使用される名称を次の表に示します。
表2-15 CTMを使用する場合のEJBのルックアップに使用される名称
前提条件 | ルックアップ名称 | |||
---|---|---|---|---|
EJBの別名指定 | ejbserver.jndi.global.enabledパラメタの値※1 | ejbserver.ctm.useGlobalJNDIパラメタの値※2 | Portable Global JNDI名の登録可否※3 | |
あり | − | − | − | EJBの別名 |
なし | true(デフォルト) | true | 登録できる | Portable Global JNDI名 |
登録できない | HITACHI_EJBから始まる名称 | |||
false(デフォルト) | − | |||
false | − | − |
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