Windows の場合,次の表に示す構成ソフトウェアは,ネットワークドライブへアクセスするときに制限が発生します。構成ソフトウェアごとの制限事項を次の表に示します。
また,Windows の仕様によって,サービスから起動するプログラムは,ネットワークドライブへのアクセスに制限がありますので,注意してください。
表3-2 ネットワークドライブへアクセスするときの制限事項
構成ソフトウェア | 制限事項 |
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Component Container(32ビット版のWindowsの場合) | サーバ通信エージェントはサービスから起動されます。このため,サーバ通信エージェントはネットワークドライブにアクセスできません。サーバ通信エージェントのログの出力先,処理データ格納先,および作業ディレクトリにネットワークドライブを指定しないでください。 |
Component Transaction Monitor | Windowsのサービスを利用してComponent Transaction Monitorを起動する場合は,CTMSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。 |
HTTP Server | HTTP Serverからネットワークドライブにアクセスできません。 |
Performance Tracer | Windowsのサービスを利用してPerformance Tracerを起動する場合は,PRFSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。 |
Reliable Messaging | 次に示すReliable Messagingのコンフィグレーションプロパティには,ネットワークドライブ上のファイルやディレクトリを指定しないでください。
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TPBroker | ORB機能で使用する環境変数やプロパティに,ネットワークドライブまたはネットワークドライブ上のファイルを指定しないでください。 |
HiRDB Embedded Server Version 8 | 電源入力時は,ネットワークドライブは接続されていないため,Windowsのサービスを利用して起動できません。このため,ネットワークドライブへインストールしたり,データベースの環境を構築したりしないでください。 |
DABroker Library(32ビット版のWindowsの場合) | DABTMP(作業ディレクトリ)には,ネットワークドライブ上のディレクトリは指定できません。DABTMPについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 互換編」の「4.25 共通設定項目」を参照してください。 |