3.4.3 ネットワークドライブへアクセスするときの制限事項(Windowsの場合)

Windows の場合,次の表に示す構成ソフトウェアは,ネットワークドライブへアクセスするときに制限が発生します。構成ソフトウェアごとの制限事項を次の表に示します。

また,Windows の仕様によって,サービスから起動するプログラムは,ネットワークドライブへのアクセスに制限がありますので,注意してください。

表3-2 ネットワークドライブへアクセスするときの制限事項

構成ソフトウェア制限事項
Component Container(32ビット版のWindowsの場合)サーバ通信エージェントはサービスから起動されます。このため,サーバ通信エージェントはネットワークドライブにアクセスできません。サーバ通信エージェントのログの出力先,処理データ格納先,および作業ディレクトリにネットワークドライブを指定しないでください。
Component Transaction MonitorWindowsのサービスを利用してComponent Transaction Monitorを起動する場合は,CTMSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。
HTTP ServerHTTP Serverからネットワークドライブにアクセスできません。
Performance TracerWindowsのサービスを利用してPerformance Tracerを起動する場合は,PRFSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。
Reliable Messaging次に示すReliable Messagingのコンフィグレーションプロパティには,ネットワークドライブ上のファイルやディレクトリを指定しないでください。
  • QueueConfigFileName
  • QueueMakeFileName
  • RMTRTransferControlDir
TPBrokerORB機能で使用する環境変数やプロパティに,ネットワークドライブまたはネットワークドライブ上のファイルを指定しないでください。
HiRDB Embedded Server Version 8電源入力時は,ネットワークドライブは接続されていないため,Windowsのサービスを利用して起動できません。このため,ネットワークドライブへインストールしたり,データベースの環境を構築したりしないでください。
DABroker Library(32ビット版のWindowsの場合)DABTMP(作業ディレクトリ)には,ネットワークドライブ上のディレクトリは指定できません。DABTMPについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 互換編」の「4.25 共通設定項目」を参照してください。