2.1 この章の構成

EJBコンテナは,Enterprise Beanの実行を制御し,Enterprise Beanに各種のサービスを提供する実行環境です。

EJBコンテナの機能と参照先を次の表に示します。

表2-1 EJBコンテナの機能と参照先

機能参照先
Enterprise Beanの実行2.2
EJB仕様準拠のチェック2.3
CMPフィールドとデータ型のマッピング2.4
EJBコンテナのJNDI名前空間へのリファレンス登録※12.5
外部リソースとの接続2.6
Enterprise Beanでのトランザクション管理※22.7
Entity Beanのキャッシュモデル2.8
Enterprise Beanのプールの管理2.9
Enterprise Beanへのアクセス制御2.10
EJBコンテナでのタイムアウトの設定2.11
Timer Serviceの機能2.12
EJBのリモートインタフェースの呼び出し2.13
EJBコンテナの通信ポートとIPアドレスの固定(TPBrokerのオプション)2.14
インターセプタの使用2.15
ローカルビジネスインタフェースの省略(No-Interface viewの利用)2.16
Session Beanの非同期呼び出し2.17
Session Synchronizationのアノテーションでの指定2.18
Singleton Session Beanの利用2.19
注※1
J2EEサービスのネーミング管理機能の利用によって実現します。管理機能の概要については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2. ネーミング管理」を参照してください。
注※2
J2EEサービスのトランザクション管理機能の利用によって実現します。J2EEサービスのトランザクション管理の概要については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3. リソース接続とトランザクション管理」を参照してください。

なお,アプリケーションサーバで提供するEJBコンテナの機能には,JavaEEで規定された機能にアプリケーションサーバ独自の機能を拡張したものと,アプリケーションサーバ独自の機能として提供しているものがあります。アプリケーションサーバ独自の機能かどうかについては,「1. アプリケーションサーバの機能」を参照してください。

また,EJBクライアントで使用できる機能については,「3. EJBクライアント」を参照してください。