2.6 デフォルトの文字エンコーディング設定機能

この節では,デフォルトの文字エンコーディング設定機能について説明します。

アプリケーションサーバでは,Servlet仕様に準拠した文字エンコーディングおよびアプリケーションサーバ独自の文字エンコーディングが設定できます。

この節の構成を次の表に示します。

表2-17 この節の構成(デフォルトの文字エンコーディング設定機能)

分類タイトル参照先
解説デフォルトの文字エンコーディングの設定単位2.6.1
デフォルトの文字エンコーディングの適用個所と適用条件2.6.2
JSP事前コンパイル実行時の文字エンコーディングの適用2.6.3
設定できる文字エンコーディング2.6.4
実装デフォルトの文字エンコーディングの実装(Servlet仕様の場合)2.6.5
DDでの定義2.6.6
設定実行環境での設定2.6.7
注意事項デフォルトの文字エンコーディングの注意事項2.6.8

注 「運用」について,この機能固有の説明はありません。


リクエストのデコードやレスポンスのエンコードで使用する文字エンコーディングは,Servlet仕様に準拠した設定をする場合,サーブレットやJSPファイルごとに設定を記述します。アプリケーションサーバでは,Servlet仕様に準拠した設定のほかに,次の二つの方法でデフォルトの文字エンコーディングを設定できます。

これによって,Webアプリケーション開発時に,サーブレットやJSPファイルに記述する文字エンコーディングの設定を省略できます。また,J2EEサーバまたはWebアプリケーションごとに,容易に文字エンコーディングを統一できます。

省略できるServlet仕様での文字エンコーディング設定を,次の図に示します。

図2-9 省略できるServlet仕様での文字エンコーディングの設定

[図データ]

この節では,デフォルトの文字エンコーディング設定について説明します。

<この節の構成>
2.6.1 デフォルトの文字エンコーディングの設定単位
2.6.2 デフォルトの文字エンコーディングの適用個所と適用条件
2.6.3 JSP事前コンパイル実行時の文字エンコーディングの適用
2.6.4 設定できる文字エンコーディング
2.6.5 デフォルトの文字エンコーディングの実装(Servlet仕様の場合)
2.6.6 DDでの定義
2.6.7 実行環境での設定
2.6.8 デフォルトの文字エンコーディングの注意事項