アプリケーションサーバの機能は,J2EEアプリケーションを実行するシステムとバッチアプリケーションを実行するシステムとで使用できる機能が異なります。
J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合に使用できる主な機能について次の表に示します。
表4-2 アプリケーションサーバの主な機能(J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合)
機能分類 | 概要 |
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Java言語 | Java SE 6に対応しています。※ |
Webサーバ | Apache HTTP ServerをベースにSecure Sockets Layer(SSL)をサポートしたミッションクリティカル分野向けのWebサーバ(HTTP Server)を提供しています。 |
Webコンテナ | Servlet 3.0およびJSP 2.1に対応したWebコンテナを使用できます。JSFを利用したWebアプリケーションも開発・実行できます。 また,インプロセスHTTPサーバ機能など,独自の機能を提供しています。 |
EJBコンテナ | 次のEnterprise Beanを実行できるEJBコンテナを提供しています。
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リソース接続とトランザクション管理 | 次の機能に対応したリソース接続とトランザクション管理ができます。
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スレッドの非同期並行処理 | 次の機能を使用できます。
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XMLプロセッサ | JAXP仕様(DOM/SAX/XSLT/XPath/XMLSchemaの各仕様を含む),StAX仕様,JAXB仕様に対応しています。 |
Webサービス | 次のWebサービスの実行および開発ができます。
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OLTP技術の適用 | 次の機能を使用できます。
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可用性向上 | 次の機能を使用できます。
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セキュリティ管理 | 次の機能を使用できます。
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セキュリティ管理(SOAP Webサービス) | 次の機能を使用できます。
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フレームワーク・ライブラリ・DI仕様への対応 | 次の機能を使用できます。
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アプリケーション開発 | 次の機能を使用できます。
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システム構築 | 次の機能を使用できます。
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システム運用 | 次の機能を使用できます。
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クラスタソフトウェアとの連携 | 次のクラスタシステムを運用できます。
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JP1との連携 | JP1の各製品と連携して次の機能を使用できます。
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注※ 対応するOracle社のJDKバージョンはJDK 6です。JDK 6で使用できるコマンドやAPIの使用方法については,該当ページ(http://docs.oracle.com/javase/6/docs/index.html)を参照してください。
バッチアプリケーションを実行するシステムの場合に使用できる主な機能について次の表に示します。
表4-3 アプリケーションサーバの主な機能(バッチアプリケーションを実行するシステムの場合)
機能分類 | 概要 |
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Java言語 | Java SE 6に対応しています。※ |
バッチサーバ | 次の機能を実現できるバッチサーバを提供しています。
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リソース接続とトランザクション管理 | 次の機能に対応したリソース接続とトランザクション管理ができます。
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XMLプロセッサ | JAXP仕様(DOM/SAX/XSLT/XPath/XMLSchemaの各仕様を含む),StAX仕様,JAXB仕様に対応しています。 |
可用性向上 | 次の機能を使用できます。
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セキュリティ管理 | 次の機能を使用できます。
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アプリケーション開発 | 次の機能を使用できます。
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システム構築 | 次の機能を使用できます。
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システム運用 | 次の機能を使用できます。
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クラスタソフトウェアとの連携 | 次のクラスタシステムを運用できます。
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JP1との連携 | JP1の各製品と連携して次の機能を使用できます。
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注※ 対応するOracle社のJDKバージョンはJDK 6です。JDK 6で使用できるコマンドやAPIの使用方法については,該当ページ(http://docs.oracle.com/javase/6/docs/index.html)を参照してください。