サブディレクトリ共有モードを使用している場合は,ログ出力先のサブディレクトリを共有できます。
EJBクライアントアプリケーションのシステムログは,EJBクライアントアプリケーション単位に作成されるログ出力先ディレクトリ(ejbserver.client.log.directoryキー,およびejbserver.client.ejb.logキーに指定したディレクトリ)下のサブディレクトリに格納されます。なお,サブディレクトリ名は,ejbserver.client.log.appidキーで指定できます。
サブディレクトリ共有モードを使用する場合,ログ出力先ディレクトリを指定するejbserver.client.ejb.logキーには,サブディレクトリ専有モードを使用する場合とは異なる値を指定してください。サブディレクトリ専有モードと同じ値を指定した場合には,サブディレクトリ専有モードでのログ出力先のサブディレクトリ数が管理できなくなります。なお,サブディレクトリ専有モードは旧バージョンとの互換用のモードです。
サブディレクトリ共有モードで動作するEJBクライアントがログの稼働情報(cjlogger.logファイル)にKDJE90002-Eメッセージを出力して終了する場合,またはKDJE90003-Eメッセージを出力する場合は,ログファイルの排他に失敗しているおそれがあります。ejbserver.client.log.lockRetryCount,およびejbserver.client.log.lockIntervalキーを使用してリトライ回数とリトライ間隔を大きくすることで,ログファイルの排他の失敗を回避できます。
EJBクライアントアプリケーションのシステムログの取得については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「4.5 EJBクライアントアプリケーションのシステムログ」を参照してください。