J2EEサーバと同じマシンに配置したEADsサーバを使用してセッション情報を引き継ぐ構成について説明します。
セッション情報を格納するためのEADsサーバをJ2EEサーバと同じマシンに配置します。OSがLinuxの場合に適用できます。
また,J2EEサーバとEADsサーバ間でデータをやり取りするためのEADsクライアントはJ2EEサーバ上で動作します。
J2EEサーバと同じマシンに配置したEADsサーバを使用してセッション情報を引き継ぐ場合の構成の例を次の図に示します。
図3-50 J2EEサーバと同じマシンに配置したEADsサーバを使用してセッション情報を引き継ぐ構成の例
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
それぞれのマシンに必要なソフトウェアとプロセスについて説明します。
EADsセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,EADsサーバと,EADsサーバに接続するためのEADsクライアントをインストールする必要があります。必要なソフトウェアを次の表に示します。
分類 | 必要なソフトウェア |
---|---|
EADsサーバ | Elastic Application Data store for Application Server |
EADsクライアント | Elastic Application Data store Client for Application Server |
運用管理サーバマシンには,Application Serverをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
Webクライアントマシンには,Webブラウザが必要です。