3.15 そのほかの構成を検討する

この節では,前の節までに説明した以外の構成について説明します。

ポイント
この節で説明する構成は,旧バージョンとの互換性を保つための構成など,07-00以降のシステムでは推奨されていない互換用の構成です。07-00以降のアプリケーションサーバで新規にシステムを構成する場合は,前の節までに説明した構成を使用することをお勧めします。
互換用の構成と,同等の機能を実現できる07-00以降で推奨されている構成の対応について,次の表に示します。

表3-3 互換用の構成と推奨構成の対応

互換用の構成07-00以降で推奨されている構成推奨されている構成についての参照先
Webサーバとアプリケーションサーバを異なるマシンに配置する構成リダイレクタモジュールを組み込んだWebサーバとJ2EEサーバは同じマシンに配置することが推奨されています。
リダイレクタを利用して負荷分散する構成サーブレット/JSPに対する負荷分散には負荷分散機を使用することが推奨されています。
CORBAネーミングサービスをアウトプロセスで起動する構成CORBAネーミングサービスはインプロセスで起動することが推奨されています。※2

(凡例)-:該当しない。

注※1 Webサーバと連携する場合の構成は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」の「3.3.1 Webサーバ連携時のリバースプロキシの配置」も必要に応じて参照してください。

注※2 3.4~3.14で説明したすべての構成,およびマニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」の「3. セキュリティを確保するためのシステム構成」で説明しているすべての構成で使用できます。


このほかの互換用の構成については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 互換編」の「2. ベーシックモード」およびマニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 互換編」の「3. サーブレットエンジンモード」を参照してください。

<この節の構成>
3.15.1 Webサーバとアプリケーションサーバを異なるマシンに配置する構成
3.15.2 リダイレクタを利用して負荷分散する構成
3.15.3 CORBAネーミングサービスをアウトプロセスで起動する構成