3.3.4 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数の設定

この節では,EJBクライアントアプリケーションの環境変数の設定について説明します。EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数を次に示します。

なお,スタンドアロンプログラム実行機能としてcjclstartapコマンドを使用する場合も,環境変数の指定が必要です。

表3-6 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数(Windowsの場合)

環境変数コマンド
cjclstartapvbj
PATH※1<Application Serverのインストールディレクトリ>¥jdk¥bin
<Application Serverのインストールディレクトリ>¥TPB¥bin
<Application Serverのインストールディレクトリ>¥PRF¥bin
VBROKER_ADM<Application Serverのインストールディレクトリ>¥TPB¥adm
PRFSPOOL※2<Application Serverのインストールディレクトリ>¥PRF¥spool
TZJST-9 など
(凡例)
○:コマンドに環境変数を指定する必要がある。設定は必須である。
▲:インストーラによって設定される。設定は任意である。
-:設定する必要がない。
注※1
環境変数「PATH」の先頭に「<Application Serverのインストールディレクトリ>¥jdk¥bin」を指定してください。
注※2
インストーラによって設定されるPRFSPOOL環境変数配下には,Performance Tracerのログが出力されますが,EJBクライアントアプリケーションを実行するマシンにPRFデーモンを配置しない場合,モジュールトレースが単調増加してしまいます。
PRFデーモンを配置しない場合は,PRFSPOOL環境変数を設定しないでください。具体的には次のどちらかの方法を実行してください。
・システム環境変数からPRFSPOOL環境変数を削除する。
・EJBクライアント実行時に,PRFSPOOL環境変数を無効にする。

表3-7 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数(UNIXの場合)

環境変数コマンド
cjclstartapvbj
LIBPATH,またはLD_LIBRARY_PATH※1/opt/Cosminexus/TPB/lib
/opt/Cosminexus/PRF/lib
PATH※2/opt/Cosminexus/jdk/bin
/opt/Cosminexus/TPB/bin
/bin
/usr/bin
VBROKER_ADM/opt/Cosminexus/TPB/adm
PRFSPOOL※3/opt/Cosminexus/PRF/spool
TZJST-9 など
(凡例)
○:コマンドに環境変数を指定する必要がある。設定は必須である。
△:設定は任意である。
-:設定する必要がない。
注※1
OSによって,使用する環境変数名が異なります。
LIBPATH:AIXの場合
LD_LIBRARY_PATH:HP-UX(IPF),またはLinuxの場合
注※2
環境変数「PATH」の先頭に「/opt/Cosminexus/jdk/bin」を指定してください。
注※3
PRFSPOOL環境変数配下にはPerformance Tracerのログが出力されますが,EJBクライアントアプリケーションを実行するマシンにPRFデーモンを配置しない場合,モジュールトレースが単調増加してしまいます。
PRFデーモンを配置しない場合はPRFSPOOL環境変数を設定しないでください。具体的には,EJBクライアント実行時に,PRFSPOOL環境変数を無効にしてください。

実行環境がAIXの場合は,上記の表に示す環境変数とは別に,AIX固有の環境変数を設定する必要があります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「付録H.2 AIX固有の環境変数」を参照してください。