Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)
非活性化されたEntity Beanに結び付くEJBオブジェクトのうち,指定された時間が経過したものを削除する機能です。EJBコンテナでは,タイムアウト時間を指定できます。なお,タイムアウトによってEJBオブジェクトを削除されたEntity Beanを呼び出した場合,例外(java.rmi.NoSuchObjectException)が発生します。
ローカルインタフェースのEJBローカルオブジェクトも同様にタイムアウトによる削除対象になります。Entity BeanがEJBオブジェクト,EJBローカルオブジェクトの両方を持つ場合,非活性化されたEntity Beanに対するアクセスが,指定された時間内にどちらのインタフェースからもないときは,EJBオブジェクト,EJBローカルオブジェクトを削除します。削除されたEJBローカルオブジェクトを呼び出した場合,例外(javax.ejb.NoSuchObjectLocalException)が発生します。
Entity BeanのEJBオブジェクトのタイムアウトの設定は,J2EEアプリケーションに含まれるEntity Beanの属性(プロパティ)として設定します。設定方法については,「2.11.6 cosminexus.xmlでの定義」を参照してください。
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