アプリケーションサーバが対応している標準仕様について示します。また,アプリケーションサーバでの実装の詳細や留意事項について主に説明しているマニュアルも合わせて示します。
表4-4 Java EEの標準仕様
仕様 | 備考 | 主な参照先マニュアル※ |
---|---|---|
Servlet 2.3/Servlet 2.4/Servlet 2.5/Servlet 3.0 | Servlet 3.0仕様で規定された機能のうち,アプリケーションサーバで使用できる機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「6.1 Servlet仕様およびJSP仕様で追加,変更された機能のサポート範囲」を参照してください。 | 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
JSF 2.1 | - | |
JSP 1.2/JSP 2.0/JSP 2.1 | JSP 1.1は使用できません。 | |
JSP Debugging 1.0 | - | |
EJB 2.0
| - | 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ) |
EJB 2.1 | CMP機能のうちEJB2.1での拡張部分,<service-ref>タグを使用したWebサービス連携機能は使用できません。 | |
EJB 3.0(Session Bean) | - | |
EJB 3.1 | - | |
Bean Validation 1.0 | - | 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
CDI 1.0 | - | |
Common Annotations 1.1 | - | |
JDBC 2.0コア/JDBC 2.0オプションパッケージ | - | |
JDBC 3.0 | 接続に使用するJDBCドライバが,JDBC 3.0またはJDBC4.0仕様で規定された機能をサポートしている必要があります。 | |
JDBC 4.0 | ||
JMS 1.0.2 | Reliable MessagingまたはTP1/Message Queue - Accessを使用する場合は,JMS1.0.2であることが前提です。また,Topicを含む一部の機能に制限があります。 | |
JMS 1.1 | JMS1.1を使用する場合,次の条件があります。
| |
Connector 1.0(JCA 1.0) | - | |
Connector 1.5(JCA 1.5) | - | |
JTA 1.0.1
| リソースアダプタのDD(ra.xml)のtransaction-supportでLocalTransactionを指定し,ビジネスロジック中にリモートでJavaVMの呼び出しをしない場合に,ローカルトランザクション(local)が利用できます。 ライトトランザクションが有効になっているときは,グローバルトランザクション(global)を使用できません。なお,ライトトランザクションについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.14.5 ライトトランザクション」を参照してください。 | |
JTA 1.1 | - | |
JPA 1.0 | - | |
JavaMail 1.2 | 送信のプロトコルとしてはSMTPおよびSMTPSを,受信のプロトコルとしてはPOP3を使用できます。 | |
JavaMail 1.3 | ||
JavaMail 1.4 |
(凡例)-:該当なし
注※ マニュアル名の「アプリケーションサーバ」は省略しています。
XML関連の標準仕様に関する留意事項については,マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」を参照してください。Webサービス関連の標準仕様のアプリケーションサーバでの留意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド」およびマニュアル「XML Security - Core ユーザーズガイド」を参照してください。
SSL関連の標準仕様に関する留意事項については,マニュアル「HTTP Server」およびマニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」を参照してください。
OMG分散オブジェクト関連の標準仕様に関する留意事項については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド」,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」およびリリースノートを参照してください。