Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

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1.1 機能の分類

アプリケーションサーバは,Java EE 6に準拠したJ2EEサーバを中心としたアプリケーションの実行環境を構築したり,実行環境上で動作するアプリケーションを開発したりするための製品です。Java EEの標準仕様に準拠した機能や,アプリケーションサーバで独自に拡張された機能など,多様な機能を使用できます。目的や用途に応じた機能を選択して使用することで,信頼性の高いシステムや,処理性能に優れたシステムを構築・運用できます。

アプリケーションサーバの機能は,大きく分けて,次の二つに分類できます。

二つの分類は,機能の位置づけや用途によって,さらに詳細に分類できます。アプリケーションサーバのマニュアルは,機能の分類に合わせて提供しています。

アプリケーションサーバの機能の分類と対応するマニュアルについて,次の図に示します。

図1-1 アプリケーションサーバの機能の分類と対応するマニュアル

[図データ]

注※1
マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

注※2
アプリケーションサーバでは,SOAP WebサービスとRESTful Webサービスを実行できます。目的によっては,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」以外の次のマニュアルも参照してください。
SOAPアプリケーションを開発・実行する場合
SOAP WebサービスやSOAPアプリケーションのセキュリティを確保する場合
XMLの処理について詳細を知りたい場合

ここでは,機能の分類について,マニュアルとの対応と併せて説明します。

<この節の構成>
1.1.1 アプリケーションの実行基盤としての機能
1.1.2 アプリケーションの実行基盤を運用・保守するための機能
1.1.3 機能とマニュアルの対応