Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

付録A.2 インストール手順

ここでは,Clientのインストール手順について説明します。

製品のインストールには,インストーラを使用します。

Clientのインストール手順を次に示します。

  1. Clientをインストールします。
    インストール後のClientのディレクトリ構成については,「付録A.3 Clientのディレクトリ構成」を参照してください。
  2. 環境変数を設定します。
    Clientで設定が必要な環境変数については,「3.3.4 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数の設定」を参照してください。
  3. リソースの見積もりと設定をします。
    Clientをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。使用するリソースの見積もりについては,次に示すマニュアルの個所を参照してください。

インストールが完了したら,EJBクライアントアプリケーションを開始します。EJBクライアントアプリケーションの動作は,直接設定ファイルを編集したり,環境変数を設定したりして設定します。

EJBクライアントアプリケーションは,cjclstartapコマンドなどを使用して開始します。手順については,「3.3 EJBクライアントアプリケーションの開始」を参照してください。

ポイント
Clientを使用してEJBクライアント環境を構築する場合は,各ユーザ定義ファイルの格納ディレクトリは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>\CCL」になります。

 

注意
Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7,またはWindows Vistaで,ログの出力先としてC:\Program Files以下のディレクトリを指定している場合,EJBクライアントアプリケーションは,管理者特権で実行する必要があります。管理者特権のないユーザが,ログの出力先としてC:\Program Files以下のディレクトリを指定して,EJBクライアントアプリケーションを実行した場合には,ログは保存されません。この場合,ログは次に示すディレクトリに保存されます。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore
07-50より前のバージョンで使用していたEJBクライアントアプリケーションを,Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7,またはWindows Vistaで使用する場合は,ログの出力先を見直す必要があります。
Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7,またはWindows Vistaの場合に管理者特権で実行する方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.6 Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7,またはWindows Vista使用時の注意事項」を参照してください。